フランス・パリの天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

フランス・パリの天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

フランスの首都パリにも日本と同じく春夏秋冬の四季が存在します。1年間通して日本よりも遥かに寒いですが時期によっては日照時間が非常に長く、いくつか日本と異なる特徴があります。そこで今回は、年間を通したパリの天気の特徴など、旅行前に知っておくべき7つの情報をご紹介します。

 

フランス・パリの天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

 

1. パリの春は東京の春よりも1か月遅い

パリの春は日本の首都・東京と比べると遅めです。3月ともなると寒さも緩んで来ますがパリの春はまだまだ寒く3月末の日曜日にはサマータイムに切り替わる事もあり徐々に日照時間が長くなってくるので心も晴れやかになって来ます。4月頃には日中のお天気は晴れ間が多く朝や夕方に小雨が降る事も多くありますが1日中雨が降ると言う事は少なくなります。ですが折り畳み傘は必ずお持ちになられた方がよろしいです。傘は日本のものの方が丈夫で値段も安いのでおすすめです。

パリの春の平均気温は7〜12℃、最高気温は16℃前後です。日中の気温は春らしくなってくるのですが朝晩は10℃以下の事が多いです。季節の変わり目ですので調節しやすい上に羽織れる物をお持ちになられると便利です。また3月にはマフラーはまだ必需品ですし4月5月にもスカーフは絶対的に必要です。大判のストールなども肌寒い日には役立ちますのでおすすめです。

この季節には色々な服装の人が居ます。冬の装いの人も春らしい装いの人も本当に様々です。靴もブーツ、パンプス、ス二ーカーと色々です。自分の動く時間帯によって脱ぎ着しやすい服装を考慮しましょう。春とは言え乾燥しますので保湿ケアも忘れずに行いましょう。

 

2. パリの夏は短く夜は22時過ぎまで明るい

パリの夏は日本の夏と違い湿気が非常に少なくて紫外線は強いですがカラリと晴れたお天気が多く1年で最も過ごしやすい季節です。30℃を超える日は年に数日しかありませんので暑くて寝苦しい夜を経験する事は非常に稀です。外はどんなに暑くても家の中や木陰はヒンヤリしますので暑くてたまらない時には建物の影や屋内に入ってしまうと良いでしょう。一般家庭や通常のレストランやブティックなどには一般的にクーラーはありません。フランスの夏は日本の夏と比べて格段に短いのが特徴です。

パリの夏の平均気温は20℃前後と過ごしやすく最高気温は25℃前後です。朝晩は冷え込みますので薄手の上着は絶対的に必要です。昼間は半袖に短パンやミニスカート、サンダルなどで過ごせますが観光旅行で寺院や教会等へ行くご予定のある方は大判の薄手のストールなどで肌を隠せるものをお忘レになりません様に。場合によっては入場を断られる場合もございますのでご注意ください。

7〜8月のパリは1年のうちで一番日照時間の長い季節です。夜は22時過ぎまで明るいので観光もお散歩も思う存分に楽しめます。入場時間をよく確認して夏のさわやかなパリをお楽しみください。夕暮れ時には気温が一気に下がりますのでご注意ください。帽子は紫外線が強いのでサングラスと共に必需品です。日焼け止めなどは日本よりもガード率の高いものが沢山売られていますので現地で購入されるのも一案です。また日本から扇子や団扇をお持ちになられると重宝します。

 

3. パリの秋は急激に寒くなるので要注意

パリの秋は日本と違って残暑が厳しいと言う事はなく9月になるとすぐに秋らしくなります。9月の中旬には既に秋本番と言った感じになり朝晩も急激に冷え込みますので上着は絶対に必要です。また9月頃は夏から秋に切り替わる季節の変わり目ですので天候も変化しやすく霧雨のようなにわか雨が降る事が多くあります。荷物にならない折り畳み傘は始終携帯される事をおすすめします。寒がりな方はヒートテック素材のものやニットなど温かいお洋服も必須です。パリのフランス人は比較的薄着ですが日本人で真似をすると体感温度が違うので風邪を引いてしまいますのでご注意ください。

パリの秋は平均気温が7〜18℃と秋の始めと終わりでかなりの差が生じます。最高気温も9月ならば22℃ほどですが11月になると10℃前後です。パリの秋空はどんよりとした薄暗い曇り空が広がる事で有名です。10月最後の日曜日には冬時間に切り替わり日照時間も非常に短くなってしまいます。日没と同時に激しい寒さが襲ってまいりますので防寒対策はしっかりなさってください。

また建物の中は暖房が効いていて暑く感じる事も多々あります。屋内観光やショッピングの場合の服装は中は薄着で厚手のコートやマフラー、帽子などをお持ちになられると動きやすいと思います。屋外観光の際には行く場所により服装を区別なさる事をおすすめします。またパリ市内ではなく郊外や田舎の方へ行かれる際には強風が吹く荒れる時期でもありますのでパリ市内観光の際よりも暖かい格好をされる事もおすすめします。

 

4. パリの冬は北海道並みの寒さ

パリの冬は太陽の姿は滅多に拝む事が出来ないぐらい毎日が厚い雲に覆われて視界が白かグレー一色の世界です。冬季の平均気温は0〜5℃、最高気温は7℃前後です。12月は中旬を過ぎると寒さが一気に加速します。滅多に雪が降る事のないパリですが年に数回降る事もあります。気温が氷点下になる事も珍しくなく日当たりの悪い歩道や道路は凍結しますので滑りやすくなっています。歩き慣れない靴やヒールの高い靴、男性では滑り止めの付いていない革靴は絶対に避けた方が無難です。

