オランダの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

オランダの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

(Nicholas Frisardi)

風車とチューリップが有名なオランダ。豊かな田園風景や水路の多い街が美しい、ヨーロッパでも人気の観光地です。そんなオランダを旅行する前に知っておきたいのが、通貨のことや日本円からの両替方法ですよね。そこで今回は、オランダの通貨であるユーロや、知っておくと便利なオランダ通貨事情について、オランダ在住の筆者がご紹介します。

お釣りをもらう時の注意点やクレジットカードでの支払い事情、および通貨の歴史などちょっとした豆知識を詳しく解説していきます!それではご覧ください。

 

オランダの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

 

1. オランダの通貨はユーロ

ご存知の通り、オランダはEUに属しており、ユーロを使用しています。ユーロはEUのうち、経済通貨同盟の19ヶ国に共通する通貨。2002年から使用され、オランダでも前通貨から完全に移行しました。表記は「euro」。読み方は英語同様「ユーロ」です。1ユーロは日本円で117円(2017年5月末時点)。数年前に比べて現在、円高の傾向にあり、この数年でかなりユーロの価値は相対的に下がっています。旅行に行くなら今がチャンス。ただし、2017年はヨーロッパで多くの選挙が行われる年。選挙結果でレートが大きく変わる可能性がありますので、注意して見ておきましょう。

 

2. ユーロ硬貨について

ユーロ圏で使用される硬貨は1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セントと、1ユ-ロコイン、2ユーロコインの8種類。ただし、オランダでは1セントや2セントコインを使う機会はそう多くありません。代わりに、50セントコインはたくさん持っていると便利。ヨーロッパの多くの公衆トイレは有料で、その相場が50セントだからです。硬貨の裏側のデザインは各国で違うため、各国ユ-ロ硬貨を集めるコレクタ-も多くいます。オランダでの独自デザインは、前ベアトリックス女王または国王の横顔です。

 

3. ユーロ札について

ユーロの紙幣は7種類。5ユ-ロ、10ユ-ロ、20ユ-ロ、50ユ-ロ、100ユ-ロ、200ユ-ロ、500ユ-ロ。銀行などで100ユーロや200ユーロを目にする機会はあるものの、500ユーロ札はヨーロッパ人でもなかなか見ることがないようです。100~500札は店によって受け取り拒否をされる可能性も高いので、なるべく細かい紙幣で現金を持っておきましょう。紙幣の柄は硬貨と違って全てのユ-ロ圏内で統一されています。

 

4. 日本円から両替するなら

日本円からユ-ロへ両替する場合、日本で両替するか、現地の銀行で両替しましょう。オランダの空港やホテル、観光地での両替はかなりレートが悪い上、観光地での両替だとスリに目をつけられる可能性もあります。レートが現地より良い日本であらかじめ用意しておくか、大きく手数料が取られない銀行で換金するのが良いでしょう。旅行中に手持ちの現金が少なくなった場合には、国際キャッシュカ-ドやクレジットカ-ド用のATMを利用できます。街中で引き出す際には、周囲をよく確認してスリや強盗に注意しましょう。

オランダは比較的経済が安定しており、スリなどの犯罪に巻き込まれることは少ない地域ではありますが、アムステルダムの飾り窓地区などの有名観光地ではスリや強盗などの犯罪も多くなります。気を付けるに越したことはないでしょう。

 

5. オランダ通貨の歴史

オランダではユーロ導入以前は15世紀からギルダー(Guilder)という通貨単位でした。このギルダーから様々な貨幣が派生しており、ドイツで流通していたターラー(Thaler)とも関わりがあります。ちなみにこのターラーは、現在のドル(Dollar)の前身となったものです。

 

6. クレジットカード・デビッドカード社会

オランダでは、スーパーマーケットやガソリンスタンド、お土産屋さんなどもクレジットカードやデビッドカード払いが一般的です。特に、デビッドカードは日本よりも広く使われており、大きなスーパーでは「デビッドカード払い専用」のレジも見られます。したがって、現金が少なくてもレストランやホテル、買い物などで困ることはないでしょう。

ただし、露店マーケットやトイレ、チップ用にコインは重宝するので、計画的に使いましょう。ちなみに、ヨーロッパの空港には環境や途上国支援のための募金箱がたくさん設置されており、余ったユーロコインを空港で寄付して帰る人が多いようです。

 

7. オランダでのお釣りはピンハネ!?

オランダでは、現金の買い物の際、合計金額のセントの一ケタ部分を二捨三入、七捨八入されます。例えば、9.98ユーロの時は10ユーロ、9.97ユーロの時に9.95ユーロ支払うといった形です。したがって、オランダ国内で1セントや2セントコインを使われることはあまりなく、廃止運動すら起こった過去があります。お店でも、1、2セントのお釣りは支払われないので覚えておきましょう。逆に、「1、2セントなら支払わなくていい」というスタンスなので、スーパーマーケットなどでは上手く端数が1か2になるように買い物してみるのもいいかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか?
オランダは風車やチューリップを含めて美しい景色と町並みが楽しめる観光にぴったりの国。支払い時に紙幣の知識が少しあるだけで大きなトラブルを避けることができます。ぜひ、オランダで楽しいお買い物や観光を堪能してくださいね。

また、買い物や観光でオランダ人と会話するときは、是非オランダ語で一言だけでも挨拶してあげてください。店員さんも笑顔になりさらに素敵な旅になることでしょう。「今すぐ使える!便利なオランダ語あいさつ15フレーズ!」や「ありがとうをオランダ語で言おう!超便利15フレーズ!」に便利なフレーズを特集していますので、是非使ってみてくださいね。Goede reis!(良い旅を!)

 

オランダの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

1. オランダの通貨はユーロ
2. ユーロ硬貨について
3. ユーロ札について
4. 日本円から両替するなら
5. オランダ通貨の歴史
6. クレジットカード・デビッドカード社会
7. オランダでのお釣りはピンハネ!?

 


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