カンボジアのビザ取得で苦労する6つのポイント!

カンボジアのビザ取得で苦労する6つのポイント!

(Karl Baron)

カンボジアは長期・短期の滞在に関わらず、入国のためにビザが必要です。しかし近ごろビザの種類が急に増え、どのビザを取得すればいいか迷う人は少なくありません。筆者もカンボジアに在住し数年が経ちますが、ビザ取得に関する基準が急に厳しくなり、在住者の間でも最新の情報がなにか、どの方法が最善かで困惑が広がっています。

そこで今回は、カンボジアのビザ取得で特に苦労するポイントをご紹介します。

 

カンボジアのビザ取得で苦労する6つのポイント!

 

1. 細かくなったビザの種類に戸惑う人多数!

カンボジアでは2017年9月よりビザの種類が細分化されました。まずは細かくなったビザの種類を確認しましょう。特殊な職務に就く人や永住権所有者が取得するビザなどを除いた、一般的なビザの種類は以下の通りです。

1.観光ビザ(Tビザ)
短期でカンボジアに入国するためのビザです。最長で1ヶ月滞在できますので、短い観光目的であればこのビザで事足りるでしょう。何度もカンボジアを行き来する人のために、数次ビザも用意されています。ビザの期限は最長で3年で、1回の入国につき1ヶ月滞在できますので、出張などで短い滞在を何度も繰り返す場合に便利です。

2.商用ビザ(EBビザ)
事業者や従業員が取得するビザで、最長で1年間カンボジアに滞在できます。以前はお金を払うだけで発行してもらうことができましたが、基準が厳しくなり、ビジネスビザ取得のためには労働許可証の取得が必須となりました。

3.求職者ビザ(EDビザ)
カンボジアで求職活動をする人のためのビザです。労働許可証は必要ありませんが、カンボジアに滞在できるのは最長で半年までです。申請のために就労計画書の提出が必要とされていますが、今のところお金を払うだけでビザを受け取れる状況が続いています。

4.退職者ビザ(ERビザ)
仕事を退職し、年金などを得てカンボジアに長期滞在するためのビザです。最長で1年間の滞在が可能です。取得規準に一定の経済能力が必要であるため、預金額や年金受取額などが記された書類が必要です。

5.学生ビザ(ESビザ)
カンボジアに学生として入国する人のためのビザです。最長で1年間カンボジアに滞在できます。取得のために就学証明書が必要と言われていますが、どの学校で証明書の対応をしてくれるのかといった詳細はまだ定まっていないようで、最新の情報が待たれています。

 

2. 事前に観光ビザを取る時に苦労する点とは?

カンボジアに1ヶ月以内の旅行に来る場合は、観光ビザを選びましょう。ビザは日本で取ることもできますが、その際に苦労するポイントがいくつかあります。

まず、ビザは在日本カンボジア大使館や領事館で申請する必要があります。大使館・領事館が近くになければ、大使館に郵送でビザの申請をしなくてはいけません。その場合申請代金が6,000円程必要となり、手続きにも1週間ほどかかります。現地の空港で申請すればその場で取得でき、費用は30$ですから、郵送ですとかなり割高です。

さらに領事館では、用紙が切れているためビザが発行できないと断られるケースもあります。その際は思い切って、カンボジアの空港でビザを申請するのもいいですね。

 

3. 観光ビザを空港で取る時に気を付けたいポイント

空港で観光ビザを取る時に一番大変なのは、ビザを待つ長蛇の列に並び、順番を守らない外国人に囲まれながら申請しなければいけないところでしょう。深夜便で到着するとかなりの疲れを感じます。

ビザ申請に必要な書類を忘れるとさらに時間がかかり大変です。必要なものはパスポート、ビザ申請用紙、3.5×4.5の証明写真、ビザ申請代金(30$)です。申請用紙は現地で受け取れますから、証明写真とアメリカドルの準備を忘れないようにしましょう。

 

4. 商用ビザを取るために一番苦労するのはどこ?

1年有効な商用ビザは300$前後で発行してもらえます。ビザ申請の手続き自体は簡単で、旅行代理店で申請するだけで、1週間ほどで受け取れます。

しかし現在、商用ビザの発行には労働許可証が必要で、この手続きに多くの人が苦労をしています。労働許可証を自力で申請するためには、居住証明書と健康診断表、パスポートと申請代金を揃えて労働局に行く必要がありますが、この全ての手続きが大変です。

カンボジアでの開業を手伝ってもらった代理店があれば、そちらに相談するのが確実です。労働許可証を会社で申請してもらえる場合は、会社の指示に従って必要書類を揃えましょう。

 

5. ビザの更新を簡単にする方法とは?

カンボジアでの滞在中に、ビザの期限が切れそうになってしまった…そんな時に自力で延長申請するのもまた大変ですから、現地の旅行代理店を上手に活用しましょう。

カンボジアにある多くの旅行代理店は、ビザの延長手続きも行ってくれます。観光ビザの延長であれば必要なのはパスポートと50$ほどのお金だけ。日系の旅行代理店であれば、日本語での手続きも可能です。英語やカンボジア語が話せるのであれば、カンボジア人が経営している旅行代理店にいくとさらにお得に手続きができますよ。

 

6. 正確な情報を得るのに一苦労!

かなり緩い制度で長年ビザを発行し続けてきたカンボジア。制度が変わった今も、未だにビザを発行する側が正確な情報を知らず、手続きも適当という問題が見られます。在日本カンボジア大使館・領事館のHPで得られる情報もまた、古く正確でないこともしばしばです。

カンボジアのビザ取得で一番苦労するのは、もしかするとこの緩すぎる考え方で正しい情報が得にくいところにあるかもしれません。必要書類や手続き方法、金額もいつ変わるか分かりませんので、最新の情報をチェックしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
以前は簡単に商用ビザが取得できたカンボジアですが、状況が変わりつつあります。長期滞在を希望する場合は、現地の旅行代理店や、信頼できる在住日本人からも最新の情報を得るようにするとより確実でしょう。

いざ入国の時に慌てなくてもよいよう、しっかりとビザや必要書類を準備してカンボジア旅行に臨みましょう!

 

カンボジアのビザ取得で苦労する6つのポイント!

1. 細かくなったビザの種類に戸惑う人多数!
2. 事前に観光ビザを取る時に苦労する点とは?
3. 観光ビザを空港で取る時に気を付けたいポイント
4. 商用ビザを取るために一番苦労するのはどこ?
5. ビザの更新を簡単にする方法とは?
6. 正確な情報を得るのに一苦労!

 


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