絶対に押さえておきたい英語の悪口・嫌味15フレーズ

絶対に押さえておきたい英語の悪口・嫌味15フレーズ

映画やドラマなどネイティブの人が英語で話しているのを聞いた時、ふと「あれ?今のってもしかして悪口?」とか「嫌味を言ってたような気がする…」そんな経験はありませんか?実は、英語には一見普通の言葉でも、使い方によって嫌味や悪口に聞こえるフレーズがあるのです。あまり自分から積極的に使う必要はありませんが、もしネイティブと英語で話す時、知らずに使って相手が怒る…そんなシチュエーションを避けるためには知っていても損はありません。今回は、英語でよく使われる悪口・嫌味の代表的なフレーズの詳細を意外なものからご紹介します。

 

絶対に押さえておきたい英語の悪口・嫌味15フレーズ

 

1. Thanks for your help! / ありがとう!

これは状況によって全く意味が変わるフレーズの代表例です。相手に対して本当に感謝したい時にも使いますが、相手にいらない世話を焼かれたり、余計な気を使われたりした結果、かえって事態が悪化したような気まずいタイミングであえて明るくお礼を言うことで、嫌味を表現するものです。

 

2. You’re right./ その通り

例えば相手が当たり前のことを少々偉そうに教えてくれた時などに使うカジュアルな嫌味です。少々古いですが「あんたが大将!」という雰囲気に近いでしょうか。真意が相手に伝わると少し白々しい雰囲気になります。同じ意味ですが”Yeah, right!”というパターンもあります。

 

3. Poor thing! / かわいそう!

これは本来、「あらあら、大丈夫?」というような、年下や子供相手を心配する時に使う表現で、それを敢えて同年代や年上に使うことで、自分の方が立場が上なのだ、という暗示を持った言葉です。本当に心配している時は、”Are you OK?”など直接的に相手を気遣う言葉を使う方が一般的です。

 

4. Too bad. / 残念だね

これも3と似たもので、あまり関心がない内容な時、実は心配していない時に抑揚なく言うことで、「興味がないけど失礼のないよう一応言う」というタイプのフレーズです。

 

5. Very funny. / おもしろいね

相手の会話が退屈だったり、何度も聞いたことのある内容だったり、タイミングの悪いジョークだったりした時に使います。「ベーリ ファニー」とわざと伸ばし気味の発音で棒読みで言うのがポイントです。

 

6. Fine. / まあまあ

しつこく質問されたり、聞かれたくないことを詮索された時にあしらうために使います。一見きちんと答えているようでありながら、これ以上は聞かないでね、この会話を広げる気はないよ、という意思表示です。

 

7. Good for you. / よかったね

これは相手が低レベルのことで喜んだりしている時に使うフレーズです。年下や子供相手に使う状況が多いかもしれませんね。「そんなことがうれしいんだ」という、少々侮蔑的な表現なので、目上の人には使わないようにしましょう。

 

8. I hope you know what you’re doing. / 自分が何してるか分かってるよね

相手の行動が客観的にみて心もとない時、自分と意見が違いすぎて理解しづらい時などに、多少心配交じりにかける言葉です。捨て台詞として使う時は「それがいいと思うなら、せいぜい頑張れば?」というニュアンスです。

 

9. I can’t believe you actually did that for me. / ほんとにやってくれたんだ

これも相手の行動を内心では認めていない時などに使います。「やってくれちゃったねえ」というニュアンスに近いでしょうか。とはいえ失礼のないような、あまり親しくない気を使う相手に言うことが多く、一見大げさにほめているように聞こえるのがポイントです。

 

10. Whatever you say. (Whatever.) / なんでもいいよ

これは、相手からあまり興味のない提案をされた時に答えるフレーズで、要は「どうでもいい」、「やる気がない」、ということを示すために使われます。特に省略型のWhateverの方はかなり強い嫌味表現になりますので、うっかり使わないよう気を付けましょう。

 

11. Who cares? / だから何?

直訳すれば「誰がそんなことを気にするの?」という意味ですが、転じて「誰も気にしていない」、「それが何だ」、「大したことじゃない」という意味で使われます。少々子供っぽい発言かもしれません。心配事がある相手に使う、これもカジュアルかつ強い嫌味表現なので、使う時はくれぐれもその後に起きるかもしれない喧嘩にご注意を。

 

12. I can do it just fine by myself, thank you very much. / 1人でできるから、ありがとう

これは相手から必要以上に心配されたり、子供扱いされたりしたような時、嫌味として使うフレーズです。特に文末にかけて語尾をあげて言うと、完全に嫌味としか聞こえませんので、イントネーションにも気をつけたいものです。

 

13. Can you go any faster? / もうちょっと早くできない?

自分が急いでいる時、相手が明らかにこれ以上早くできないと分かっていても、自分の都合を最優先するべきだ、という意思表示のための言葉です。レストランやタクシーなどでお客さんの立場の人が使うことが多いフレーズで、実際は早くできなくても言いたがる、少々困った言葉です。

 

14. As you know / 知ってると思うけど…

あえて相手が知らないトピックの前に論者の方がつける嫌味表現です。冒頭に言われるとドキッとしますよね。そうして相手の気勢をそいだり、反論させないようにするテクニックで、フォーマルな場で使われることが多い表現です。

 

15. Mind your own business. / 自分のこと気にしたら?

これは「他人のことに口を出すな」という不快感を示す、これ以上ないくらいストレートな嫌味表現です。相手の発言にイラッとした時などにこれを使うと、会話がそこで強制終了するくらいの強いフレーズですので、本当に使いたい時以外は口にしないようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
「えっ、これもそうなの?」という意外な表現もあったのではないでしょうか。実は上に挙げたような英語の悪口・嫌味表現は、その言葉の持つ意味も大切ですが、それ以上にどのタイミングで、どういう表情・抑揚で言うか、というボディランゲージで相手の受け取り方が180度変わるものなのです。さらに難しいのは、特にカジュアルなフレーズはその国の文化によっては親しみの表現として使う場合もあるので、相手とある程度親しくなった証と取ることもできるのです。ちょっと複雑な心境ですが…。とはいえ、くれぐれもこちらから軽い気持ちで使うのはやめておいた方が無難です。それでも、もしあなたに悪意がないのに上に挙げたようなフレーズを使って誤解された場合は、相手に話しかけた時の自分の表情を思い出してみると、原因が分かるかもしれませんよ。コミュニケーションの基本は相手に対するあなたの思いやりです。いろんなフレーズを吸収して、会話を楽しみたいものですね。

 

絶対に押さえておきたい英語の悪口・嫌味15フレーズ

1. Thanks for your help! / ありがとう!

2. You’re right./ その通り

3. Poor thing! / かわいそう!

4. Too bad. / 残念だね

5. Very funny. / おもしろいね

6. Fine. / まあまあ

7. Good for you. / よかったね

8. I hope you know what you’re doing. / 自分が何してるか分かってるよね

9. I can’t believe you actually did that for me. / ほんとにやってくれたんだ

10. Whatever you say. (Whatever.) / なんでもいいよ

11. Who cares? / だから何?

12. I can do it just fine by myself, thank you very much. / 1人でできるから、ありがとう

13. Can you go any faster? / もうちょっと早くできない?

14. As you know / 知ってると思うけど…

15. Mind your own business. / 自分のこと気にしたら?


あなたにおすすめの記事!

タイトルとURLをコピーしました