旅慣れた人でも遭遇してしまうことのある海外旅行での荷物トラブル。航空会社の手違いで別の飛行機に荷物が乗せられてしまう、というようなトラブルもありますが、旅行者が少し気をつけるだけで避けられるものもあります。今回は、少しでもスマートに、心地よくが旅行ができるよう、海外旅行の際の荷物トラブルを未然に防ぐコツをご紹介します。
海外旅行の荷物トラブルを未然に防ぐ8つのコツとは?
1. 機内持ち込み可能荷物を確認しておく
海外旅行で飛行機を利用する際、機内持ち込み荷物(自分で飛行機内に持ち込む荷物)と受託荷物(空港でチェックインの際に航空会社に預ける荷物)の2種類に分ける必要があります。最近ではテロ対策強化等の影響で、機内に持ち込み可能な荷物の制限が厳しくなりました。外務省、利用する航空会社、空港等のウェブサイトを事前によく確認し、機内持ち込みができない荷物(液体物100ml以上など)は必ず受託荷物に入れておきましょう。
2. スーツケースに壊れそうな箇所がないか確認しておく
旅行時の荷物トラブルで特に多いのがスーツケースの破損です。航空会社の手落ちにより、キャスターが外れてしまったり、スーツケースがへこんでしまったりしたときは航空会社に賠償を請求できますが、特に往路で破損してしまうと、その後の荷物の持ち運びが大変になります。事前に壊れそうな箇所がないか確認しておき、特にキャスターなどが外れやすくなっているようであれば修理しておきましょう。
3. スーツケースにシールを貼ったりベルトをつけておく
最近ではスーツケースもデザインが豊富になっていますが、それでも似たようなスーツケースを持っている方が多くいます。空港で受託荷物を受け取る際に、他の人に間違って持っていかれないように、スーツケースに目印になるような大きめのシールを貼ったり、ベルトをつけておきましょう。
4. 万が一に備え、1泊分の着替えは機内持ち込み荷物に入れておく
航空会社の手違いで別の飛行機に受託荷物が載せられてしまい、到着空港で自分の荷物が受け取ることができない、というトラブルに遭遇してしまう場合もあります。そのような場合、自分の荷物を受け取ることができるのは早くても翌日以降となってしまいますので、念のため、1日分の着替えは機内持ち込み荷物に入れておくようにしましょう。また毎日飲んでいる薬などがある方も薬は機内持ち込み荷物に入れておきましょう。
5. 液体物の蓋はしっかり閉め、瓶類などは割れないように保護しておく
最近は液体物の機内持ち込み制限があるため、化粧水などの液体物を受託荷物に入れられる方が多いと思います。預けた荷物が乱暴に扱われることはありませんが、それでも運搬の際にそれなりの衝撃を受けますので、蓋の閉め方が緩いと蓋が開いて中身が漏れてしまい、スーツケースの中の荷物が濡れてしまいます。液体物の蓋はしっかりと固めに閉めておき、また瓶などが割れないようにしっかりと保護することも忘れないようにしましょう。
6. 事前に追加料金を支払っておく
多くの航空会社ではエコノミークラスの場合、受託荷物1個は無料ですが、2個以上預ける場合、追加料金の支払いが必要になります。追加料金はチェックインの際に支払うことになりますが、事前にオンラインで追加料金の支払いができる航空会社があります。その場合、当日空港で支払うより料金が若干安く設定されていることがあります。利用する航空会社のウェブサイトを確認し、もし事前支払いが可能な場合は、事前に手続きをしてしまいましょう。
7. 荷物はまとめて計算してもらう
お友達同士で旅行する場合、受託荷物は個別ではなく、まとめて預けましょう。多くの航空会社では1人当たり20〜23kgを超える荷物に対して、超過料金の支払いが必要となります。(重量制限は航空会社によって異なりますので、事前に航空会社のウェブサイトで確認してください。)例えばAさんとBさんの2人での旅行で、1人当たりの無料受託荷物の重量制限が20kgの航空会社を利用する場合、Aさんの荷物が25kg、Bさんの荷物が13kgとるすと、個別に預けてしまうとAさんは超過料金を支払わなければいけませんが、2人分まとめて預ければ、40kgまでは超過料金なしとなり、2人の荷物の合計は38kgとなりますので、超過料金なしで預かってもらえます。
8. 荷物から目を離さない
これは空港だけでなく、旅行中は常に気をつけていただきたいことですが、海外では置き引きやスリなどが多く発生しています。特に空港などでは大きな荷物を持ち歩くことに疲れてしまい、ベンチなどに荷物を置いたままトイレに行ったり、買い物に行ったりしてしまうと、あっという間に荷物は取られてしまいます。荷物は常に携帯し、目を離さないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外旅行で発生する荷物トラブルの多くは、事前の準備や下調べで回避できるものがほとんどです。せっかくの旅行が台無しにならないよう、楽しい旅の計画を立てると同時に、トラブル回避の対策も検討し、思いっきり旅行を楽しみましょう。
海外旅行の荷物トラブルを未然に防ぐ8つのコツとは?
1. 機内持ち込み可能荷物を確認しておく
2. スーツケースに壊れそうな箇所がないか確認しておく
3. スーツケースにシールを貼ったりベルトをつけておく
4. 万が一に備え、1泊分の着替えは機内持ち込み荷物に入れておく
5. 液体物の蓋はしっかり閉め、瓶類などは割れないように保護しておく
6. 事前に追加料金を支払っておく
7. 荷物はまとめて計算してもらう
8. 荷物から目を離さない