イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選

イタリア語をある程度勉強すると、スラングの単語に出会うことがあるでしょう。基本的なイタリア語のレッスンでは、スラングは覚えなくとも十分コミュニケーションできるのであえて習得に取り入れないのが一般的です。

ただ、イタリア語のスラングは映画や雑誌などにはよく出てくるので、よりイタリアを楽しむには知っておくといいですし、何より間違って使って誤解を招かないためにもここで覚えておきましょう。

今回は、イタリア語で絶対使ってはいけない超危険な単語20フレーズをご紹介します。

 

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選

 

1. Vaffanculo! / ヴァッファンクーロ! / くそくらえ!

イタリア語で絶対に使ってはいけない超危険な単語20選

相手や物事に対してけなすイタリア語のスラングの中でもとても汚い単語で、「くそくらえ!」の意味です。激怒したときに使われ、口調も怒鳴るような言い方になります。言われた相手はかなりの中傷を受けます。

ネイティブでないとあまり言葉の重さにピンとこないときがありますが、覚えたからといってくれぐれも軽く使わないようにしましょう。

なお、現地に行ったら挨拶はぜひイタリア語でしてください。以下の記事でイタリア語の基本的な挨拶をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

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旅行もさらに楽しくなること間違いなしです!

 

2. Figlio di puttana! / フィリオ ディ プッターナ! / 馬鹿野郎!

スラングの中でも侮辱の意味が重い言葉です。イタリア語で”puttana”は「売春婦」の意味があり、いわゆる英語で言う”Son of bitch!”です。「馬鹿野郎!」という意味とともに、「お前は売春婦(母)の息子だ!」と家族までを中傷する怒りを表現する言葉です。

同様に”Figlio di mignotta”(フィリオ ディ ミニョッタ)とも言われる場合もあります。

 

3. Bastardo! / バスタルド! / 得体の知れないやつ!

“Bastardo”はもともとイタリア語で「庶子」や「雑種」の意味で使われます。憎らしい相手に対する責めのスラングとして使われています。「得体の知れない家族の息子!」という意味で思い切り相手に屈辱を受けさせます。

 

4. Testa di cazzo! / テスタ ディ カッツォ! / 馬鹿げたことしてるな!

相手の行動を非難する時や、不能さを思いきりバカにした時に使うイタリア人が頻繁に使う言い方です。「お前は何て馬鹿げたことをやっててんているんだ!」など侮辱する意味です。激怒しない時でもさりげなく口にされるスラングです。”Cazzo!”のみでも頻繁に使われ「畜生!」などのくやしい思いが含まれます。

通常文の「何をしているの?」に、この単語を加えると「何てバカなことをしているんだ!?」と苛立たちの意味になります。”Cazzo”は又”minchia”(ミンキア)と代用されることもあり、主にシチリアで話されていますがイタリア語のスラングとして一般的に用いられています。

 

5. Faccia da culo! / ファッチャ ダ クーロ! / ケツみたいな顔だな!

イタリア語のスラングとしては程度が中級のものですが、言われた相手はいい気がしません。単語一つ一つの意味は”faccia”は「顔」、”culo”は「おケツ」を表し、フレーズ全体は「おケツの顔」の意味となり相手を十分侮辱します。

 

6. Porca boia! / ポルカ ボイア! / しまった!

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選1

苦笑いしながら使うことができる軽いスラングです。「しまった!」や「まったく!」など感嘆符として使用されます。”Boia”の単語はイタリア語で「裏切り者」という意味があります。

 

7. Porca miseria! / ポルカ ミゼリア! / おっと!

「しまった!」「おっと!」など“Porca boia”同様、自然な感情のノリで周囲の人の目を気にせず使うことができます。日常生活のイタリア語会話で頻繁に使われ、スラングの中でもあまり中傷を受けない単語の組み合わせです。

 

8. Pezzo di merda! / ペッツォ ディ メルダ! / お前はクソだ!

メルダはイタリア語で「クソ」の意味があるように汚い単語のスラングです。相手を侮辱するときに憎みを込めて相手に言いぶつけます。”Pezzo”は「一片」の意味があり「お前は一片のクソだ!」と最低レベルの人間と思わせます。

 

9. Troia! / トロイア! / 売春婦め!

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選2

イタリア語でTroiaは”売春婦”の意味で女性に対して中傷する単語です。男性、女性ともが怒りの対象である女性に対して使います。このスラングを言われた女性は卑屈な思いを100%受けます。

 

10. Porca puttana! / ポルカ プッターナ! / ちくしょう!

イタリア語の驚嘆スラングです。「畜生!」や「しまった!」の意味で突発的に口にするスラングです。フレーズは人や物事双方に対して使われますが、それほど重い中傷言葉ではありません。

 

11. Schifo! / スキーホ! / 気持ちワル!

外部からの受けた影響で「気持ち悪い!」という意味のイタリア語です。屈辱の受け与えに関係なく、蛇や汚いものなど気分を害するものを見たときや聞いたときに気軽に使われます。

一般的なスラングとして日常生活に浸透しており、単語自体は言われてもさほど後に残らないスラングです。

 

12. Cretino! / クレティーノ! / 低脳なやつめ!

いわゆるクレチン症の意味のスラングです。イタリア語でも日本語で使われる単語と意味が似通っているので、感覚がつかみやすいでしょう。バカバカしいミスを侵したとき「馬鹿野郎!」と、文字通り低脳の意味で使われるポピュラーなスラングです。

なお、イタリア人はスポーツ観戦するときスラングをかなり発します。スラングは使わないように気をつけながら、ぜひ以下の記事で特集しているイタリア語を使ってみてください。現場がさらに盛り上がりますよ。

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13. Imbecile! / インベチーレ! / バカ!

