ヨルダンの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地で気をつけるべき7つの事!

ヨルダンの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地で気をつけるべき7つの事!

中東の国ヨルダン。魅力的なアラブ文化と数多くの観光地がある国ですが、気になるのが治安ですよね。「ヨルダンに行ってみたいけど安全なのかな?」「テロが起こらないのか心配だ」などと思っている人も多いのではないでしょうか?

筆者は2年間ヨルダンの首都アンマンに滞在していたことがありますが、危険な場面に遭遇したことは一度もありません。

そこで今回は、あなたが安全にヨルダンを旅行できるように、現地で気をつけるべき事を詳しくご紹介します。

 

ヨルダンの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地で気をつけるべき7つの事!

 

1. 交通事故

アラブの国と聞くと真っ先に浮かぶのがテロではないでしょうか?しかしヨルダンに限って言うと、初めに気をつけなければいけないことは交通事故です。ヨルダン人は運転が荒いことで有名。速いスピードでの運転や近い車間距離、割り込みなどは日常茶飯事です。実際に交通事故の発生率も高くなっています。

タクシーを利用する際は必ずシートベルトを着用してください。運転が荒いタクシードライバーにはゆっくり走るように伝える、もしそれが難しいようであれば思い切ってタクシーを降りて他の車を探すなども有効です。また街中に信号はほとんど設置されていないので、道路を渡るのも一苦労します。あなたと同じように渡ろうとしている現地人を見つけて、一緒のタイミングで渡ると安全ですね。

 

2. ボッタクリのタクシー

アンマンのタクシーはメーター制です。タクシーには必ずメーターが設置されており、走行距離に応じて料金が加算されていきます。しかし中にはメーターに細工をしているドライバーや、メーター自体を使おうとしないドライバーも

細工されたメーターはタクシーが走り出すと同時に、早い勢いで料金が加算されていきます。タクシー運転手のほとんどはアラビア語しか解さないので抗議せず、車を止めてすぐに下車してしまいましょう。

また、ラッシュアワーはヨルダン人相手でもメーターを使用しないドライバーもいます。しかし外国人と見ると、ラッシュアワー以外でもメーターを使おうとしないドライバーも少なくありません。乗車前にメーターを使うかどうか確認することをおすすめします。もしメーターを使用しない場合は、目的地までいくらかを確認することが大切です。

 

3. 夜間の外出

 

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日中は観光地や繁華街であれば、安心して外出することができます。スリや置き引きも少ないですが、最低限の自衛は必要です。財布やスマホはポケットの後ろには入れない、レストランでバッグなどを椅子に置いたまま離れない、歩行中バッグは斜め掛けにするなどの対策をしましょう。

日が暮れた後でも繁華街であれば外出可能ですが、それ以外の場所は控えた方が良いでしょう。ヨルダンは街灯が少ないため薄暗くなるなり、犯罪に巻き込まれる可能性が増加します。

 

4. 低所得層が生活する地域

アンマンには低所得者層が生活する地域があり、主にダウンタウン周辺が該当します。サッカー会場や難民のスーク(市場)があることで有名なワハダート地区はガイドブックにも紹介されていますが、決して治安が良いとは言えません。

一般的にヨルダン人は人懐っこくて親切な人が多いですが、低所得者層が生活する地域には悪いことを考えている人も。お金やスマホの交換を要求してくる場合もあるので、最初から近付かない方が無難です。

 

5. 雪の日の外出

意外に思うかもしれませんが、ヨルダンは雪が降る国です。毎年12月~2月いっぱい位までが冬の時期で、首都のアンマンでも雪が降ります。積雪になることも少なくありません。雪が降った日にやるべき事、それは外出を控えることです。

ヨルダンの車のほとんどは雪用のタイヤを装備していません。そのため雪道でスリップをして事故を起こすこともしばしば。筆者が在住中も何度か車がスリップした光景を目撃しました。

また、特にアンマンは坂道が多い街なので、雪が積もった道を歩くのはとても危険。スリップした車に巻き込まれないように、そして坂道で転倒しないように雪の日は外出を控えるのが無難です。

 

6. 女性が気を付けるべき事

ヨルダンはイスラム教の国。普段男性が女性と接する機会が少ないため、外国人女性を見ると痴漢やセクハラ行為をすることも少なくありません。男性の同行者がいれば一緒に行動をするようにしましょう。

また、肌や体のラインを隠すような服装をすることも大切です。長ズボンやスカートは必須。アンマンなどの都会であれば半袖シャツでも問題ありませんが、地方では保守的なヨルダン人女性からも奇怪な目で見られることもあるので長袖がおすすめです。

もし痴漢行為にあったり男性からしつこくされたりした場合は、笑顔を一切見せずにはっきりと「NO」を言いましょう。また、タクシーでは必ず後部座席に座ってください。助手席を勧められても座らないようにしましょう。

 

7. テロ事件

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筆者がヨルダン在住中、警察官の車が爆発したなどの事件はありました。警察力が強いヨルダンでは治安が比較的保たれていますが、テロ発生の可能性は残念ながらゼロではありません。旅行中は可能な限りテロに巻き込まれる可能性を減らすようにしましょう。

また、毎週金曜日はイスラム教徒に取って大切な日。男性信者を中心にモスクへ集まって礼拝をします。神への信仰心が最も高まる日といわれており、礼拝後は各地でデモが起きやすくなります。テロが発生する可能性もあるので、毎週金曜日はモスク周辺や不特定多数が集まるショッピングモール、欧米系のレストランなどへ訪問するのは避けましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
ヨルダンはアラブの魅力があふれる中東の国。テロなどの治安面で不安を感じる人も多いかもしれませんが、中東の中では比較的安定している国です。今回の記事で紹介した7つの事を意識するだけで安全に、そして安心してヨルダンを旅行することができますよ。

 

ヨルダンの治安は大丈夫?在住経験者に聞く現地で気をつけるべき7つの事!

1. 交通事故

2. ボッタクリのタクシー

3. 夜間の外出

4. 低所得層が生活する地域

5. 雪の日の外出

6. 女性が気を付けるべき事

7. テロ事件

 


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