ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット

ブラジルと言って思い浮かぶものはコーヒー、サンバ、サッカーでしょうか?ブラジルには一度は行っておきたい世界遺産や、オリンピックの開催地としても注目のリオデジャネイロは観光スポットとしても最も有名ですが、ブラジルの広い土地にはまだまだたくさんの観光スポットがあります。今回は地図ガイドにないブラジル人に人気の隠れた観光スポットをご紹介します。

 

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット

 

1. パラチ<Paraty>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_パラチ

まずはブラジルらしく綺麗な海からご紹介します。パラチはリオデジャネイロ州にあり、サンパウロとリオデジャネイロの中間に位置し、ブラジルでは天国に一番近い土地と言われています。18世紀ごろはミナスジェライス州で発掘された金をポルトガルに輸出するために栄えた港だったそうです。しかし、金も掘り尽くされた後は人々に忘れ去られた街だったのですが、リオデジャネイロとサントスを結ぶ道路が整備されて、きれいな海と町並みが再発見され、今では高級リゾート地となっています。ポルトガル様式のかわいいらしい町並みのパラチ歴史街<Centro Historico de Paraty>には古い教会などの建築物が残されていて、町並みはそのままブティックなどに使われており観光スポットになっています。たくさん小さい島があり、ビーチごとに違いがあるのでボートでビーチ巡りもおすすめです。お土産には昔ながらの製法で作られたブラジルのお酒ピンガをどうぞ。

 

2. フロリアノポリス<florianópolis >

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_フロリアノポリス

サンタカタリーナ州の州都フロリアノポリスはブラジルの週刊誌「Veja」で、ブラジルで最も住みやすい街と称され、アメリカの雑誌「Condé Nast Traveller(コンデナスト・トラベラー)」で世界で最もフレンドリーな街では1位に輝いた街です。ポルトガル系とドイツ系、そしてイタリア系の移民が多く住んでいます。真っ白な砂浜と青い海はブラジル人のみならず、アメリカやヨーロッパ、南米各国からも観光客が訪れ人々を魅了しています。有名なヘルシーリオ・ルース橋<Hercilio Luz Bridge>やブラジル初の温泉施設サントアマロ・ダ・インペラトリス<Santo Amaro da imperatriz>、世界中のサーファーたちがやってくるジョアキナビーチ<Joaquina>や山もあり豊かな自然に恵まれています。エビが名産品でおいしいシーフードが食べられるレストランも多くあるので食べ歩きもいいですね!

 

3. ナタウ<Natal>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_ドゥナス・デ・ジェニパブ環境公園

ナタウはリオ・グランデ・ド・ノルテ州都でブラジルでは北東部に位置し、常に温暖な気候です。NASAによるとこの地は大陸で最も空気がキレイな場所だとか。日本ではワールドカップの予選地として知られたのではないでしょうか?南国らしいとても美味しいマンゴーやグアバなどのトロピカルフルーツやカシューナッツ栽培が盛んなので、ぜひ市民の市場(フェイラ)などで新鮮なものを手に入れて味わってみてください。見どころはもちろん12以上もある白い砂浜と透き通った海、ブラジル第二の都市公園とされているドゥナス・デ・ジェニパブ環境公園<Dunas de Genipabu>は数種類の植物や動物が保護されており、入園料を払えば入ることが可能です。そしてバギーやラクダのツアーなんかも楽しめる砂浜もあるのでスリルが好きな方は挑戦してみては!?

 

4. レシフェ<Recife>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_ボアヴィアージェン

こちらもワールドカップの予選地となりましたね。ナタウよりも北東部ペルナンブコ州のレシフェはサルバドールに次いで北東部では2番目に大きい都市でかつてはポルトガルの植民地であり、その後スペインに併合され、更にスペインと独立の為争っていたオランダに占領されるという歴史を持っている土地です。ボアヴィアージェン<Boa viagem>という都会的なビーチやポルト・デ・ガリーニャス<Porto de Garinhas>という有名なリゾート地はブラジルの青い海と白い砂浜に加え、サンゴ礁が作り出す天然のプールが魅力です。遠浅の海でサンゴの天然のプールに行くには帆船に乗って行きます。透き通る水には魚も泳いでいて、まるで水族館のよう。スキューバダイビングやシュノーケリングにももってこいです。その名の如くGarinha(鶏)の柄や形のお土産がたくさん売っています。更に北には16世紀ごろに建てられた古い教会や町並みが並ぶ世界歴史遺産のオリンダもあり、歴史も感じさせます。

 

5. ジェリコアコアラ<Jericoacoara>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_ジェリコアコアラ

セアラ州にあるちょっと異例の街、ジェリコアコアラは街の地面が全て砂だということ。最近アメリカの雑誌でも最も美しい場所の一つに取り上げられたそうです。小さな可愛らしい街にはすべてが凝縮されていて、かわいい民芸品やアクセサリー、美味しいシーフードも食べられます。ラゴア・ド・パライーゾ<Lagoa do paraíso>はその名のごとくまさに天国!!何にもしないでのんびり、ハンモックに揺られて過ごせば疲れた心も体も癒やされること間違いなしです。ウインドーサーフィンやカイトサーフィンのレッスンもやっているの体験してみるのもいいですね!そしてここの一番の見所は何と言っても素晴らしい夕日が見れることです。日が沈むのを見ながら自然の素晴らしさを感じることができるでしょう。

