フランクフルトの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴!

フランクフルトの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴!

ドイツの空の玄関であり、仕事やプライベートで訪れる日本人も多いランクフルト。フランクフルト滞在を快適にするためには、あらかじめ現地の天気を調べ、気候に合った服装の準備や計画が欠かせませんよね。寒いイメージが強いドイツの中でも、実は比較的温暖な天気で知られるフランクフルト。今回は、旅行を計画する上で知っておきたい天気に関する7つの重要なポイントをご紹介します。

 

フランクフルトの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴!

 

1. 北に位置するけれども実はあまり寒くない

フランクフルトは北緯50度に位置します。東京の北緯35度や札幌の北緯43度と比べるとずっと北、地図で見るとカムチャッカ半島の先端ぐらいの緯度です。冬になれば屋外でスケートを滑ることのできるドイツ、真ん中あたりにあるフランクフルトはさぞかし寒いのでは、と思う方も多いかもしれません。ですが、フランクフルトはドイツで最も温暖な気候を楽しむことのできるオーバーライン地溝に位置し、実はあまり寒くないのです。

「東京よりちょっと寒いぐらい」、具体的に言うと平均気温が東京より5度程低いぐらい、が大体の目安です。とはいえ、夏場でも夜は冷え込むことがよくあり(7月8月の平均最低気温は13℃)、冬場はマイナス気温の日が続くこともあります。

 

2. 春は3月から6月、暖かく過ごしやすいが、花粉症の人は薬を忘れずに。

長く暗い冬がやっと終わり、少し暖かくなり太陽が顔を出した途端、今までの暗い顔と打って変わって道行く人みんな本当にニコニコ顔になります。草木は色とりどりの花を付け、ついこの間までのグレー一色の冬とはまるで別世界でとてもきれいですが、花粉症の人は要注意。ドイツにおいてはスギ花粉は飛びませんが、樺の木や芝生の花、ブナや麦、と2月の終わりから初夏にかけて様々な花粉が飛びます。使い慣れた花粉対策の薬を持参するようにしましょう。

ただし、日本で一般的な「花粉対策にマスク」は、ドイツでは基本的にマスクを付けて外出する習慣がなく、顔の多くを覆って表情が確認しにくくなるためびっくりされることもあり、あまりおすすめできません。

ドイツの花粉事情については「ドイツで花粉症は?ドイツ人の6つのアレルギー事情!」に詳しく特集していますので、旅行時期が被る方は事前に一読することをおすすめします。

 

3. 夏は短く7月から9月の上旬ごろ、乾燥して過ごしやすいが夜冷え込むこともある。

年によっては、気温が30℃を超える日が何日か続くこともありますが、空気がカラッとしているため、過ごしやすいのがフランクフルトの夏です。緯度が高くサマータイムを導入しているため、6月7月は夜10時近くまで外が明るく、遅くまでテラス席や芝生の上でビールやワインを飲んだり、夕涼みがてらライン川のほとりを散歩したりと、地元の人は天気が良ければ屋外で過ごすことが多いです。

ただ、熱帯夜となることはほとんどない代わりに、夏場でも朝晩冷え込むことはよくあります。年によっては、数日雨が続いて肌寒くなることも。カーディガンやストール、薄手のセーターとサンダル以外の靴を忘れないようにしましょう。7月の中旬から8月のバケーションシーズンは、オフィス街が空っぽとなり観光客相手のお店が一杯になる時期でもあります。

 

4. 秋は9月中旬から11月、秋の味覚や秋祭りなど楽しみ一杯。

10月以降にフランクフルトを旅行する人は、念のため東京のような街で冬に使用するコートを持参したほうが良いかもしれません。11月に入れば、最低気温が零下まで下がることもあります。秋といえばキノコの季節、郊外までキノコ狩りやりんご狩りに出かける人があり、ワインの収穫祭、秋祭りとイベント盛りだくさんです。夏と比べて街中の観光客が少し減り、少し落ち着いてフランクフルトを旅行したい方にはおすすめの時期です。

ただ、9月にはフランクフルトモーターショー(隔年開催)、10月にはフランクフルト・ブックフェア(毎年)が開催され、期間中はホテルの値段がしばしば高くなり、かつ部屋を非常に取りにくくなることが多いので、この時期にフランクフルトを旅行される方は、インターネットなどでそれらの見本市の日程とホテルの空き状況を確認してから、旅行の日程を立てることをお勧めします。

