オーストラリア人にとってサッカーW杯とは?在住者が感じる7つの印象!

オーストラリア人にとってサッカーW杯とは?在住者が感じる7つの印象!

オーストラリア人にとってサッカーは実はあまりファン人気がないスポーツの一つです。W杯も2006年からようやく毎回出場できるようになったほど。

今回は、そんなオーストラリアではW杯をどう見ているのかを、現地在住ならではの体験を踏まえながらお届けします。サッカーはルールすら知らない人が多いといわれるオーストラリアで、サッカーW杯はどのように楽しまれているのでしょうか?

 

オーストラリア人にとってサッカーW杯とは?在住者が感じる7つの印象!

 

1. W杯2006年大会がオーストラリアのサッカー時代の幕開け

イギリスからの移民によりサッカーがオーストラリアで広まったのは19世紀頃。競技人口では今や国内トップのサッカーですが、その割にファンは少なく長い間ラグビーやクリケットの人気の陰に隠れていたスポーツでした。1974年に初出場したW杯ではあえなくグループリーグ敗退に終わり、次に出場できたのは32年ぶりの2006年でした。

しかし、この大会でオーストラリアはグループリーグを2位突破し、決勝トーナメントは一回戦で敗れたものの、トップ16に上りつめるという快挙を成し遂げました。ちょうど国内プロリーグも発足した矢先のW杯トップ16入りに、オーストラリアのサッカー人気が急上昇。リーグ試合に来るファンも増え、番組中継の視聴率も上がり、まさにオーストラリアサッカーの新しい時代の幕開けにふさわしい好調ぶりでした。ハリー・キューウェルやティム・カーヒルなどのスター選手の登場も注目を集めました。

 

2. サッカーは友達と一緒に

そもそもお祭り好きなオーストラリア人、スポーツ観戦する時はもちろんわいわい騒ぎながら見るのが普通。特にサッカーのような展開が早いスポーツはぴったりで、若い世代のファンが多いスポーツだけにW杯は友人同士で集まって見ることが多いようです。

W杯は地上波でも有料放送でも放送されているので、W杯期間中はあちこちから雄叫びが聞こえてくるほどです。なんとロシア大会ではチケットを買ったファンの数があのイギリスよりも多かったくらい、W杯にはオーストラリアのサッカーファンが熱中するのです。

とはいえ、一般的にそこまで認知度が高いイベントではないので、オーストラリアの街中がW杯の話題でもちきり、ということはまずありません。あくまで興味のあるファン同士で盛り上がっている、という雰囲気です。

なお、オーストラリア人の性格については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

オーストラリア人の性格調査!仲良くなる為に必要な7つのコツ!
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3. オーストラリアの正しい試合観戦スタイルはパブでビール

 

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国民一人一人に行きつけのパブがあるというオーストラリアなので、当然、W杯中のパブは試合を見たいファンがこぞって集まります。そこでビール片手に試合を見ながら選手に「カモーン!(いい加減にしろ!)」などとヤジを飛ばして楽しむのです。

オーストラリアのパブではあまり食事せずひたすらお酒を飲み続けるので、あっという間に泥酔してしまいそうですが、そういう人はあまりいないのは試合で興奮しているからなのかもしれませんね。どうしてもお腹がへった時は、ビール片手にナッツ類かチップスとよばれるフライドポテトを食べるのがオージースタイルです。

なお、オーストラリアに来たらぜひ現地の料理を堪能ください。以下の記事でオーストラリア料理を詳しく紹介していますので、旅行前にぜひチェックしておきましょう。

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4. オージースタイルの応援はウォークライ

オーストラリア人はそれがスポーツでも何でも、オーストラリアを応援する時は必ずこれを言うというフレーズがあります。それが「オージー、オージー、オージー、オイ、オイ、オイ」という掛け声です。

元々はウォークライという、戦争中に兵士が士気を揚げるために使われたフレーズなのですが、それがあっという間に広まって、今や小学校の運動会でも子供たちが普通に叫んでいるほど浸透しています。