 

6. グラマード

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_グラマード

ブラジルはビーチだけではありません!!グラマードはリオ・グランデ・ド・スルにあり、冬場はマイナスまで気温が下がる日もあるほど。ブラジル人が寒さを感じに、多くは冬(7月~9月)に観光客が訪れます。クリスマスにも力を入れており、11月から1月にはたくさんのクリスマスにちなんだイベントやショーなどが催されています。ドイツやイタリア系、オーストリア移民が多いため、町並みはヨーロッパのようでブラジルにいることを忘れそうです。美しい教会やワインセラー巡り、サンタクロースの家やお土産屋など観光客を飽きさせない観光スポットがたくさんあります。

 

7. カンポス・ド・ジョルダン<Campos do Jordão>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_モホ・ド・エレファンチ

もう一つサンパウロ州の避暑地、ブラジルの軽井沢とも言えるカンポス・ド・ジョルダンをご紹介しておきましょう。それもそのはず、軽井沢市とはなんと1968年に姉妹都市提携を結んでいるのです。サンパウロ市内から車で3時間程度とアクセスの良さも人気の要因です。不思議の国のアリスに出てきそうな庭園、アマンチキール<Amantikir>やリフトで行モホ・ド・エレファンチ<Morro do Elefante>、ブラジル最古の鉄道ボンジーニョ ウルバーノ<Bomdinho Urbano>はぜひ訪れておきたいところ。ブラジルのスイスとも呼ばれているだけあり、チョコレートやチーズフォンデュ、地ビール、ドイツ風のソーセージなどが有名です。小さい街なので1~2日もあれば回れてしまうのでサンパウロの喧騒を忘れ、ちょっとした海外旅行感覚を味わえるブラジル人に人気の観光地です。

 

8. クリチバ<Critiba>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_ジャルジン・ボタニコ

ブラジル南部、パラナ州にあるクリチバはパラナ州の州都でブラジル南部最大のサンパウロについで2番目に日系人の多い都市です。緑がいっぱいで環境にも優しく、人にも優しい都市開発の成功例として知られています。ヨーロッパ風の町並みはブラジルとは思えません。バス、電車など交通が整備されており、観光もし易いです。ロンドンのように観光用の2階建てバスがあります。クリチバと言えばジャルジン・ボタニコ<Jardim Botanico>(植物園)が有名で、夜はライトアップもされてロマンチックです。ブラジル人建築家のオスカー・ニーマイヤーが建築を手掛けた美術館や、池に浮かぶ美しいオペラハウス<Opera de Arame>、モヘチスへの列車の旅なんかがおすすめ。ちょっとリッチな列車の旅が体験できるでしょう。

 

9. サントス<Santos>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_サントス

サンパウロからおよそ60kmほどに位置する港町サントス。ここは日本ととても深い繋がりがあり、1908年に日本から正式に移民として神戸港から笠戸丸でブラジルに渡ったという港です。街には日系移民上陸記念碑も建てられています。ギネスブックによるとオルラ庭園ビーチ<Jardins da Orla da praia>は世界最長のビーチフロントガーデンとされており、夏場は沢山の人で賑わっています。ブラジルといえばコーヒーの旧コーヒー取引所<Museu do Café Brasileiro >やサッカーの王様ペレや日本のカズこと三浦知良選手が在籍していていたサントスFCのスタジアムがあります。ケーブルカーで行くモンチ・セハーの丘<Monte Serrat>や市内を走るトラム<Bonde Turistico de Santos>も人気です。

 

10. サンパウロ・ゲイパレード<Gay・Pride・Parade>

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット_サンパウロ・ゲイパレード

最後はスポットではありませんが、ブラジルの代表的なカーニバルに並ぶ?世界最大のサンパウロ・ゲイパレードをご紹介します。毎年6月頃サンパウロ市内のパウリスタ大通りで行われるこのパレードはLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の祭典ゲイ・プライド・パレード<Gay・Pride・Parade>で世界に差別や法的権利を求める運動です。参加者は毎年増えており、なんと今年は500万人以上が世界各国から集まったというから驚き!!カーニバルのように山車やダンサー達が街を練り歩き、LGBTの象徴レインボーの旗や飾りでとってもカラフル。音楽を流しクラブのようにみんな踊り、祭りを楽しんでいます。ゴージャスな衣装をまとった彼、彼女らのそのパワーは圧巻です!!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ブラジルはとても広いのでおすすめの見どころがたくさんあり、本当に絞るのが大変でした。やはり南国らしくビーチが多いですが、ブラジルの多民族文化を感じられる内容にまとめてみました。世界遺産巡りのついでやお仕事で来られた際に、お近くのスポットまで足を運んでいただけたら幸いです。ブラジル人の温かさ、のんびりした雰囲気を味わっていただけると思います。

 

ブラジルの地図ガイドにもないマニアック旅行10スポット

1. パラチ<Paraty>
2. フロリアノポリス<florianópolis >
3. ナタウ<Natal>
4. レシフェ<Recife>
5. ジェリコアコアラ<Jericoacoara>
6. グラマード
7. カンポス・ド・ジョルダン<Campos do Jordão>
8. クリチバ<Critiba>
9. サントス<Santos>
10. サンパウロ・ゲイパレード<Gay・Pride・Parade>

 


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