フィリピンのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

フィリピンのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

日本では毎年冬になると全国各地で風邪やインフルエンザが流行していますが、風邪やインフルエンザは暖かい国フィリピンでもかかる病気です。インフルエンザのウイルスは乾燥によって感染しやすく、冬にかかる病気として知られているため、常夏の島フィリピンとインフルエンザの関係はちょっと不思議ですよね。また、フィリピンでは風邪やインフルエンザ以外にも南国特有の病気もあり、それらに対する独自の予防法もあります。そこで今回は、フィリピンで流行する病気や、それらにまつわる豆知識をご紹介します。

 

フィリピンのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

 

1. 雨季に風邪を引きやすい

フィリピンの気候は一年中暖かく人々はたっぷりの太陽を浴びた褐色の肌が印象的でとても健康的なイメージがあります。しかし、フィリピンでも風邪は定番の病気なのです。フィリピンの雨季は6月~11月で、日本の梅雨とは違いスコールと呼ばれるにわか雨が特徴です。そのため突然の強い雨で体が濡れることや室内のエアコンが効きすぎていることが原因で風邪がひきやすくなります。手洗いやうがいはフィリピンでも風邪予防の基本ですが、日常できちんと予防している人はあまりいません。手洗いに関してはアルコール消毒で済ませる人が多く、手洗い習慣をつけるための活動なども行われているほどです。

 

2. インフルエンザの流行は7~9月

フィリピンのインフルエンザは7月から9月にかけて流行します。そのためフィリピンでの予防接種は5月・6月が接種時期になります。しかし、現地の人々はあまり予防接種をしていませんしフィリピンでのインフルエンザは日本ほど騒ぎ立てられることもありません。風邪位では病院に行かないため、気が付かない人もいます。感染予防には風邪と同様に手洗いやうがいですが、フィリピンではハグやキスをしないことでも予防します。ニュースなどでキスの自粛を促されることもあります。

 

3. インフルエンザよりも怖いデング熱

デング熱とはデングウイルスに感染した蚊に刺されることで高熱や頭痛などが発症する病気です。東南アジアや中南米で流行しますが、2~3年周期で大流行します。フィリピンでは8月をピークに6月~12月にかけて流行し、毎年感染者が確認されています。症状は無症~重症までと様々ですが、デング熱感染後デング出血熱が発症すると死亡に至る場合もあります。特に子供の死亡が多いようです。2014年には日本でも約70年ぶりの感染者が見つかり、話題となりました。予防法としては、ヒトからヒトへの感染はありませんので蚊にさされないことが基本です。その際は虫除けスプレーなどを使いますが、日本で販売されているものよりもフィリピンで販売されている薬のほうが虫除け成分の濃度が高いので、必要な際は現地で用意しましょう。また幼虫は水溜りから発生するため、とにかくプランターやバケツ、空き缶などに水を溜めないようにします。そして2015年にフィリピンでアジア初のデング熱ワクチンが認可されワクチン接種での予防が可能となりました。

 

4. 水分を摂る

日本でもたくさん水分を摂って尿(毒)を出すことは一般的ですが、フィリピンでは特に水分の摂取が大事です。首都のマニラでは年間を通して最高気温が30℃を超えます。日常でも水分補給が必要ですが、体力が低下しているときは意識して摂取することが必要です。かくれ熱中症にも気を付けなければなりませんので、一度に大量に飲むよりも回数を分けてこまめに水分を摂取するほうが良いです。

 

5. 定番の病気食はルーガウ

ルーガウはフィリピンのお粥です。にんにく・しょうが・鶏肉を入れて鶏がらスープで煮込み、レモンやパティス(魚醤)などをかけて食べます。にんにくやしょうがが体を温めてくれて鶏肉に含まれるビタミンAも摂取できます。海外では鶏肉を用いた病気食は多く、欧米でも定番はチキンスープです。日本のお粥と比べて味が濃いためお粥というよりもリゾットという印象です。他にChamporado(チャンポラード)というチョコレート粥もあります。フィリピンでは風邪やインフルエンザなどの病気のとき以外にも食べられています。

 

6. フィリピンの医療費は高額

世界でも生活水準の低いフィリピンですが、医療費は内容によっては日本よりも高いかもしれません。医療機関も様々ですが、医療費が高額なため風邪くらいでは病院にいかないのが一般的です。また貧困層では高度な医療を受けられずにいる家庭がほとんどです。フィリピンではドラッグストアはもちろん、コンビニやサリサリストアなどでも風邪薬が買えます。発展途上国特有の一錠単位で販売してくれます。またフィリピンの薬は強力に効くように作られているので副作用も強いです。服用の際は十分に理解して気を付けて下さい。

 

まとめ

いかがでしたか?
フィリピンで気を付けなければならない病気として、マラリアや狂犬病などがあります。また日本人がフィリピンに行く際は食中毒に気を付けましょう。現地の人に予防法を聞くことが最も効果的ですが、地域によっても特有の病気がありますので、渡航の際は事前に調べて安全に過ごして下さいね。

 

フィリピンのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

1. 雨季に風邪を引きやすい
2. インフルエンザの流行は7~9月
3. インフルエンザよりも怖いデング熱
4. 水分を摂る
5. 定番の病気食はルーガウ
6. フィリピンの医療費は高額

 


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