「オージー」と「オイ」とで前後で分けて、コール&レスポンスとして使うこともあり、単純なフレーズなのですが言うとなんとなくスッキリするのが人気の秘密かもしれません。ここぞというチャンスや負けそうな時などにこう言って盛り上げます。W杯中は会場にかけつけたファンから、TV前で見ているファンまで至る所でこのウォークライが響き渡っています。

なお、現地の人と一緒にサッカーを盛り上がるには英語は必要不可欠。以下の記事にスポーツ観戦で使える英語フレーズをあつめましたので、ぜひ一読してみてください。

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5. ちゃっかりしているオーストラリア人ファン

とはいえ、プロサッカーの歴史が浅いオーストラリアなので、オーストラリアチームがヨーロッパ諸国のような強豪ではない、ということはファンも一応理解しています。

そこで対策として、オーストラリアのファンはオーストラリア以外にもひいきのチームをこっそり選んでおいて、そのチームも応援するというちゃっかりしたところもあるようです。オーストラリア人としてというよりも、むしろサッカーファンとしてW杯を楽しみたいという現実的な人が多いのかもしれませんね。

ブラジルを彷彿させる、ゴールドとグリーンを基調としたオーストラリア代表ユニフォームも「色だけは王者と一緒だ」と自嘲するファンもいるくらい、応援しつつもリアルな視点を忘れないのがオージーらしいところです。

 

6. オーストラリア人にとってイメージの悪いサッカー

以前、代表チームのキャプテンをつとめたこともあるオーストラリアサッカー界のレジェンドが、自伝で「オーストラリア人はサッカーのイメージを悪い方に誤解している」と訴えたことが大きく話題になりました。

彼によればオーストラリア人はサッカーを「ゴールが少なくてつまらない」「選手がなよなよしている」「ビデオ判定がないのでわかりにくい(当時)」「ファンが粗暴」と考えているというのです。これは明らかにオーストラリアでファン人気トップのラグビーに比べての偏ったイメージといえます。

また、移民社会だけに代表レベルのサッカー選手の中にもオーストラリア以外のルーツをもつ選手も多くいます。そうした選手はW杯などの国際大会ではオーストラリア代表ではなく、祖国の代表として出場できるため、その結果、逆に国際大会代表チームが弱くなってしまうという事態もあります。

そこからサッカーをいわゆるオーストラリア人ではなく「移民のスポーツ」と思う人も少なくないようです。こうしたイメージがオーストラリアでサッカーを国民的スポーツにできない理由の一つであるようです。

なお、スポーツ好きのオーストラリア人にとって、オリンピックがどういう存在かも気になりますよね。以下の記事で詳しく特集していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

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7. W杯ロシア大会での最下位敗退と今

2006年のW杯ドイツ大会ではベスト16と大健闘を見せただけに、オーストラリアでもW杯への期待が高まったのですが、2010年以降のW杯では全てグループリーグ敗退、しかもうち2回は最下位敗退となってしまいました。

さらに2018年のロシア大会では格下の対戦相手が含まれていたにも関わらず、一度も勝てずに予選敗退してしまうなど、大変ふがいない試合ぶりに失望したファンは多かったようです。Aリーグとよばれる国内プロリーグが発足して10年以上経ちますが、試合観客動員数はラグビーの1/3以下とファン獲得に苦戦が続いています。

実は負け犬精神を持っているオージーの目にも、あまりに弱すぎる現在のオーストラリア代表チームを強化しない限り、次のW杯に向けてサッカー人気を期待するのは非常に厳しい状況といえるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
オーストラリアではまだまだ盛り上っているとはいえないプロサッカーリーグですが、W杯の時だけは普段と違う盛り上がりを見せるので、4年に1回のチャンスにオージーに混じってエンジョイしてみてはどうでしょうか?プロリーグに日本人選手もいる今、思わぬところでオージーと意気投合できるかもしれませんよ。

 

オーストラリア人にとってサッカーW杯とは?在住者が感じる7つの印象!

1. W杯2006年大会がオーストラリアのサッカー時代の幕開け

2. サッカーは友達と一緒に

3. オーストラリアの正しい試合観戦スタイルはパブでビール

4. オージースタイルの応援はウォークライ

5. ちゃっかりしているオーストラリア人ファン

6. オーストラリア人にとってイメージの悪いサッカー

7. W杯ロシア大会での最下位敗退と今

 

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