タイもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

タイもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

(Paul Ancheta)

秋の風物詩ハロウィンと常夏のタイではなんだかイメージがピンと来ませんよね。タイでもハロウィンパーティーやコスプレイベントが行われているのでしょうか。そこで今回は、現地在住の筆者がタイのハロウィン事情について詳しくレポートします!

 

タイもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

 

1. タイのハロウィンはいつ?

タイ人にとってもハロウィンはあくまでも近年外国からやって来た新しいイベントです。ですから、タイでもハロウィンはアメリカと同じ10月31日です。

古くはヨーロッパのケルト民族のお祭りだったハロウィンはアメリカで大衆行事になり、その後近年アメリカから日本やタイなどのアジアにも入ってきたので、タイでは古くからアメリカ人の多いパタヤの歓楽街や、外国人の集まるバンコクの一部地域などでは商業ベースに乗せてハロウィンを取り入れているお店が昔からあったようです。

ここ数年はタイ国王の崩御に伴いイベントやお祭りごとは自粛していたので、ハロウィンイベントも各地で中止になっていました。

2. タイ人のハロウィン認知度は?

日本ではこの数年、ハロウィンのニュースが新聞やテレビでも取り上げられるようになり、年配者も含めたハロウィンの認知度はかなり上がって来ましたよね。でも、タイでは日本に比べてもまだまだハロウィンの認知度は圧倒的に低いです。

首都バンコクでは、商業ビルのショーウィンドウや飲食店の飾り付けがハロウィン仕様に変わったり、ハロウィンスペシャルメニューなどを用意したり、仮装用のグッズが売られていたりはするものの、タイ全体で見るとあくまでも極々一部の人達のイベントと言った印象です。タイの大型商業ビルではクリスマス時期には大きなクリスマスツリーを用意したり、クリスマス装飾にはかなり力を入れますが、それに比べてもハロウィンの取り扱いは非常に小さいです。

ちなみに、タイはご存知の通り仏教国ですが、日本同様クリスマスを新しいイベントとして受け入れています。タイの真夏のクリスマスツリーやクリスマス装飾はとても不思議な感じです。現地のクリスマスについては、ぜひ以下をチェックしてみてください。

タイのクリスマスはどんな感じ?6つのおもしろ豆知識!
南国タイのクリスマス、あなたはどんなイメージをお持ちですか?国民の90%以上が仏教を信仰している仏教国タイ、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りはどのように過ごすのでしょうか。なかなか想像がつかないかも知れませんね。そこで今回は、タイのクリスマスのおもしろ豆知識を6つご紹介します。

3. 日本とタイのハロウィンはどこが違う?

日本のハロウィンはすっかりコスプレの日となりつつあり、ハロウィンパーティーでもアニメや映画のキャラクターの格好をする人も多く見られます。でも、タイのハロウィンコスプレはハロウィンの主旨に沿ってあくまでも「怖い系」。もともとホラー映画が大好きなタイ人ですから、とっても上手にホラーメイクを施していますよ。

また、同じ頃に行われるメキシコの「死者の日」の祭りのメイクを真似た人たちも見かけます。現地でハロウィンパーティーに参加しようと考えている人は、ホラー系で攻めてみてくださいね。

4. ハロウィンに似た地獄から死者が蘇るタイの祭り

タイにもハロウィンに似て、死者の霊が家族を訪ねてくると言われる祭りがあります。タイ南部を中心に行われる祭りで、旧暦十月に行われるため十月祭とも呼ばれます。

この月の満月の翌日から短期間だけ戻ってくる先祖のためにお菓子や乾物、お米などをお供えするのですが、戻ってくる霊は基本的に地獄から戻ってくるため、祭りの中で表現される死者の霊達は怖い鬼や悪魔のような出立ち。

タイ南部のナコーンシータマラート県の祭りの中では、その霊達がお供え物のお菓子を奪い合うように食べる一場面もあり、なかなか見ごたえのある祭りなのだとか。

5. バンコクでハロウィンを楽しむならここへ行こう!


バンコクで有名なハロウィンスポットと言えば「カオサンロード」と「シーロム ソイ4」です。カオサンロードは言わずと知れたバックパッカーの聖地ですが、ハロウィンにはタイ人も外国人も入り混じってハロウィンを楽しむ人たちで賑わいます。

シーロム・ソイ4は、バンコク中心地シーロムエリアの歓楽街にあり、一般的にゲイ通りとして有名な通りです。こちらも当日はハロウィンコスプレの人達で一杯になります。その他、クラブなどのナイトスポットでもハロウィンイベントを開催している店はたくさんありますよ。

6. タイでハロウィンコスプレする場合の注意点

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日本でもたまにハロウィンコスプレで被り物をかぶり、偽物の斧や銃などを持って歩いていたコスプレーヤーが逮捕されたなんてニュースを目にしますが、タイでは更にそんなことにならないように注意したいですね。

バンコクでは、地下鉄やスカイトレインの入場口には常備警備員が配置されていて手荷物検査を行っていますし、大型商業施設でもエントランスには必ず警備員がいてセキュリティーチェックのゲートを潜ります。

タイでは拳銃の所有は違法ではないため、似たものを持っていても偽物だって分かるだろうなんて考えは通用しません。コスプレをした時は、一般人のハロウィン認知度が低いことを念頭に置いて誤解を招かないように行動してください。

 

まとめ

タイではまだまだハロウィンの認知度は低いとは言え、ハロウィン時期にタイに滞在予定の人は、ぜひハロウィンスポットを覗いてみてくださいね。普段とちょっと違うタイの一面に出会えるかもしれません。

また、コスプレせずにハロウィンスポットを覗きにだけ行きたいと言う人は、服に血糊が飛んできたりすることもあるので(それがケチャップだったり!)、お気に入りの服は避けて出かけた方が良さそうですよ。

 

タイもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

1. タイのハロウィンはいつ?

2. タイ人のハロウィン認知度は?

3. 日本とタイのハロウィンはどこが違う?

4. ハロウィンに似た地獄から死者が蘇るタイの祭り

5. バンコクでハロウィンを楽しむならここへ行こう!

6. タイでハロウィンコスプレする場合の注意点

 


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