トルコの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

トルコといえば、東西文明の十字路、世界遺産のアヤソフィア、ブルーモスク、エキゾチックなベリーダンス、そして世界三大グルメの一つ、トルコ料理。そして親日国としても名高い国ではありますが、いざ、トルコに行こう!と思った時、さていくら必要かと考えるでしょう。トルコは日本に比べて物価が安いと思いがちですが、近年、急速な経済発展を遂げ、また観光ビジネスを経済基盤とした街も多く、そういった観光地や都市部の物価は日本とほぼ同じです。そこで今回は、トルコ旅行をより快適にするために、トルコの物価について詳しくご紹介します。

 

トルコの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

 

1. EUに入りたいけど入れない?トルコの通貨はユーロじゃなくトルコリラ!

長らくEU加入を訴え続けているトルコではありますが、通貨はユーロではなくトルコリラ、補助単位はクルシュです。ちなみに、1トルコリラ=100クルシュです。レートは毎日変動しますが、1トルコリラ45~50円と計算しましょう。両替所によってレートと手数料が違うので必ずチェックしてください。ちなみに紙幣には、親日家としても有名なトルコ建国の父と呼ばれたトルコ初代大統領「ムスタファ・ケマル・アタチュルク」が印刷されています。

 

2. トルコの物価はどんなもの?公共機関&食事編

公共機関の乗り物では、トラムは1区間140円、バス・連絡船は120円、長距離バス3000~4000円、タクシー150円(初乗り)です。イスタンブール市内ならイスタンブールカードという交通機関共通プリペイドカードがあります。価格は10トルコリラ(デポジットが7トルコリラ)、チャージ式で、市内に数日滞在されるならお得です。食事ですが、トルコレストランでは前菜、スープ、パン、メインディッシュのコースで2000円~3000円、シーフードレストランでは、コース 2000円~3000円、ロカンタ(大衆食堂)1200~1500円、イスタンブール名物のサバサンドは、200~500円、ジュースは150円、ドネルサンド 500円、イスタンブールのボスポラス海峡を眺めての高級レストランなどでは、メニューをしっかりチェックしてください。

 

3. トルコでのお買い物

トルコは観光だけでなく、買い物も気になるところでしょう。しかし、輸入品、電化製品が日本に比べて高いですし、品揃えもありません。また、トルコと言ったらトルコ石。海外ですから買った後に交換、返品することが難しいことがあります。そして、トルコ絨毯。現地の人も交渉に長時間かかるということですから、時間と費用などをしっかり考えて、信頼のおける人に見てもらって購入することをおすすめします。

 

4. トルコでお勧めのお買いものとは

トルコというとやはり絨毯などが有名ですが、ここでは持ち運びが楽であまり荷物にならないものをチョイスしました。まず、布製のポシェットと小袋。ティッシュケースくらいの小さな刺繍が施されたもので一つ50円くらいです。次に、マフラー、パシュミナ、スカーフです。普通の市場などでも売られていましたが、特にイスタンブールのグランバザールは種類が豊富です。シルクやウールがあり500円~1000円くらいで、親しい方へのおみやげには最適です。あとトルコといえばチャイ(アップルティー)。ひと箱100円~150円。セット売りなら、なお安いです。そして、忘れてはならないトルココーヒー。エジプシャンバザールの店ならコーヒー豆100g入り袋100円くらいで、コーヒー好き、トルココーヒーに興味のある人には、おすすめの一品です。そして、ナザール・ボンジュウという目玉の形をした邪眼よけのガラス玉。小さいものなら一つ50円ほどから。バザールでこのナザールを大量買いし、日本で加工して新しいアクセサリーにすることも可能です。

 

5. 旅で必要なお金はいくらくらい?ツアーに参加するのってどう?

実際、旅行に際してどれくらいのお金を準備しておけばよいのでしょうか。イスタンブール市内なら、航空券、ホテル代を除いて、1週間で5万円から6万円くらいでしょう。 時間がない方、目的の場所が離れていて時間がかかりそうという方、一人旅の方は、現地ツアーに参加するのも一つの手でしょう。ツアーは一日、半日、夜のプランなどあり食事つきなら5000円~1万円です。昼間の市内観光は自分で回って、夜のベリーダンスやセマーの旋回の舞など自分でチケットが取りにくいものなどは、ツアーを利用するというように目的に合わせてプラン立てするとよいでしょう。

 

6. お得なミュージアムパスを使ってみましょう

博物館、美術館を回りたいなら、イスタンブールミュージアムパスがお得です。3日間用で一人1枚85トルコリラ。イスタンブールの主要観光スポットであるアヤソフィア美術館、トプカプ宮殿美術館(ハレムも含まれます)、国立考古学博物館などの博物館、美術館に並ばずに入れて、併設カフェの割引やツアーの割引もあります。ちなみにどのくらいお得かというと普通に入るとアヤソフィア 30トルコリラ、トプカプ宮殿 30トルコリラ、ハレム (ハレムはトプカプ宮殿に入らないと入れません)15トルコリラ、イスタンブール考古学博物館(トプカプ宮殿の隣に併設されています)15トルコリラです。つまり、並ばずに4か所観光することで元が取れるのです。また、ミュージアムパスはイスタンブールだけではなく、カッパドキアにもカッパドキアミュージアムパス(3日間45トルコリラ)もあります。

 

7. 現地通貨の準備のしかた

トルコリラは、多く両替しすぎても使用できるのがトルコ国内だけなので、最終日に残ったりすることがないように使いましょう。たいていの街には両替所がありますのでその日必要な分だけ日本円を現地通貨にすることがよいでしょう。銀行も両替できますが、街中の両替所のほうがレートがよいです。また、現金の紛失に備えて、クレジットカードも用意しておきましょう。そしてもしお金が足りなくなった場合、クレジットカードを使ってATMからお金を取り出すこともできます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
トルコの物価と日本の物価の違いを書きましたが、それだけでなくトルコはヨーロッパ側に近いといえど、あくまでもムスリムの国です。モスクに入るとき、女性は髪を隠さなくてはいけないので、バッグにスカーフを一枚入れていくことをおすすめします。心がけ次第で、旅はとても快適で楽しいものになります。ガイドブック、外務省の注意喚起情報を確認しながら、旅を楽しんでくださいね。あなたのトルコ旅行が素晴らしいものになることを願っています。

 

トルコの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

1. EUに入りたいけど入れない?トルコの通貨はユーロじゃなくトルコリラ!
2. トルコの物価はどんなもの?公共機関&食事編
3. トルコでのお買い物
4. トルコでお勧めのお買いものとは
5. 旅で必要なお金はいくらくらい?ツアーに参加するのってどう?
6. お得なミュージアムパスを使ってみましょう
7. 現地通貨の準備のしかた

 


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