1年を通して乾燥しているのですが冬は特に乾燥していますので保湿ケア用品は必須です。リップクリームやハンドクリームは常に携帯しておくと便利です。日本から持参しなくても現地でも薬局などで簡単に買い求める事も出来ます。また足元はかなり冷えますのでレッグウォーマーや靴専用カイロなどの防寒グッズも非常におすすめです。フランスではカイロは売られていませんので日本から持参して来る事をおススメします。

またパリの冬は非常に寒くフードの付いたロングコートは欠かせません。ヒートテック素材のシャツや厚手のタイツなどでの防寒も絶対です。手袋、マフラーに加えニット帽があると重宝します。また日本の様にマスクをして歩いている人間は空港以外では見かけませんのでご注意ください。

 

5. パリのベストシーズン

パリの1年で最も過ごしやすい季節は何と言っても夏です。日本からパリへの航空運賃が最も高いシーズンがベストシーズンです。この時期は日照時間も非常に長く景色も青々としていて非常にきれいです。荷物も少なく身軽に動けて観光スポット巡りも楽しく出来ます。写真撮影にも最適ですので綺麗な写真が撮れます。この時期にはセーヌ川のクルージングも気持ちよく楽しめます。旅行代金は少々値段が上がりますが病気の流行る時期でもなく安い時期に比べると雲泥の差ですので旅行には是非5〜8月をおすすめします。

また6月末にはパリ市内の幼稚園や小学校などでケルメスと呼ばれる学校祭が催されます。その学校に子供が通っていなくても一般の方でも自由に学校へ入ってお祭りを体験する事も出来ますのでフランスの学校がご覧になりたい方には唯一のチャンスです。子供達の歌やダンスなども見られますし飲食も出来ますので、幼いお子様をお連れの方や学校教育に興味のある方には是非おすすめです。

パリは常に乾燥していますのでのど飴や小さなペットボトルをバッグに入れて持ち歩かれると便利です。

 

6. パリの暑さ対策

パリではホテルなどでも夏が短く朝晩は気温が下がるのでクーラーがありません。この時期に観光にいらっしゃる方へのおすすめは朝のうちから室内の雨戸を閉め切ってしまうと室内では涼しく過ごせます。一般のアパートメントなどでも雨戸を閉め切っているのを多く見かける事と思います。この場合には日中は観光に出ていて部屋を留守にしても室内温度が上がらずに涼しく過ごせます。窓を開ける場合には夜になってから開けましょう。夜の冷気を部屋に取り込み翌朝にはまた完全に窓も雨戸も閉めてしまえば暑さとは無縁でいられます。外での避暑対策としては木陰に入る事が一番です。セーヌ川などの水辺は風邪が冷たい事もありますので薄手のカーディガンなどは常に携帯しましょう。

 

7. 雨の日でもフランス人は傘を差さない

フランスでは全国各地の天気が変わりやすく季節によっては1日のうちに数回程度降る事もあります。また季節の変わり目には必ずと言って良い程霧雨状の細かい雨が降る事もあります。ですが日本の様に朝から晩まで連続して雨が降り続けると言う事は滅多にありません。例えば朝雨が降っていても昼や夕方には止む事も多くあります。

パリでも雨が降っているのに傘を持たずに濡れながら歩くフランス人の姿が多く見られると思います。少量の雨ならば濡れても気に介さないのがフランス人です。さすがに大雨ともなれば差して歩く人の姿も多いですがフランス人にとって傘はオシャレを演出してくれる小道具ではなく単純に雨を避けるための道具でしかありません。持ち歩くのが面倒な人は撥水加工の生地で出来ているジャケットや帽子を被ったりコートのフードを被ってそのまま歩く事が一般的です。

フランスでは幼稚園児から雨傘を使用しての登下校が禁止されています。パリなどは人が多く傘の先などで目を突いてしまう危険性があり「危険物」として幼稚園や学校から禁止令が出され多くの子供はレインコートやフード付きのコートを着て登下校します。また雨と同時に傘を差す事が困難な強風を伴う事も多くあり事実上、使用不可能な場合もあり傘を使わないと言う事もあります。建物の中に入ってしまえば乾燥しているのと暖房とで濡れても乾くから大丈夫と言う人も居ます。フランス人のマネをして傘を差さずに歩いて風邪など引かれたりしません様に日本から来られる場合には必ず折り畳み傘を携帯して来る事をおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は春夏秋冬の季節ごとの気温や気候などと共にその時期に必要な物もご一緒にご紹介させて頂きました。気温だけではわかりにくいかも知れませんが日本の東京よりも1か月遅い気候だと思って頂ければ幸いです。朝晩の寒さは日本の比ではございませんので1年間を通して寒さ対策は忘れずにご準備下さい。筆者は関東生まれ&関東育ちですが周囲のフランス人が半袖1枚で過ごせても上着がなくては絶対に無理です。フランス人の服装に振り回されない様にご注意ください。

 

フランス・パリの天気調査!旅行前に知りたい7つの特徴

1. パリの春は東京の春よりも1か月遅い
2. パリの夏は短く夜は22時過ぎまで明るい
3. パリの秋は急激に寒くなるので要注意
4. パリの冬は北海道並みの寒さ
5. パリのベストシーズン
6. パリの暑さ対策
7. 雨の日でもフランス人は傘を差さない


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