フィリピンを観光する際、タクシーの相場や移動手段を把握することはとても大切なポイントですよね。筆者はフィリピン人の旦那を持っているため、フィリピン事情をよく知っており、何度もフィリピンへ訪れておりますが、市内を安全かつスムーズに観光するためには、ちょっとした知識が必要です。
そこで今回は、フィリピン観光をする際のおすすめ移動手段と旅行前に知るべき7つの事をご紹介します。フィリピンタクシーの種類と特徴、各交通機関の相場などを詳しく解説しますので、ぜひ旅行前にチェックして、スムーズにお得に移動できるよう準備しましょう!それではご覧ください。
フィリピンのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. 出国前にビザが必要か確認!
まずはビザについて。30日以内の旅行であれば査証(ビザ)は必要ありませんが、30日以上の滞在の場合にビザが必要です。前もって30日以上の滞在が決まっている場合は東京または大阪にあるフィリピン大使館・領事館で59日間滞在可能な短期滞在ビザ(観光ビザ)を取得する必要があります。
また現地でもビザの延長が可能です。日本での取得は、いくつかの必要書類に取得までに数日かかり、本人が出向いて申請しなければならないので、現地のイミグレーションで取得する人の方が圧倒的に多いです。
なお、パスポートの有効期限ですが、フィリピンへ入国する際のパスポートの有効期限は滞在期間+6ヶ月以上が必要ですので事前に確認してください。
2. 日本からフィリピンへの行き方は直行便で!
成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港には、マニラ(ニノイアキノ国際空港)までの直行便があります。さらに成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港は、セブ(マクタンセブ国際空港)までの直行便もあります。
成田からマニラまでの所要時間は約4時間30分、セブまでの所要時間は約5時間です。その他の直行便のない空港からは成田や羽田を経由するのがおすすめです。ニノイアキノ国際空港ではANAやセブパシフィックがおすすめです。到着ターミナル(ターミナル3)が比較的安全で便利だからです。また到着時間は深夜を避けた方が良いでしょう。
3. 空港から目的地へはタクシー!でもタクシーの種類に注意!
(Trishhhh)
フィリピンの空港からホテルや目的地まで行くためのおすすめの交通手段はタクシーです。空港から直接移動できる電車はなく、シャトルバスはありますが、目的地は限られています。空港から利用できるタクシーにはエアポートタクシーとクーポンタクシーがあります。旅行者に便利なタクシーですが、フィリピンのタクシーにはいくつか種類がありますので、ご紹介します。
・メータータクシー
日本のタクシーと同じくメーターで運賃が決まります。どのタクシーよりも初乗り料金は30ペソ(約60円)~と安いのですが、メーターを入れずに走行したり、運賃交渉をしてきたりする運転手もいるので、フィリピン初心者にはおすすめしません。またこのメータータクシーは空港内にはいません。現地の人はその安さから空港を出てこのタクシーを拾いに行きます。
・エアポートタクシー
イエロータクシーともいい、こちらもメーターで走ります。メータータクシーよりも運賃が高く質も良いはずですが運転手によります。初乗り60ペソ(約120円)で250mごとに2ペソ(約4円)加算されます。利用する際は事前に目的地まではいくらかを確認してから乗車しましょう。・クーポンタクシー
空港内のクーポンタクシーカウンターで先払いするシステムで、目的地ごとに運賃が決まっているため、安心して利用することができます。空港から目的地への移動手段として一番のおすすめです。マニラ市内までは約500ペソ(約1,000円)です。※空港内で「Taxi,Taxi」と声を掛けられても無視しましょう。
4. フィリピンの乗り物と相場を把握しよう!
タクシーの他にもフィリピンの移動手段は実に様々です。
・鉄道:LRT(ライトレール)とMRT(メトロレール)があります。マニラ市内を観光する場合、LRTの路線が便利ですが、駅からすぐに観光地があるということではありません。駅のエントランスはボディチェックのため男性と女性に分かれていかなくてはなりませんので1人になるときは気を付けて下さい。
・バス:
長距離バスからミニバスまであります。マニラ郊外へ行かれる場合には便利ですが、路線が複雑なことと時間がかかるため短期旅行者には不向きです。・ジプニー:8ペソ~(約16円~)
ジプ二ーは庶民の足でありフィリピンのシンボルです。タクシーのように手を挙げると止まります。ジプニーにはルートが書かれていてその区間であれば好きなところで乗り降りができます。降りる際は天井や手すりをたたいて合図をするか、「para po(パラポ)」というと停車してくれます。運賃は運転手に手渡しで支払いますが、運転手まで届かない場合は乗客が回して運転手まで届けてくれます。・トライシクル:5ペソ~(約10円~)
バイクの横に屋根付きサイドカーが付いている三輪車タクシーです。こちらも庶民の足で近距離に便利です。最寄りの駅から目的地までに利用する感覚でしょうか。日本にはない東南アジアを感じることができます。具体的な運賃は運転手と交渉することが多いです。
5. おすすめの移動はタクシー!マカティならジプニーやトライシクル!
フィリピンでのおすすめの移動方法ですが、とにかく安全に過ごしたいのであれば、基本的にタクシーがおすすめです。ホテルが手配してくれる場合は割高ですが、ぼったくりタクシーに遭遇しにくくなるので、安全第一の人はホテルの人に手配してもらいましょう。
また、マカティ市やダバオ市は比較的クリーンで安全な街なので、ジプニーやトライシクルなどに乗ってみたい場合は、ここでトライしてみて下さい。
6. ペソは細かく持っておいて方がよい
フィリピンでは小銭を細かく持っていると非常に便利です。特にフィリピンでの移動の際にはクレジットカードは使えませんし、おつりを用意していなかったり、おつりを返す気がないなんてこともあります。
7. 安全に旅行するために大切なこととは?
・タクシーを利用する際は自分でドアの開け閉めをします。また外からの強盗などの被害にあわないためにも必ずロックしてください。また窓も開けない方が良いです。
・鉄道ではスリなどの危険がありますので、貴重品は鞄にしまい体の前にもつなど、身の回りには十分に気を付けて下さい。
・ジプニーにはドアや窓がないので埃っぽいです。タオルやハンカチなどを持っていると便利です。またスマホなどで行き先の検索や自撮りなどには気を付けて下さい。ガイドブックを見ているとターゲットになりやすいので、ご注意を!
まとめ
いかがでしたか?
初めてフィリピン旅行をされる方は不安がたくさんかもしれません。特に交通機関や移動手段は日本と比べると不自由なことばかりで、言語の壁もさらに誤解や混乱を招きます。この記事で紹介したことをしっかり頭に入れ、トラブルにならないよう気をつけて移動してください。安全でお得な旅行になる準備を今すぐスタートしましょう!
フィリピンのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. 出国前にビザが必要か確認!
2. 日本からフィリピンへの行き方は直行便で!
3. 空港から目的地へはタクシー!でもタクシーの種類に注意!
4. フィリピンの乗り物と相場を把握しよう!
5. おすすめの移動はタクシー!マカティならジプニーやトライシクル!
6. ペソは細かく持っておいて方がよい
7. 安全に旅行するために大切なこととは?