ドイツにも成人式はあるの?現地在住者に聞くの6つの特徴!

艶やかな振袖を身にまとった女性が印象的な成人式、今では日本の伝統的な行事の一つですね。しかし、海外でもこのような成人式は行われているのでしょうか?また、どんな服を着てどんなことを行っているのか気になりますね。

ここドイツでは、法律的に大人の仲間入りをしても、日本のような伝統的な成人式は行いません。その代わり、キリスト教信者が一定の年齢に達した際に行う「堅信礼」やそれに準ずる式などがあります。今回はドイツの成人年齢や成人式に代わる行事、また式での服装やプレゼントについてお伝えします。

 

ドイツにも成人式はあるの?現地在住者に聞くの6つの特徴!

 

1. ドイツの成人は何歳から?

日本では2019年現在、20歳から成人とみなされ喫煙やアルコールが解禁となり世間でも大人としての責任を負うものとされています。一方ドイツでは1970年代より当時21歳だった成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳より喫煙や飲酒が可能となっています。

しかしながらアルコール度数の低いビールなどは16歳から飲むことが可能だったり、18歳になった年に日本のように成人式が行われるわけではないので大人になったという実感は日本と比べると感じにくいのではないでしょうか。ちなみに運転免許の取得や、選挙権も(一部の州によっては16歳から)18歳からとなっています。

なお、ドイツといえばビールの本場の国ですよね。現地のビール事情について以下の記事で特集していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

本場ドイツのおすすめビール特集!在住者に聞く8つの役立ち情報!
ドイツと言えば、大きなジョッキに注がれた豪勢なビール!せっかくドイツに行くのであれば、おいしいビールを試してみたいですよね。今回は、現地在住の筆者がドイツのおすすめのビールからお役立ち情報まで、ドイツビールのおもしろ情報を詳しくご紹介します。

 

2. ドイツに成人式はあるの?

ドイツには18歳で成人となったことを祝う、日本のような「成人式」はありません。しかし、成人式と同じように大人としての自覚を持つという意味の式がいくつかあります。

キリスト教信者が多いドイツでは日本語で「堅信礼」と呼ばれる、「Konfirmatiion(コンフィルマティオン)」「Firmung(フィルムング)」があります。コンフィルマティオンはプロテスタント系、フィルムングはカトリック系と教派が異なりますが、どちらも今後キリスト教徒として生きるという自覚を持つための儀式です。コンフィルマティオンは14歳前後、フィルムングは13歳から17歳の間に行われます。

また、東ドイツなどあまりキリスト教色が強くない地域では「Jugendweihe(ユーゲンドヴァイエ)」と呼ばれる式があります。「成人参入式」とも呼ばれるユーゲンドヴァイエもやはり14歳前後の少年少女が行うものです。そしてユーゲンドヴァイエは式典を行うだけではなく、参加する若者が事前に数回集まり宗教や民主主義についてなど様々な議題についてディスカッションし大人への準備を行うものです。

しかしながら式は行われても、法的には成人として認められるわけではありません。日本と比べると、大人としての準備も早い年齢から始まっていると言えます。

 

3. ドイツで成人式の代わりに行われるものとは?


ドイツには成人式はありませんが、大人としての自覚を持つという意味の成人式と似たようなものは存在します。その式は住んでいる地域や、属する宗教によって参加する年齢・式の内容などが異なってきます。

例えばキリスト教徒が行うコンフィルマティオンやフィルムング、これらは教会で行われます。教派により参加できる年齢や式の流れは異なりますが、神父様や牧師様の祝辞を聞いたり讃美歌を歌ったりで1~2時間くらいの厳かな式を行うことが多いようです。

それとは対照的に、無宗教の若者が参加するユーゲンドヴァイエと呼ばれる式もあります。これはユーゲンドヴァイエ協会が主催し、それぞれの地域で開催されます。ユーゲンドヴァイエの式は厳かな教会の式と異なり、歌あり踊りありの華やかなものもあるようです。

そしてなんといっても特徴的なのはこのユーゲンドヴァイエの式に参加するためには、お金を支払わなければならないことも。そしてどの式も終了後には家族や親戚、友人たちとゆっくりと食事をしてお祝いをするのが一般的です。

 

4. ではドイツでは成人しても何もしないの?

ドイツで社会的に認められた18歳になっても日本の成人式のような公的な式典はなく、多くの若者は家族や友人と食事をして過ごすことが多いようです。しかし最近ではピクニックを企画してお祝いしたり、なかにはクラブを借りきってパーティーを開き華やかにお祝いなんて人もいるようです。

また、親にはお金だけを出してもらい、成人した若者だけで祝うというのが最近の流行りのようですよ。

 

5. ドイツでの成人の式にはどんな服を着るの??


日本の成人式では女性は振袖やワンピース、男性はスーツや袴を着るのがお馴染みですがドイツでは特に成人の日に着るという特別な服はありません。ドイツには南ドイツの「Diandl(ディアンドル)」のように各地域ごとに伝統的な衣装はありますが、ドイツ共通の民族衣装はないからです。成人式に代わるコンフィルマティオンやユーゲンドヴァイエは参加する式の種類によって着る服装は異なってきます。

キリスト教系の式には男性ならスーツまたはシャツにブレザーと綿のスラックス、女性は黒や白または淡い色のシックなワンピースなどシックで落ちついた色合いの物が多いようです。しかし、ユーゲンドヴァイエでは赤や黄色などのカラフルなワンピースを着ている女性もいるようです。また参加している親族も教会はシックで地味なのに対して、ユーゲンドヴァイエではスニーカーにジーンズ、とラフな格好をしている人も。そう思うと日本の振袖などは、ぜひ今後も続けて欲しい日本の伝統だと思いませんか?

 

6. ドイツで成人のお祝いの際にもらってうれしい物は?

成人式のお祝いには日本ではご祝儀として両親や親せきからお金をもらうことが多いのではないでしょうか。ここドイツでもやはり成人のお祝いとしてはお金をもらうことが多いようです。またその額も様々で1万円から中には20万円以上もの高額のお金をもらえる子もいいるようです。また時計やアクセサリーなども一般的ですね。最近ではアマゾンやH&Mなどのお店のクーポン券なども人気です。

その他には旅行をプレゼント、中には車!なんて強者もいるそうですが、そんな人はかなり少数派。そして忘れてはいけないのはメッセージカード。誕生日やお祝い事にカードを添えるのがマストなドイツでは、もちろん成人のお祝いの品と一緒にカードもプレゼント。気持ちのこもった言葉は何よりのプレゼントですね!

 

まとめ

ドイツに限らず世界でも日本の成人式は非常にめずらしいものです。ドイツでは18歳になったからといって、日本の成人式のように市町村主体のお祝いはしません。艶やかな振袖を身に着け、久々に旧友と再会できる日本の成人式。とても素晴らしい日本の伝統的文化だと思います。

しかし最近では式の最中に騒ぎ、マナーを守らない新成人などがよくニュースになっています。大人への仲間入りを認められた大事な日。ぜひ、一生に一度の成人式を節度を守って楽しんで下さいね!

 

ドイツにも成人式はあるの?現地在住者に聞くの6つの特徴!

1. ドイツの成人は何歳から?

2. ドイツに成人式はあるの?

3. ドイツで成人式の代わりに行われるものとは?

4. ではドイツでは成人しても何もしないの?

5. ドイツでの成人の式にはどんな服を着るの??

6. ドイツで成人のお祝いの際にもらってうれしい物は?

 

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