フランス語での住所の書き方!絶対押さえるべき7つのルール!

フランス語での住所の書き方!絶対押さえるべき7つのルール!

フランス語で住所を書くこと自体は、特に難しいことはありません。フランス語の住所は英語のアルファベットと同じ書き方で問題はないのですが、文字によってはフランス語特有のアクセントなどが付くこともあります。でも、アルファベットさえ書くことができれば誰にでも簡単に書くことができるので心配ご無用です。

そこで今回は、フランス語で住所を書く時に押さえておきたい7つのルールをご紹介します。きれいに美しく住所を書くことによって、フランスの郵便屋さんの誤配を防ぐこともできるんですよ!

 

フランス語での住所の書き方!絶対押さえるべき7つのルール!

 

1. フランス語で住所を書く時には順番がある

まず、フランス語で住所を書く時には、日本とは順番を逆にして書くということを覚えておきましょう。フランス語で住所を書く時には、まず上から順番に名前・住所・郵便番号・市町村名、海外から郵便物を送る場合にはかならず国名を大文字でハッキリと一番下に表記します。

分かりやすくいえば、一段目にマダム(Mme)やムッシュー(Monsieur)、若い独身女性であればマドモワゼル(Mlle)を付けて、名前を書くようにしましょう。若い独身男性の場合にはムッシューと同じく表記します。自分の名前を名乗るときにも、マダムやムッシューを付けて名乗ることができますよ。

 

2. 集合住宅の場合には棟番号や部屋番号も!

フランスではアパートやマンション、レジデンスなどの集合住宅の場合には、かならず棟番号や部屋番号を書かなくてはなりません。では、どこに書くのかというと名前のすぐ下のところに、ハッキリと表記します。この時にまずは部屋番号から表記しますが「♯302」というように書いてください。

アパートの場合には「APP」、マンションやレジデンスの場合には「Bâtiment」もしくは省略形の「Bât」に建物の番号を付けます。「APP 3」とか「Bât 2」という書き方をします。フランスの集合住宅の場合には、大きなものから小さなものまでさまざまですが、この棟番号や部屋番号が抜けている場合には、ほぼ毎日のように郵便物が配達される家でない限り、郵便屋さんは記憶していないので探してまで届けてくれるということはありません。絶対に書き忘れのないように気を付けましょう。

 

3. 通りの名前は正確に書くこと!

フランスの住所って、日本のように何丁目何番地とかいうのではなくて「通りの名前」になっているんです。実際にフランスで住所を探すときは日本よりも簡単に見つけることができます。しかも、通りは右と左で奇数か偶数に分けられているので探しやすいのも利点です。フランス語で「~通りの何番地」というのが住所なので、とっても簡単に書くことができます。

でも、フランス語で住所を書く時には絶対にこれだけは間違えてはならない!というのが、「Rue」なのか「Avenue」なのか?です。フランス語で Rue は「通り」、Avenue は「大通り」という意味になっています。筆者の自宅は Avenue の大通りなのですが、すぐ近くには Rue もあれば、さらに厄介な「Chemin」と呼ばれる舗装のされていない田舎道まで存在します。

フランス語で住所を書く際には、正確に書くことがいちばんですが実際には多少の綴り間違いは問題ないことが多いんです。郵便屋さんも手慣れたもので配達してくれるのですが、この通りや大通りの区別は絶対に間違えないように気を付けてくださいね。

 

4. フランス語の住所にはアクセントが付くこともある

フランス語の住所は単語が違うだけで、英語で住所を書く時と本当に同じ書き方をするのですが、単語の中にアクセントの付くアルファベットが存在する場合もあります。例えば、「é」「è」「ç」「â」「ï」などです。名前に付く場合もあれば、住所に付く場合もあるので忘れずに書くようにしましょう。

フランス語のアクセントは、大文字でも小文字でも両方に付くので、大文字で書くから付けなくて良いとか言うことはありません。実際には付いていなくても問題なく郵便物の配達は行われますが、名前の場合には人によっては失礼に当たるので気を付けるようにしましょう。

 

5. フランス語で「Bis」のつく住所にご注意!

