フィリピンの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

フィリピンの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

(flickr By Glendale Lapastora)

家族にフィリピン人がいたりフィリピン人と関わりがある場合、フィリピン式のお葬式や葬儀に参加する機会が今後あるかもしれません。フィリピンでは宗教や国の情勢により、日本の葬式とは違った習慣があり、ある程度の知識とマナーは知っておいたほうが良いでしょう。そこで今回は、フィリピン式の葬式・葬儀にまつわる豆知識をご紹介します。



 

フィリピンの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

 

1. お通夜の期間は1週間

フィリピンのお通夜の期間は約3日~1週間程続きます。地方や海外に出稼ぎに出ている家族や友人などたくさんの人が故人とお別れができるように長い期間を設けているのです。ですので訃報が入った場合、日本からも最後のお別れに駆けつけることができます。最高気温が30度前後の中で長くて1週間程の通夜が行われるため、亡くなるとすぐに防腐処理が行われます。亡くなった遺体は自宅や教会などに安置して家族や親戚、友人、知人などがお別れを告げます。

 

2. 連日賑やか

通夜が行われている期間は連日賑やかでとてもフィリピンらしいです。フィリピンの場合、そもそも家族や親戚が多いため、参加する人数も多くなります。さらに友人や知人、ご近所さんを含むと大規模になります。そして親戚の友人や友人の友人など故人と直接的な関わりのない人が参加するのもフィリピン流です。日本のようにしんみりした雰囲気ではなく棺桶の前でカードゲームやマージャンなどのギャンブルが始まり、食べて飲んでと賑やかです。その際のギャンブルで出たお金は葬儀の一部に当てられることもあります。フィリピンでは法律上賭博禁止ですが、このときだけ警察は目をつぶってくれるそうです。通夜でギャンブルが行われる習慣は、故人が寂しくならないようにという意味があるそうですが、良くないと思う人もいるので一概には言えませんが。

 

3. キリスト教式

フィリピン人の約90%以上がキリスト教を信仰しています。なかでもカトリック信者が大半を占めており社会制度や生活習慣はキリストの教えに基づいています。そのため葬式・葬儀に関しても同じことが言えます。キリスト式の葬儀は、お焼香にあたる“献花”、通夜が終わりセレモニーが行われる教会までの移動に霊柩車の後ろを歩く“葬列”、教理によって死者の復活を信じるため、遺体を焼かない“土葬”などがあります。献花はカーネーションなどの茎の長い白い花を捧げ、セレモニーでは祈りや聖歌を歌います。土葬に関しては埋葬する土地不足や衛生面の様々な問題からやむ終えずに“火葬”する人が近年増えています。ちなみに葬儀後は日本の初七日・四十九日・命日にあたる9日・40日・1年があります。キリスト教では『死は永遠の命の始まり』なので、冥福やお悔やみという言葉は使わないほうが良いです。また生まれ変わりを信じない人が多いので気を付けて下さいね。

 

4. 香典の金額は経済事情によって様々

フィリピンではお香を焚く文化がないので香典はお花代としてあげます。香典や寄付などっをabuloy(アブロイ)といいます。しかし、故人の家庭の経済事情や送り手の経済事情によって金額は様々です。また葬儀をするお金がない遺族への支援金としてお金を贈ることがあります。フィリピンではみんなで助け合う気持ちが強いので、故人を想い寄付をしてあげます。他には宗教上の“Mass offering card”という贈り物があります。教会に献金をして故人のための礼拝依頼をしましたというお知らせです。セレモニーをする教会でお願いできます。

 

5. 服装はカジュアルでOK

フィリピンでは日本と違ってカジュアルな服装でも構いません。人によってはTシャツ・短パン・サンダルなんてこともあります。またフィリピンでは喪に服す色として白と黒が一般的です。フィリピンの正装である“バロン・タガログ”というパイナップルの葉の繊維でできている白い民族衣装を着る人もいます。華やかな服装はしないにしても日本のようにあまりかしこまった形式はないようです。ジーンズでも大丈夫です。

 

6. 故人の写真を撮る

日本では遺体を写真に収めるということはあまりしませんが、フィリピンではよくあることです。棺桶に入っている遺体を写真に撮って海外にいたりして対面できなかった人のためにFacebookなどに載せたりします。また参列者と一緒に写真撮影もしますし、セルフィー(自撮り)もします。葬儀がきっかけで久しぶりに会った家族や友人との再会を喜びカメラには笑顔が多いです。

 

まとめ

いかがでしたか?
フィリピンの葬式・葬儀はなんともフィリピンらしいものでした。ポジティブ志向を持つフィリピン国民らしい明るい印象で、日本の葬式で見る光景とは違った雰囲気を感じることでしょう。もしもフィリピン式の葬儀に参加することがあったら一度思い出してみて下さい。そしてフィリピンは世界でも死亡率が高く若くして亡くなる人も多いです。貧困がゆえに高度な医療を受けられずに亡くなる人も多く、それが子供の場合も珍しくありません。できるだけ悲しい報告のないように願いたいですね。

 

フィリピンの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!

1. お通夜の期間は1週間
2. 連日賑やか
3. キリスト教式
4. 香典の金額は経済事情によって様々
5. 服装はカジュアルでOK
6. 故人の写真を撮る

 


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