ベルギーの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

ベルギーの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

海外旅行をする時、気になるのが現地の通貨や両替事情ですよね。ベルギーへ向かう際、日本の空港で両替してもうっかり買い物をし過ぎて現金が足りなくなってしまった。そんな時「現地で両替はどうすればいいの?」と不安に思う方も多いと思います。そこで今回は、現地在住の筆者が、ベルギーの通貨の歴史と現地でのおすすめ両替をご紹介します。

 

ベルギーの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

 

1. 現在のベルギーの通貨

EUの一員であるベルギーで現在使われている通貨は「ユーロ」です。この「ユーロコイン」の表面はユーロ圏共通のデザインになっていますが、裏面は各国独自のデザインとなっています。ユーロ圏を既に旅行した事があるかたはご存知だと思いますが、このデザインの違いが結構面白いです。ベルギーでも各国のコインが流通していますので、コインを手にした時は是非裏面を見て見て下さいね。

また、2ユーロコインには「ルクセンブルク経済同盟記念コイン」や「アトミウム修復記念コイン」などもあるので、もしかしたら偶然手に入る事があるかもしれません。

紙幣は
5ユーロ
10ユーロ
20ユーロ
50ユーロ
100ユーロ
200ユーロ
500ユーロ

コインは
1セント
2セント
5セント
10セント
20セント
50セント
1ユーロ
2ユーロ

があります。

 

2. 過去のベルギーの通貨

2002年「ユーロ」が誕生するまで、フランス語圏だったベルギーの通貨は「フラン」。当時フランス語が公用語だったベルギーですが、北部にはオランダ語の1つである「フラマン語」を話すフラマン人もいたので「フランス語」と「オランダ語」が併記されたコインもありました。

お隣の国「ルクセンブルク」もフラン圏で、「ルクセンブルク・フラン」と「ベルギー・フラン」は法的に等価だったのですが、この法的効力は広く認知されていたわけではなかったので、ベルギー国内では「ルクセンブルク・フラン」が使用不可の場所も少なくありませんでした。

現在ベルギー国内で「ベルギー・フラン」はまったく流通していませんが、銀行に行けばユーロに両替してもらえます。2002年以前にベルギーを訪れ「ベルギー・フラン」を持っている方も、ベルギー国内で両替が可能です。

日本の銀行では「ベルギー・フラン」の両替は現在不可能のようです。

 

3. ベルギーの「ユーロコイン」デザイン

ベルギー独自のデザインは国王の肖像で、現在は3種類のデザインが流通しています。どれも発行当時の国王の肖像が書かれており、ベルギー在住の筆者が現在最もよく目にするのは1993年から2013年まで国王だったアルベールII世です。

 

4. 「ユーロ」の名前の発案者はベルギー人

EUの本部があるベルギー。EU圏共通通貨「ユーロ」の名前の発案者もベルギー人で、歴史・フランス語教師であり、エスペラント語推奨者でもあるジェルメン・ピレー(Germain Pirlot)です。更に「€(ユーロマーク)」もアラン・ビリエ(Alain Billet)というベルギー人グラフィックデザイナーのデザインがコンペの結果、採用されました。

 

5. コインは必ず携帯しましょう

ベルギーでは殆どのトイレが「有料」です。たとえ大きなショッピングセンターでも、トイレに行くには「30セント~50セント」を支払う必要があります。最近は自動改札のような機械が取り付けられているトイレも多いですが、「トワレット・マダム」と呼ばれる「トイレの管理人」が待機している所もまだまだ多く残っています。

どちらの場合もカードを使える場所は殆どありませんので、買い物で余ったコインはトイレ用に取っておくことを強くお勧めします。日本のように「どこにでもトイレがある」環境ではありませんので、トイレは早めに行っておく方が安心です。

 

6. 【日本円→ユーロ】現地で両替するなら銀行がおすすめ

日本円からユーロへの両替レートは135円を超えていて、日本円からユーロへの両替はかなり損になってしまいます。せめて手数料は出来る限り抑えたいですよね。ベルギーでは街中至る所に両替場がありますが、銀行に比べるとレートが高めです。平日9:00~15:30という限られた時間のみになってしまいますが、可能であれば銀行で両替するのが現地での両替に限っては一番お得といえるでしょう。ベルギーでは「KBC」「ING」などでしたら、だいたいどの町にも店舗があります。

両替所を利用する場合は、ブリュッセルにある「Eurogold」という外貨ショップがおすすめです。手数料は0.8%前後ですが、空港やホテルでの両替に比べて少しお得です。

EUROGOLD

住所:Beursstraat 30-32 1000 Brussel, BELGIË
営業時間:月曜~木曜 9:00~17:30、金曜9:00~18:00

現地での両替は割高になるので、出来る限り日本で両替しておくことをお勧めします。「大黒屋」さんなどで両替をした場合と、現地で両替した場合では10%以上金額が違ってくることも…。
※ベルギーに持ち込める現金の上限は「10,000ユーロ」ですのでご注意下さい。

万が一、現地で緊急に現金が必要になった場合、まずは宿泊先のホテルで両替可能であればレートと手数料を確認して見て下さい。空港やホテルであれば、そこまで差は出ません。平日の早い時間でしたら是非「銀行」をご利用ください。

 

7. 現地で両替する方法

現地の銀行で両替をする場合、店舗に入り窓口で「I want to exchange Japanese yen for euro」と言えば手続きをしてくれるか、手続きの仕方を教えてくれます。両替をする際にはパスポートを提示する必要がありますのでご注意下さいね。

両替所の場合も英語で「円をユーロに両替したい」と言えばすぐにレートを教えてくれます。レートに問題が無ければそのまま両替してもらえばOK。

銀行の営業時間は平日9:00~15:30、街の両替所はだいたい9:00~17:00までやっている所が多いです。

両替をする際におすすめなのが「50ユーロ札まで」にしておくこと。「100ユーロ札」を使う事は殆どありませんし、お店での買い物では細かいお金を「なるべくぴったり」払う方がよろこばれます。ベルギー人は殆どクレジットカードや「Bancontact」「Maestro」といったデビットカードで決済をするので、お店によっては釣銭があまりない事もあるからです。

 

まとめ

いかがでしたか?
ベルギーではとてもカード決済が普及しているので、それほど現金が必要になるというシチュエーションは多くないと思います。それでも個人経営のお店や、大きなショップでも時折「カード決済システムの故障」などで現金支払いのみ、という事もなくはないので、ベルギー旅行の際はいくらか現金を持っておくと安心でしょう。

また、JCBのクレジットカードや、デビットカードは使えない場所が多いので、カードはそれ以外のもの(VISAは殆どの場所で使えます)を持っておく事をおすすめします。皆さまの旅が最高のものになりますように!Goeie reis!

 

ベルギーの通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

1. 現在のベルギーの通貨
2. 過去のベルギーの通貨
3. ベルギーの「ユーロコイン」デザイン
4. 「ユーロ」の名前の発案者はベルギー人
5. コインは必ず携帯しましょう
6. 【日本円→ユーロ】現地で両替するなら銀行がおすすめ
7. 現地で両替する方法

 


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