現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ

現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ

2015年10月からANAで成田-ブリュッセル線が就航し、日本からのアクセスが便利になったベルギーは、冬の休暇を過ごすのにぴったり。各都市がそれほど大きくないので、見どころのクリスマスマーケットを徒歩で見て回れるのも魅力の1つです。今回はベルギーのクリスマスの堪能するための7つのコツをご紹介します。

 

現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ

 

1. クリスマスの時期

ベルギーでクリスマスマーケットが開催されるのは、11月末から1月頭までです。細かい開催時期は各年によって異なります。12月のブリュッセルの最高気温は5.5℃、最低気温0.5℃と他のヨーロッパの国と比較すれば、それほど寒さは厳しくはありませんが、石畳の町並みは冷えますので、防寒対策はしっかりとしていきましょう。

 

2. 現地の人にとってクリスマスはどんなものなのか

日本は家族以外に恋人で過ごす習慣のあるクリスマスですが、ベルギーでは家族ぐるみで祝うお祭りです。この日ばかりは仕事のある日も午後3時ぐらいから家に帰り始め、家族や親戚みんなで集まり、ディナーを楽しみます。それから、日本ではおなじみのサンタクロースは、ベルギーではやや様相が異なります。子供たちがプレゼントをもらうことができるのは、12月5日の夜、ベルギーでは11月下旬に「シンタクラース(聖二コラ)」がスペインから船に乗ってやってきて、1年間いい子にしていた子供にはプレゼントを、また、悪い子は麻袋に入れて袋叩きの上、拉致されてしまうと言われています。

 

3. クリスマスのときに食べる食事やデザート

現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ_ブッシュ・ド・ノエル

一般的にベルギーでクリスマスの晩餐と言えば「これ」という定番メニューがあるわけではありませんが、七面鳥がよく食べられています。野菜や香草を詰めてオーブンでじっくりと焼いたものをいただきます。ワロン地方ではジビエを使う場合もあるようです。オードブルには旬の生牡蠣、テリーヌなどの冷たいものが多く、スープはオマール海老を使ったものがよく食べられています。デザートは、今や日本でもおなじみの木の形をしたブッシュ・ド・ノエルというケーキ。ショコラティエにはこの季節限定でブッシュ・ド・ノエルが並びますので、ぜひ現地でその味を試してみたいですね。

 

4. 現地の人の過ごし方

ブリュッセルを始めとして、主要なベルギーの都市では11月下旬からクリスマスマーケットが開かれます。さすがグルメ大国のベルギーだけあり、屋台でも本格的な食べ物が並びます。ですから、会社帰りにクリスマスマーケットでシャンパンと生牡蠣で一杯飲んで帰る人も多いそうです。また、ベルギーと言えばビールですが、クリスマスの時期に合わせて、ビールの各醸造所が季節限定のクリスマスビールを出しています。毎年パッケージや配合を微妙に変えており、こちらもクリスマスシーズンの楽しみの1つになっています。

 

5. クリスマスに開催されるイベントの特徴

この項では、クリスマスシーズンに注目すべき各都市のイベントを紹介していきます。

・ブリュッセル
現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ_グラン・プラス
(1)グラン・プラスの音と光のショー…世界一美しい広場と言われるグラン・プラスでは、広場全体がスクリーンになり、美しい音と光で彩られます。ライトアップされた市庁舎はまさに圧巻です。(月〜木は17:00〜22:00まで1時間ごと/金〜日は17:00〜22:30まで30分ごとに実施)
(2)モネ広場前のスケートリンク…この時期だけ、広場にアイススケートリンクが設置され、靴代込みで大人7ユーロ、子供(12歳まで)5ユーロで楽しむことができます。
(3) サン=カトリーヌ広場の移動遊園地…中央に観覧車がそびえ、ブリュッセルのクリスマスマーケットの中でも最も活気のある地域です。観覧車に乗れば、イルミネーションに彩られたブリュッセルの町並みを一望することができます。また、聖カトリーヌ教会ではプロジェクションマッピングによるショーも開催されていますので、お見逃しなく。

・ブルージュ
現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ_シモンステファン広場のクリスマスマーケット
屋根のない博物館と形容される美しい町ブルージュのクリスマスマーケットはマルクト広場、シモンステファン広場で開催されます。この町の伝統工芸品であるレースのクリスマスオーナメントはお土産にもぴったりです。駅前広場では雪と氷の彫刻フェスティバルも開催されています。

・アントワープ
現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ_アントワープのクリスマスマーケット
ベルギーの第二の都市アントワープでは、市庁舎前広場、Suikerrui通り、フルン広場などでクリスマスマーケットが開かれています。ブリュッセルと比較すると小ぢんまりとした印象ですが、メリーゴーランドなどもあり、家族連れでのんびり楽しむのにぴったりです。

 

6. 日本人がクリスマスに現地に訪れた時のおすすめの過ごし方や観光地

クリスマスシーズンのベルギーを楽しむのなら、ブリュッセルを拠点にするのがおすすめです。ベルキーは比較的鉄道の利便性がよいため、日帰りでいろいろな都市を訪れることも可能です。クリマスマーケットではベルギーグルメでおなじみのフリッツ(フライドポテト)やワッフルを楽しみつつ、体が冷えたらホットビールを飲んではいかがでしょうか。また、お土産には、この時期ならではのクリスマスビール、クリスマス限定のかわいらしいチョコレートなど、目移りすることは間違いがありません。主要都市のほか、おすすめの観光地としては世界一小さい町デュルビュイがおすすめ。小さな町全体がクリスマス一色になりますが、あまり商業色が強くないこともあり、絵本のような町並みでのんびりと休暇を過ごすことができます。

 

7. 訪れる際の注意点

ベルギーはそれほど寒さが厳しくありませんが、それでも寒さ対策はしっかりしていきましょう。クリスマスマーケットで外を歩き回ることを考えて、貼るホッカイロなどを持参したほうがいいかと思います。また、人ごみの中を歩くことになりますので、できるだけ軽装を心がけましょう。加えて、クリスマスマーケットにはトイレがほとんど設営されていないので、できるだけホテルは利便性のよい場所を予約したほうがいいと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?
ヨーロッパ各国で開催されるクリスマスマーケットはどこも魅力的なものばかりですが、その中でも、直行便でわずか12時間で行くことができるようになったベルギーは、美しい町と絶品グルメを兼ね備えた素晴らしい国です。今年の年末の休暇は思い切って、ベルギーで過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

現地ベルギーでクリスマスを堪能するための7つのコツ

1. クリスマスの時期
2. 現地の人にとってクリスマスはどんなものなのか
3. クリスマスのときに食べる食事やデザート
4. 現地の人の過ごし方
5. クリスマスに開催されるイベントの特徴
6. 日本人がクリスマスに現地に訪れた時のおすすめの過ごし方や観光地
7. 訪れる際の注意点

 


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