台湾の葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

台湾の葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

(flickr By Jorge Láscar)

中国文化が色濃く残る台湾のお葬式・葬儀は日本とは全く違います。もし参加する際、何も知らないままだとマナー違反を犯してしまったり苦労する事もあるでしょう。そこで今回は、そんな台湾の葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識をご紹介します。これで万が一台湾の葬儀・葬式に参加する事になっても安心です。

 

台湾の葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

 

1. 葬儀の期間が日本よりも長い

台湾の葬式・葬儀の期間というのは日本よりも遥かに長く、親族のやるべき事ということもとても多いのが特徴です。49日などの考えも台湾にはありますが、そういうのも含めて伝統的な葬式の場合は1週間以上行う事が多く長ければ2ヶ月、3ヶ月近くも行う事があります。ですが日本のようにお葬式をあげるのは同じように1日だけ。それ以外の期間は親族と故人との別れの時間という捉え方をし、それを全て含めて葬儀と考えています。

 

2. なぜそれほど長いのか

台湾では結婚式やお葬式・葬儀、引越しといったものまで農民曆という何月何日が何をするのに最適な日かという、日本でいう「大安・吉日・仏滅」といったのをもっと細かくした本が一家に一冊あり、それを参考にお葬式や葬儀の日程を決めます。ですので、もし最適な日というのが2週間後などになる場合はそれまで葬儀は行われません。また親族は全ての儀式が終了するまでの間、髪を切ってはいけないという風習などがあります。

 

3. 台湾独特の形式で行われる葬式・葬儀

日本でいう霊柩車のような車で故人を送るという事もありますが、台湾の霊柩車は形や風格が全く違います。トラックに花をちりばめたような日本では見る事のできない装飾をしているのが特徴的です、また葬式・葬儀の形式もなくなった故人によって異なり、日本のようにつつましく行われる事もあれば、若い男性が亡くなった時には若い女性を雇ってきてもらい葬式でマイクを持って故人に泣きながら語りかけるというパフォーマンスを行う事もあり、にぎやかな事が好きな故人であれば、バンド演奏やセクシーな女性ダンサーをよんでセクシーなダンスを故人の周りで踊ると言ったパフォーマンスもみられます。

全て故人がよろこんでくれるならといった事から行うのですが、日本では考えられないような葬式のスタイルが台湾では今なお行われております。しかし当然全てが全てこのスタイルという訳ではありません。キリスト教が多い台湾では神式で葬儀を行う人も少なくありませんので、故人がどのようなスタイルで執り行うかというのは確認してみるのが一番いいかもしれませんね。

 

4. 服装や香典のルール

日本と葬儀や葬式の形式、スタイルというのが全く違う台湾の葬式・葬儀ですので当然服装のルールというのも異なってきます。台湾では赤い色はお祝いごとなどの時に身につける色とされているためお葬式の際は赤色はマナー違反です。ですが80歳以降に亡くなった人は人生を全うしたとても良い人生だと考えられているため、80歳以降に亡くなった故人をお送りする葬儀の際は赤い服やアクセサリーを着用してもOKとされています。また台湾にも日本の香典を渡すといった習慣はありますが、ここでも注意が必要です。

台湾での一般的なお葬式の場合は白い封筒に包んで香典を渡すのですが、先ほども述べた通り80歳以降に亡くなった方は悲しい事ではないと考えられているため白い封筒で香典を渡すのはタブーとされています。ですので、この時は正月やお祝い事で渡す紅包という赤い封筒に入れて香典を渡します。

 

5. 日本とは違う死後の考え方

日本では昔から人が亡くなったら天国に行ったり地獄にいったりと考えられていたり、人が亡くなったら星様になる。などよくお母さんが子供に話しているシーンなどをアニメやドラマなどでもよく見かけますが、台湾では人が亡くなると土の中に帰ると考えられています。日本とは違い、人が亡くなって天国に行くのはお坊さんなどが亡くなった時に神になるために天国に行き、それ以外の人は土の中に帰り49日が終わった後に、次の人生をスタートさせるため赤ちゃんへと生まれ変わると言われています。

台湾では一般的に土葬が行われている関係からこのように考えられえているのではないかと言われており、今でも火葬と土葬の割合が半分半分で行われています。

 

6. 葬式が終わるまでにする事

また土の中に帰った後、土の中でも一つの「社会」があると考えられており生活をするためにはお金が必要なので、遺族は49日が終わるまでの間、毎日お金を模した紙を家の前などで焼きます。それが故人へと届くとして、今なおその風習は残っており、中にはお腹を空かせてはいけないとお弁当型や家に入るために鍵型のものを燃やすこともあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日本とは全く違う台湾の葬儀・葬式。お焼香といった文化もなかったり、伝統的な葬儀であればあるほど日本とは全く違った葬儀・葬式を見ることができます。マナーやルールといったものも日本とは全く違うため。もしも台湾の葬儀に参加する機会などがあれば本日総会した6つの豆知識を参考に参加してみてくださいね。

 

台湾の葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

1. 葬儀の期間が日本よりも長い
2. なぜそれほど長いのか
3. 台湾独特の形式で行われる葬式・葬儀
4. 服装や香典のルール
5. 日本とは違う死後の考え方
6. 葬式が終わるまでにする事

 


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