イタリア語で「バカ」「アホ」という意味の単語です。不注意で生じさせた相手の行動や出来事に対して、苛立ちと後悔の意味で使われる感嘆符です。老若男女誰でもがあちらこちらで使うスラングです。

 

14. Va a cagare! / ヴァ ア カガーレ! / 消え失せろ!

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選3

納得のいかない物事や人に対して「消え失せろ!」の意味のスラングです。ひどい侮辱的な言葉ではありませんが、”cagare”は「ウンチをする」という単語で、フレーズ全体の意味では「クソをしに行け!」という口汚いイタリア語になります。

 

15. Frocio! / フローチョ! / ゲイめ!

イタリア語でいわゆる「ゲイ」の意味です。イタリアを始め海外ではとりわけ男性の同性恋愛が頻繁にニュースに取り上げられる中、けなしの意味でスラングとしても使われています。ちょっとした苛立ちを発散するために相手を軽く責めたり、侮辱するときに使われます。

同様の意味で”Finocchio”(フィノッキオ)や”Rottinculo!”(ロッティンクーロ!)もポピュラーです。いずれの単語とも主に男性に対して使われます。

 

16. Stronzo! / ストロンツォ! / 汚いやつ!、くだらない!

相手が汚い態度をとったときにいい飛ばすスラングです。女性に対しては”Stronza!”(ストロンツァ)となります。物事に対しては「くだらない」「馬鹿げた」という単語の意味になり”Stronzata!”(ストロンツァータ!)と怒りの感情を同様に表現します。イタリア語のスラングでも実用的です。

 

17. Cane! / カーネ! / 最低!

「犬」の意味で辞書にも載っているスラングですが、言い方を変えると相手を中傷する表現になります。イタリアではこの単語を人に対して使われると低層の意味になり、「最低!」と相手に劣等感を思わせます。女性に対しては”Cagna!”(カーニャ!)と性によって語尾変化するイタリア語の文法にそった形式になります。

 

18. Vigliacca boia! / ヴィリヤッカ ボイア! / ちくしょう!

怒りを込めて「畜生!」と叫びます!感嘆符として、悔しい思いをした時に使用されるスラングです。イタリア語で”vigliacca”は「悪党」(女性)の意味があり、”boia”は「裏切り者」の意味からフレーズの重さが伝わります。

 

19. Maledetto! / マレデット! / この野郎!

イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選4

「呪われた」「憎むべき」という激怒を表現した意味の強い単語です。イタリア語の会話では、「この野郎!」や「畜生!」の意味として相手を罵ります。主に感嘆符として使われるスラングです。

 

20. Fifone! / フィフォーネ! / 臆病者め!

「恐がり者」や「臆病者」として嫌味を込めて使われます。明るく冗談っぽくからかいながら友人同士で気軽に使われたりします。イタリア語のスラングでも無難な単語です。

 

まとめ

いかかでしたか?
イタリア語のスラングには軽いものから重いものまで様々ですが、いずれも言われた時には良い気分にはならない言葉です。スラングが使われる状況は緊張感が張りつめた雰囲気です。言う側にも言われる側にも納得のいかない理由があり、口論が始まってしまいます。

イタリア語初心者の人はスラングを使うことはないと思いますが、慣れた人はさらにスラングを使う、使われる状況をしっかりと把握することが大切です。スラングの単語やフレーズをよりよい和解の解決法として使い分けられれば、あなたもイタリア語のエキスパートです!

なお、スラングとは逆にイタリア語には名言やことわざなど、素敵な言い回しがたくさんあります。以下にそれらをまとめましたので、ぜひ綺麗な気持ちになってイタリア語にまた触れてみてください。

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イタリア語で使ってはいけない危険なスラング単語20選

1. Vaffanculo! / ヴァッファンクーロ!
くそくらえ!

2. Figlio di puttana! / フィリオ ディ プッターナ!
馬鹿野郎!

3. Bastardo! / バスタルド!
得体の知れないやつ!

4. Testa di cazzo! / テスタ ディ カッツォ!
馬鹿げたことしてるな!

5. Faccia da culo! / ファッチャ ダ クーロ!
ケツみたいな顔だな!

6. Porca boia! / ポルカ ボイア!
しまった!

7. Porca miseria! / ポルカ ミゼリア!
おっと!

8. Pezzo di merda! / ペッツォ ディ メルダ!
お前はクソだ!

9. Troia! / トロイア!
売春婦め!

10. Porca puttana! / ポルカ プッターナ!
ちくしょう!

11. Schifo! / スキーホ!
気持ちワル!

12. Cretino! / クレティーノ!
低脳なやつめ!

13. Imbecile! / インベチーレ!
バカ!

14. Va a cagare! / ヴァ ア カガーレ!
消え失せろ!

15. Frocio! / フローチョ!
ゲイめ!

16. Stronzo! / ストロンツォ!
汚いやつ!、くだらない!

17. Cane! / カーネ!
最低!

18. Vigliacca boia! / ヴィリヤッカ ボイア!
ちくしょう!

19. Maledetto! / マレデット!
この野郎!

20. Fifone! / フィフォーネ!
臆病者め!

 


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