スペインのインフエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

スペインのインフエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

(Ramón Durán)

スペインでインフルエンザや風邪を引いたらどうしたらいいか、あなたは想像ができますか?ここスペインでは風邪に対する考え方は日本とだいぶ異なります。そこで今回は、スペインのインフルエンザや風邪に対する考え方、またスペインならではのユニークな対策方法もご紹介いたします。



 

スペインのインフエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

 

1. 世界も勘違いしているあのこと!

「スペイン」「風邪」と聞いて何を連想しますか?中には「スペイン風邪!」という方もいらっしゃるでしょう。あの世界で短期間で最も多くのパンデミックを生み出した「スペイン風邪」当時18億人の世界の人口に対して、死者は5,000万人から1億人に及びました。皮肉なことにこの風邪は当時第一次世界大戦真っ只中でしたが、戦争の死者を上回る数の死者を生みました。それにより戦争が終結したと言われています。

ところで、この「スペイン風邪」は、当時ヨーロッパが戦場であった第一次世界大戦中、スペインは中立国として、戦争の情勢やニュースなどを広報する立場でした。そして、おそらく北米から渡ってきたといわれていますが、その大流行した風邪を「スペインから発信するのでスペイン風邪」と名付けたのです。ただ時々誤解もあって、スペインから発症され、多くの死者を出したなどと言われておりますが、ご心配なく。

 

2. アルコール消毒???

アンダルシア地方のヘレス デ ラ フロンテーラにあるワインと言えば世界中で知られる、ティオ・ペペなどを始めとしたシェリー酒。実はシェリー酒の白(フィノ)は昔から薬のような働きがあるらしく、具合の悪い時は、飲むように勧められたりしました。「熱っぽいな」と言ったとたんにシェリー酒をぐいっとやる、というように。また、クリスマスは12月24日から1月5日まで続きますが、クリスマスの時に飲まれるお酒として「アニス酒」があります。アニスは漢方薬にも用いられるハーブの一種で、このお酒もクリスマスに飲んで風邪を予防すると、昔から伝えられています。

 

3. おばあちゃんの知恵

祖母がスペイン人であったため、子供の時にはよく祖母が面倒を見てくれていました。その祖母から伝わる方法です。喉が痛いときに一日に3回摂ります。

玉ねぎ一個と、2杯のハチミツを混ぜ、15分待ちます。これをレモンのしぼり汁と水400mlとを混ぜ飲みます。風邪の治りを助けるために、フルーツもよく出されます。

また、のどが痛いときは輪切りにした玉ねぎを部屋に置いておくとよい!と言われていました。日本ではとにかく寝て、汗をかくほど早く治るなど民間でよく言われていますね。スペインではよくリラックスして安静にすることは同じなのですが、布団を何枚も重ねて無理やり汗をかいたりするようなことはありません。筆者の家族もリビングでテレビを見ながらソファーで横たわる位のみだったります。最近は日本のおでこに張る熱を冷ましてくれるシートが大人気で、よくお土産などでリクエストされます。日本からもぜひ必需品リストに加えてください。

 

4. 風邪の時どんなものを食べるの?

皆さんは、風邪の時におかゆなどを食べますか?スペインでも同じように液体の多いものを食べます。Arroz Caldoso(スープ仕立てのご飯)ですが、これは日本でいうとおじやのようなもの。同じく、スープに古くなったパンをいれ柔らかくしみこませます。両方ともによく使われるのが、スーパーでは一般家庭の必需品、ブリックに入ったスープストックです。保存料や防腐剤が入っていない密封タイプのブリックなので、一気に料理に使わないといけませんが、体のつらい時に非常に役立っています。

 

5. 一般的な市販薬

日本から出発するときに、風邪薬を持参される方も多いかと思います。ただ、私の経験では日本の薬はスペインではあまり効果がありませんでした。友人によれば、「日本の菌とスペインの菌は種類が違うから」と言っておりました。スペインで一般的に薬局で買えるのは鼻腔の血管を落ち着かせるために、鼻腔内に挿入する医薬や、シロップの服用するタイプが多いです。また、熱があるときは、水に溶かして炭酸水のようになるタイプの錠剤をよく使います。日本では病院に行き、お医者さんから処方された医薬品を薬局で買い求められますが、スペインはOTC医薬品の種類が多く、処方箋なしで購入できる薬剤が多いのです。

 

6. マスクは使いません

日本といえば、予防のため、または拡散を防ぐためマスクの着用や携帯することは冬になると毎年見かけますよね?スペインではマスクをすることはありません。花粉症などの症状をもつ人が近年増えてきましたが、それでも鼻の粘膜を守る薬剤で凌いだりしますが、マスクをつける=パンデミックなみの大げさなことになってしまうのです。ですから、くしゃみや咳などもそのまましてしまいますが、薬で落ち着かせる、または外出しないなどの措置をとります。体に無理をしてまで働かない、そんな意識が徹底されています。

 

まとめ

いかがでしたか?
スペインでは赤ちゃんの頃から、体を強くするために夏は服を着せないで外で遊ばせて皮膚を鍛えたり、床に転がったおもちゃやボールを、そのまま口に運んでも「ああ汚いからダメ!」と取り上げたりはしません。もちろん床は靴で外から雑菌を運んできています。常在菌を子供の頃から自然に取り入れ、菌などに抵抗できる体を作っていく文化です。確かにスペインの子供はあまり風邪をひいた姿を見ない気がします。環境にもよるかもしれませんが、所変われば風邪の引き方や直し方も違うものなのですね。

 

スペインのインフエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

1. 世界も勘違いしているあのこと!
2. アルコール消毒???
3. おばあちゃんの知恵
4. 風邪の時どんなものを食べるの?
5. 一般的な市販薬
6. マスクは使いません

 


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