同じ敷地内に複数の建物がある場合には、住所が同じでも区別するために「Bis」とか「Ter」という単語が付けられています。例えば「154 Avenue du picasso」という住所に、日本でいう敷地内同居のように別宅があれば「Bis 154 Avenue du picasso」となります。この Bis や Ter が抜けてしまうと、郵便物がきちんと届かずに差出人に戻ってしまうことがあるので気を付けてくださいね。

 

6. フランス語で住所を書く時にはイタリック体は禁止!

フランスの郵便局が定めている「フランス語で住所を書く時の禁止事項」に、斜体に似た感じの書体であるイタリック体で書くことは禁止されています。郵便局員のおばちゃんに聞いても、理由はなぜかわかりませんが、ダメなものはダメなんだそうです。ついでに住所を書く時に下線も引いてはいけないとのことでした。

フランス語で住所を書くときには、細やかな決まりがあるそうです。一行に書ける文字数はスペースも含めて38文字。住所は宛名を含めて6行以内に納めること。最後の3行はかならず大文字で書くこと。すなわち、ラスト6行目のFRANCEと、5行目の郵便番号と市町村名、番地を含む住所ですね。1行が38文字を越す住所なんて存在しないんじゃないかと思われますが文字が大きくて書ききれなかった場合とかあるんでしょうか。

ついでに、筆者も在仏20年にして初めて知りましたが、なんと住所はすべて左に寄せて書くんだそうですよ。要するに、文字を書く頭を揃えろということであって、封筒の左側に住所を揃えて書けという話ではありませんので、ご注意を!

 

7. フランス語で住所を書くときは数字に気を付けて!

フランス語で住所を書くときに気を付けて頂きたいのが、数字の「7」です。日本では、このまま普通に7と書けば問題ありませんが、フランスでは「7」と「1」をはっきりと区別するために、「7 の真ん中あたりに横に線を入れます。パッと見るとアルファベットの「F」に見えますが、この「F」をひっくり返した感じというとわかりやすいかもしれません。

たかが横線?と思われるかも知れませんが、この数字の「7」がフランス語の住所では本当に最重要ポイントなんです!あなどってはいけません。筆者は日本から家族が送ってくれた小包が、この数字の書き方がちゃんと出来ていなかったばっかりに、なかなか届けてもらえないということがあったほか、友人からのプレゼントが日本へ戻されてしまったという悲惨な体験もありました。くれぐれも、「7」の横線を忘れないように注意してくださいね。

国際郵便として早さが命の「EMS」でさえ、容赦なく宛先不明で日本へ戻されてしまい、大事な書類が予定に間に合わなかったということもあるので、住所と数字は確実に書きましょう!

 

まとめ

今回はフランス語で住所を書く時にぜひ押さえて頂きたい7つのルールをご紹介いたしました。住所は筆記体で書いても一切問題はありませんが、稀に郵便小包などの伝票を書く際には、機会を通さなくてはならないので書体はすべて大文字で、つづり字ではなくハッキリ書くようにという場合もあるので、気を付けてくださいね。田舎の場合には番地がなく、非常に短い地名のみという場合も多くありますが、郵便物はきちんと届くのでご心配なさらずに。

 

フランス語での住所の書き方!絶対押さえるべき7つのルール!

1. フランス語で住所を書く時には順番がある

2. 集合住宅の場合には棟番号や部屋番号も!

3. 通りの名前は正確に書くこと!

4. フランス語の住所にはアクセントが付くこともある

5. フランス語で「Bis」のつく住所にご注意!

6. フランス語で住所を書く時にはイタリック体は禁止!

7. フランス語で住所を書くときは数字に気を付けて!

 


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