韓国のインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

韓国のインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

日本と同様に韓国でも乾燥した冬の時期に風邪やインフルエンザは流行します。日本ではマスクをして予防している人がかなり多いですが、韓国ではマスクはあまり使用しません。また、手洗いやうがいの習慣もそれほど浸透しておりません。

それでは韓国人はどうやって予防しているのでしょうか。またインフルエンザや風邪にかかった場合の対処法は日本と同じなのでしょうか。今回は、韓国のインフルエンザや風邪にまつわる豆知識をご紹介します。

 

韓国のインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識

 

1. 韓国で冬に一番流行するのは風邪

日本と同様に韓国で冬に一番流行するのは、風邪です。続いて2番目がインフルエンザ。3番目が中耳炎と喉頭炎です。中耳炎や喉頭炎は風邪を引いたことで引き起こす二次疾患です。そして4番目がノロウイルスです。やはり韓国と日本は季節がとても似ているので冬に流行する病気がほとんど同じです。

ただ、3番目に流行する病気が中耳炎というと意外と思う方もいるかもしれません。鼻と耳がつながっているため、鼻に入った細菌やウイルスが耳に中も入り中耳炎となります。日本では風邪から中耳炎になるということはあまり知られていませんが、実は日本でも冬にかかる人(特に子供)が多い病気でもあります。

 

2. 韓国で風邪やインフルエンザが流行る時期

最も流行する時期は日本の場合、1月から2月がピークです。韓国では旧正月の後の時期に大流行します。インフルエンザの患者数は旧正月の前と比べると旧正月の後では5倍以上であるというデータもあります。

そこまで大流行する理由は、まず旧正月がインフルエンザの流行しやすい1月末から2月中旬(その年によって違う)時期であること、日本のお正月の様にみんなが一斉に帰省することです。帰省の際にバスや汽車などの公共交通具をしようしますが、その客数が数万とも言われている中でインフルエンザ菌を持っている人が必ずいるはずです。

また、旧正月の移動、家族や親戚との付き合いで疲れてしまい免疫力が落ちるので、感染しやすくなっているのも原因の1つです。

 

3. 韓国で風邪などを流行させる食事の仕方

韓国では、食べ物を分け合って、同じ皿から突き合って食べる文化があります。同じ鍋を突くという行為が親しい仲であるという証拠であるように、鍋でもスープであっても日本人の様に一旦自分の小皿に取り分けるのではなく、直接お鍋に自分のスプーンを入れて食べます。その行為が風邪やインフルエンザの流行を促すことになります。

鍋を突き合う習慣が韓国内でMERS(コロナウイルス)を大流行させた原因の1つとも言われており、最近ではこの行為を自粛する人もいますが、まだまだ根強く文化が残っています。

 

4. 韓国で風邪の予防に効果がある食べ物

韓国で風邪に効く食べ物と言われているのが、ナツメ、カリン、梅の実、ショウガ、桔梗(トラジ)です。ナツメは体を温める効果があり、乾燥したナツメを食べる他、お茶にして飲みます。カリンは日本でものど飴に使われている様に喉に効くと言われています。カリンの場合は、そのまま食べると言うよりは、ゆず茶の様に甘いお茶として飲みます。

また、梅の実は熱を下げる効果があります。日本でも熱がある時に梅干しを食べるのはその理由です。韓国では梅の実エキスを飲むことが一般的です。ショウガは免疫力を上げるとともに気管支の炎症を抑える効果があります。桔梗(トラジ)は日本ではほとんど食べられていない植物ですが、韓国では根っこの部分を食べます。ショウガに似た作用で、免疫力を上げ、気管支の炎症を抑えます。ショウガや桔梗(トラジ)は主に料理に使われる他に、こちらもお茶としても飲まれています。

 

5. 韓国で風邪やインフルエンザの時に食べる物

韓国では風邪やインフルエンザになった時にカボチャの種、ツナ、キノコ、サツマイモ、ニンニクを食べると良いと言われています。それぞれ単体で食べると言うよりはお粥に入れて食べるのが一般的な様です。日本のお粥はあっさりしているイメージですが、韓国のお粥は日本とは少し違っていて、ゴマ油やニンニクが入り、しっかりとした味になります。

また、日本では消化に悪いと言って風邪やインフルエンザの時にキノコやサツマイモを食べることはありませんが、韓国ではキノコやサツマイモのビタミン・栄養効果を期待して食べます。

 

6. 韓国における薬局事情

自分で薬を見て、手にとって購入する日本の様なドラックストアは韓国にはありません。処方箋薬局が普通の薬も売っていて、市販の薬であってもすべて薬剤師が対面で販売します。24時間営業はありません。購入の仕方は、症状を薬剤師に告げて薬剤師がそれに合った薬を提供してくれます。

自分の希望の薬がある場合には、その名前を告げて購入します。韓国では薬の見分けがしやすいように日本よりも薬がカラフルになっており、よりカラフルな方が効き目があると思い込んでいる人も多く、カラフルな薬を指定して購入する人もいます。

 

まとめ

いかがでしたか?
韓国で薬を購入する場合、日本の薬よりも効き目が強い物が多いので、薬に強くない人や、小柄な体系の人は日本から薬を持参した方がいいかもしれません。さらに最近ではマスクをしている韓国人もごくわずか見られますが、風邪の予防というよりは黄砂や環境汚染のためマスクを着用している人がほとんどです。

マスクの販売もありますがコンビニなどで気軽に買えるという訳ではありませんので、こちらも持参することをお勧めします。また、韓国ではお茶の種類が多いので、韓国に行かれる場合には、ぜひ豆知識の4を参考に風邪の予防に効果があるお茶を購入してみてください。

 

韓国のインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識

1. 韓国で冬に一番流行するのは風邪
2. 韓国で風邪やインフルエンザが流行る時期
3. 韓国で風邪などを流行させる食事の仕方
4. 韓国で風邪の予防に効果がある食べ物
5. 韓国で風邪やインフルエンザの時に食べる物
6. 韓国における薬局事情

 


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