 

5. 冬は12月から2月、寒いけれども冬ならではの楽しみもたくさんあります。

日本よりずっと北に位置するフランクフルト、冬ともなれば3時半には暗くなり、毎日の平均日照期間が2時間程度、12月の最低平均気温0℃、と、一見旅行に適していないようにも思えますが、寒さ対策さえしっかりとしておけば、色々と楽しむことができます。冬のフランクフルトのお勧めは、まず何と言ってもクリスマスマーケット。屋台が200軒以上出るヨーロッパ最大とも言われるクリスマスマーケットは、遊園地ありコンサートあり、と盛りだくさん。特に何も買わなくとも、明かりで可愛く装飾されたお店を見て回るだけでもとても楽しめます。クリスマスマーケットについては「ドイツのクリスマスマーケットを満喫する7つのコツとは?」に詳しくまとめてあります!

体が少し冷えてきたと思ったら、熱々のソーセージサンドを頬張るもよし、ホットワインを楽しむもよし、11月の終わりから12月の中・下旬の期間中フランクフルトに滞在した人から、「何回も通ってしまった」という声を聞きます。クリスマスが終わると一年で一番寒い季節。ロウソクの明かりの下、レストランでジビエ料理に舌鼓を打ったり、ハイシーズンに当たるオペラやバレエ、コンサートを連日楽しんだり、と、冬ならではの楽しみが色々あります。

ただ、この時期のフランクフルト滞在は、ヘビースモーカーの方には少しきついかもしれません。レストランやカフェは室内禁煙の場所が多く、道を歩くと冬の零下の気温の中、レストランの入り口脇の灰皿の前やベランダで凍えながらタバコを吸っている人をよく見かけます。喫煙OKなバーもありますが、ドイツは法律で基本的に(個人の家を除いて)室内禁煙。ヘビースモーカーの方は寒くない喫煙場所を確保するのは大変かもしれません。

 

6. フランクフルトを訪れる場合のおすすめの服装

ドイツの建物は基本的に気密性がよく暖房設備がしっかりとしているので、冬屋外が零下10℃まで下がっても(たまにあります)室内ではとても快適に過ごすことができますが、冷房設備はあまり一般的ではありません(大きなホテルやデパート・美術館は除く)。年間を通して、昼と夜の気温差が大きくなることがあるので、ある程度の気温の変化に対応できるように洋服と靴を準備する必要があります。

また、石畳の歩道も多く、冬は雪で歩道が凍ることもあるので、ヒールのない靴も忘れずに。冬は特に、しっかりとした靴底の厚手の靴(水が簡単に染み込まない)を一足持っていないと、雪が降った場合困ることになります。

 

7. フランクフルト旅行に雨具は必要か。

一年を通して、東京より雨量の少ないフランクフルトですが、両都市の降雨日数はあまり変わりません。少しだけ春雨状に降る、ということも多く、地元の人は手持ちのスカーフや帽子をさっとかぶったり、あらかじめフードのある上着をきて対応したり、とあまり傘をささない印象があります。地元の人にならって、折り畳み傘の他に、防寒着を兼ねたフード付きの上着や、折りたためるツバ付きの帽子をスーツケースに詰めて行くと、傘よりも重宝するかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか?
雨季もなく、ドイツの中では比較的温暖なフランクフルトは、一年を通して様々な楽しみ方があります。一般的な旅行シーズンは3月中旬から10月ごろですが、寒さに弱い人でなければ、飛行機チケットの安い冬場にも一味違ったフランクフルトが楽しめると思います。フランクフルトへの旅行の計画を立てる際は、上でご紹介した「東京マイナス5℃」を目安に、可能であれば出発直前まで細かく天候をチェックして準備することをおすすめします。

 

フランクフルトの天気を徹底調査!旅行前に知りたい7つの特徴!

1. 北に位置するけれども実はあまり寒くない
2. 春は3月から6月、暖かく過ごしやすいが、花粉症の人は薬を忘れずに。
3. 夏は短く7月から9月の上旬ごろ、乾燥して過ごしやすいが夜冷え込むこともある。
4. 秋は9月中旬から11月、秋の味覚や秋祭りなど楽しみ一杯。
5. 冬は12月から2月、寒いけれども冬ならではの楽しみもたくさんあります。
6. フランクフルトを訪れる場合のおすすめの服装
7. フランクフルト旅行に雨具は必要か。

 


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