英語筆記体をネイティブに近づける6つのコツ

英語筆記体をネイティブに近づける6つのコツ

あなたは英語筆記体を最後に書いたのはいつですか?パスポートの署名?クレジットカードのサイン?もしかしたら、学校で習った時以来、一度も書いたことがない、という人もいるかもしれませんね。近年のコンピュータの普及によって直筆で何かを書くという機会がどんどん減っていますが、それは欧米でも同じ。特に筆記体は、簡単なブロック体に押されネイティブでも使う機会が激減しているといいます。それでも、美しい筆記体を書けるという事は大人の嗜みであり、手紙やカードには筆記体で書くと良い印象を与えることができます。今回は、ネイティブ並みの英語筆記体を書くにはどうすればよいのか、6つのコツをご紹介します。

 

英語筆記体をネイティブに近づける6つのコツ

 

1. カリグラフィー=習字

まず、欧米では学校でカリグラフィー(Calligraphy)と呼ばれる、筆記体を練習する授業があります。ここで学生達はみっちり美しい筆記体を教え込まれるのです。日本でいう、習字や書道の時間に近いイメージです。つまり美しい筆記体を書くためには、ネイティブでさえひたすら練習しなければいけないのです。逆に言えば、練習さえすれば、誰でもネイティブに近い筆記体を書くことができるようになるということ。イメージができてきましたか?

 

2. とにかくなぞりかき

さあそれでは、早速練習を始めましょう。最初はインターネットの無料素材集からダウンロードしてもいいし、本屋でお好きな英語筆記体の練習帳を買ってきてもよいでしょう。いずれの場合も、必ずなぞりがきできるものを選んでください。全てはよいお手本の模倣から始まります。特に英語は文字によって、また大文字・小文字によって縦幅も横幅も大きく変わります。ひたすらなぞりかきして、英語筆記体独特のペン使いに手を慣らしていきましょう。

 

3. 一筆書きしない

どうも筆記体がうまくかけない、という人にありがちな間違いが、できるだけ早く、一筆で書こうとすることです。例えばa,b,e,u,dなどの文字は特に前後の文字と続けて書きにくいものです。もし”Bad”と書きたい場合は、”Ba”と書いたところで一旦ノートから手を離して、再び”d”から書き始めるイメージで綴ると、全てを一筆書きするよりも数段美しく見えるでしょう。焦る必要はありません。ゆっくり書けばそれだけ美しい文字になりますよ。どうやれば美しく見えるのか、をきちんとイメージしながら書いていきましょう。

また、文字の高さをできるだけ揃えるのも美しい筆記体の条件です。そのためには、できれば筆記体専用の罫線付ノートを使うのがお薦めです。これでいろんなパターンの文体を練習し、自分に書きやすい形を見つけていきましょう。

 

4. 筆記体のメリット・デメリット

筆記体のメリットはなんといっても、ブロック体より早く書けることでしょう。また、本人確認の署名としてビジネスやクレジットカード、パスポート、運転免許証などの各種証明書ではいまだに主流です。また、手紙やカードを出す場面では手書きすることで、タイプされた文字にはない相手への親愛の情を示すことができ、また筆記体の方がエレガントで気持ちがこもって見える効果があります。その為、結婚式の招待状等では筆記体が主流なのです。

逆にデメリットとしては、どうしても個人の癖が出やすい文字なので、よほど流麗な文字でない限り、誰でも読める訳ではないことでしょう。その点ではブロック体の方が好まれます。また、ビジネスシーンでは署名以外に使いづらいことでしょうか。最近は履歴書や企画書などのビジネス文書を手書きすると、コンピュータスキルのない素人だと誤解される恐れがあるため、特に敬遠される傾向にあります。

 

5. わざと崩すのが玄人風?

それでは、欧米で今最もよく使われる署名時の筆記体はどういう表記なのでしょうか。一概には言えませんが、本人証明でなければならない性格上か、実は模範的な筆記体の署名はあまり一般的でなく、むしろわざと崩すのがよし、とされる風潮があります。なぜならその個人の癖が強く出ている方が、本人である確認になるからです。書道でいう楷書体と草書体のイメージに近いでしょうか。ですので、崩しすぎて文字が抜けたように見えたり、名前の最初の文字が小文字表記だったり、人それぞれのルールで書かれることが多く、それが認められている特異な存在が署名なのです。

ビジネスレターでも、最後の差出人のところでタイプされた名前の隣に、本人の筆記体の署名がついているのが一般的です。コンピュータ化がいくら進んでも、やはり本人確認には手書きの文字が重視されるんですね。

 

6. やっぱり使いたい手紙でのシーン

それでも、英語筆記体を美しく書けるスキルが役立つ場面があります。それはやはり手紙を書く時でしょう。誰でも美しい手書き文字で丁寧に書かれた手紙をもらうとうれしいですよね。それが流麗な筆記体ならなおさら。筆記体の手紙を読んでいると、まるで古典英文学の中の登場人物のような気持ちになりませんか?今度親しい人に手紙を書く時にはぜひ、ブロック体でなく、筆記体で書いてみてはいかがですか?きっと気持ちの伝わり方が違いますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?
最近ではゆとり教育を理由に日本の教育の現場から英語筆記体が姿を消していると聞きます。確かにIT化社会において筆記体の使用頻度はこれからも減ることが予想されますから、実用的とは言いがたいでしょう。それでも、美しい英語筆記体を書けるようになって、メリットこそあれ、絶対にデメリットになることはありません。一旦コツをつかめば、簡単に綺麗な文字は書けるようになるのです。上にご紹介したような方法で、あなたもぜひ、ネイティブ並みの筆記体を身につけてはいかがですか?

 

英語筆記体をネイティブに近づける6つのコツ

1. カリグラフィー=習字
2. とにかくなぞりかき
3. 一筆書きしない
4. 筆記体のメリット・デメリット
5. わざと崩すのが玄人風?
6. やっぱり使いたい手紙でのシーン


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