シンガポールでビザを取得する時に苦労する6つのポイント

シンガポールでビザを取得する時に苦労する6つのポイント

英語を勉強した人でも、アメリカやイギリスなどで仕事を探そうとすると、ビザの取得は年々難しくなっています。専門職で無い普通一般の営業職であったり、事務職としての就職はかなり難しいものになっています。そこで、シンガポールはいかがでしょうか。昔に比べると難しくなったとは言われていますが、シンガポールにはまだまだあなたが働くチャンスがあります。今回は、何種類かあるシンガポールビザの中から、一般的な就労ビザ(Employment Pass)について、一体何をしたらいいのか、取得までの金額がいくらになるかなど、取得するときに苦労するポイントを一緒に考えて行きましょう。

 

シンガポールでビザを取得する時に苦労する6つのポイント

 

1. 必ず必要になるものを準備しましょう

・最終学歴の英文卒業証明書および成績証明書:
各学校機関のホームページで、卒業生のためのページがあります、そこに取得方法が書いてあることが多いため、これを活用しましょう。ちなみにこちらは就職が決まるまでは出番がないですが、取得に時間がかかるので先に用意しておいたほうが賢明です。

・履歴書:
英文、和文両方を作成しましょう。後述の転職エージェントのサイトに書き方や雛形があるので、まずはそれを活用しましょう。また、それをベースに、ワード等を使用して自分オリジナルのものを作成していきましょう。

・6ヶ月以上の有効日数のあるパスポート:
シンガポールに入国するために必要です。

・Skype:
エージェントと連絡を取り合うため、アカウントを作っておきましょう。

 

2. 自分の価値を知ることからはじめましょう

まずは転職エージェントに登録をするところからはじめましょう。たくさんの日系転職エージェントがあるので、いくつか登録しましょう。分母は多いほど仕事は決まりますし、各社得意業種があるように見受けられるからです。

エージェントへの報酬は、仕事を募集している企業が払う仕組みになっているので、求職者には費用はかかりません。これを利用しない手はありません。最初はつたなくてもいいので英文履歴書・和文履歴書を指定のフォームで作り、転職の意思をエージェントに示しましょう。すると先方から連絡があります。

スキルや腕に専門性のある人は、自分のスキルを説明すればよいですが、自分のこれからを今までの仕事と違ったものにしたかったり、そんな場合は履歴書を見てもらい、先方に「どんな仕事ができそうか」ということをも一緒に考えてもらえばいいのです。

履歴書の添削をしてくれるエージェントもたくさんあります。一人で戦うのではありません。ここでプロに助けてもらいましょう。そういった話し合いをあなたが日本にいながら、Skype面接というものを設定してくれる会社がほとんどです。

 

3. ビザの種類はどんなものがあるのか

シンガポールの就労ビザは、雇用主が国の機関(MOM)に依頼し、雇用者の情報と雇用主の情報を国が判断して発行するか否かが判断されます。就労ビザには以下の4種類があります。

・EP(エンプロイメントパス)P1/月収8,000ドル以上/四年制大学卒業以上

・EP(エンプロイメントパス)P2/月収4,500ドル以上/四年制大学卒業以上

・EP(エンプロイメントパス)Q1/月収3,000ドル以上/四年制大学卒業以上

・Sパス/月収2,200ドル以上/短大・専門学校卒業程度/ローカルに対する人数割合制限あり

 

4. ビザが下りないケース・会社マター

・会社にシンガポール人は多いか?
現地採用の日本人の間では、このQ1ビザとSパスをホルダーの割合がほとんどです。

・就職する会社にSパスの枠があるか
これは大事なところとなってきます。シンガポール人の雇用の多い会社ほど安い給料でも外国人を雇用してよい権利があるということです。

・新規ポジションの求人ではないか?
新規のポジションでの募集だった場合、今までの頭数に就労ビザの発行数をひとつ増やす、という作業になります。誰かの代わり、というポジションのほうがビザの発行の可能性は高くなります。

 

5. ビザが下りないケース・自分マター

・自身の年齢が上がっている
これはご自身のマターとなりますが、Sパスの枠が無い会社でどうしてもEPの発行が必要だった場合、上記に記載のある最低月収(Q1/3,000ドル以上)は新卒の人のものだと思ってください。つまり年齢が上がった場合、当然スキルもあがり、給与も上がっているであろう。という見込みによるものです。自分にEPが出るために必要な給与額を事前にチェックできるサイトもありますので、そちらで確認しておくことをお勧めします。

 

6. ビザ取得までの費用について

ここまで進めてきて、パスポート発行の必要が無かった方はかかっている費用は英文履歴書と英文成績証明書取得費用のみです。大体3千円くらいあれば揃うかと思います。後は大事なのは、現地に来て面接を受けることです。さすがにこれには費用がかかります。ですが、格安航空券の手配サイトやキャンペーンを駆使すれば6泊7日で航空券+ホテルで5万円以内ほどです。シンガポールでの移動費や食事代は狭い国ですのでMRT(地下鉄)やホーカーセンターを利用することでかなり安く仕上げることが出来ます。一週間の滞在でしたら諸経費込みで400ドル(3万円+)もあれば十分かと思います。もちろん、みっちりと面接が入っているという前提です。就職が決まったあとの具体的なビザ発行にかかる手数料は、健康診断代も含めて就職先の会社が負担してくれることが一般的です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回お伝えしたステップどおりに下準備を進めていただくと、シンガポールでのビザ取得のフローがわかりやすいかと思います。シンガポールでの就職は、自分では想像もしていなかった企業との出会いもたくさんあります。そういった相手先にも、ただ紹介された、という気持ちでなく、自分がここで働いたらどんなことが出来るか、とイメージして企業について勉強して面接に臨んでください。

求人を出している企業は、落とすための面接ではなく採用するための面接をしてくれていると感じることが出来ると思います。そして、シンガポールでは企業の採用担当者がそれだけの仕事をしているケースは少ないです。何らかの業務の時間を割いてあなたの面接に時間を当ててくれているということを忘れずに、人と人との話し合いをすれば、きっと道は開けるはずです。熱意を持って対応すれば、応えてくれる企業もきっとあるはずです。シンガポールで働こう、と覚悟を決めたあなたに朗報が届くことをお祈りしております。

 

シンガポールでビザを取得する時に苦労する6つのポイント

1. 必ず必要になるものを準備しましょう
2. 自分の価値を知ることからはじめましょう
3. ビザの種類はどんなものがあるのか
4. ビザが下りないケース・会社マター
5. ビザが下りないケース・自分マター
6. ビザ取得までの費用について


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