ロシアの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

(Leon Yaakov)

ロシアの祝日は1年の間に何日あるか、あなたはご存知ですか?ロシアの祝日は歴史的な背景が含まれており、祝日を知るということはロシアの歴史や文化を知るということに繋がります。そこで今回は、ロシア在住の筆者が、ロシアの祝日にはどんな祝日があるのか、そして国民がどのようにその日を過ごすのか、1つ1つ詳しくご紹介します。

日本に比べその数は少ないものの、祝日がロシア人にとっていかに特別な日か、この記事を通してしっかり理解していきましょう!

 

ロシアの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

 

1. 1月1日Новыйгод(ノーヴィゴード)

元旦のことで、直訳すると「新しい年」です。ロシアではこの日、家族や親戚、友達と「Сновымгодом」(スノーヴィムゴードム)「明けましておめでとうございます」と新年の挨拶を交わし、家でご馳走を囲みながらみんなで楽しく過ごします。日本のような御節料理はありませんが、豪華な大皿料理で食卓が飾られます。そしてどの家庭でも必ず出てくるのがオリビエと呼ばれるサラダとみかんです。もうひとつ絶対に欠かせないのがシャンパンで、これで乾杯するのがロシア流のお祝いの仕方です。

 

2. 1月7日 РождествоХристово(ラジュジェストヴォーフリストーヴァ)

「ロシア正教クリスマス」です。ロシア正教会では旧暦のユリウス暦を使っているため、日本人に馴染み深い12月25日のカトリックのクリスマスとは時期が異なります。しかし、最近ではカトリックのクリスマスもお祝いする人が増えてきているので、ロシアではクリスマスが2回あるとも言われています。筆者の経験上、ロシアのクリスマスはあまり祝われているイメージがありません。むしろ新年のほうが盛大にお祝いされているように感じます。もしかしたら、ソ連時代に宗教が禁止されたことと関係があるのかもしれません。

 

3. 2月23日 ДеньзащитникаОтечества(ジェーニザシーットニカアテチェーストヴァ)

「祖国防衛の日」と呼ばれる祝日で、もともとは戦時中に国を守るために働いてくれた軍人に感謝を表す日です。現在では「男性の日」として広く一般的にお祝いされていて、男性に日ごろの感謝を伝える日となっています。日本で言うところの「バレンタインデー」に近い日です。

 

4. 3月8日 Международныйженскийдень(メジュナロードヌィジェンスキージェーニ)

「国際女性の日」と呼ばれる祝日で、「祖国防衛の日」とは逆に女性に日ごろの感謝を伝える日となっています。男性は女性のために花束を買いプレゼントする習慣があります。人気の花は春のシンボルである「ミモザ」や「チューリップ」など。町中の男性が花屋に押しかけるため、この日花屋の前では花を買い求める男性で長蛇の列ができます。最近は男性から女性だけでなく、女性同士でお祝いすることも増えてきました。「男性の日」がバレンタインデーなら、「女性の日」はホワイトデーに相当します。

 

5. Масленица(マースレニッツァ)

これは国民の祝日とは関係ありませんが、ロシアでは「冬を送り春を迎えるお祭り」として復活大祭の7週間前に盛大にお祝いされます。1週間続くこのお祝いの主役は「Блины」(ブリヌィ)と呼ばれるロシア版クレープです。丸い形をしたブリヌィは春の象徴である太陽を連想させるため、マースレニッツァが祝われる1週間、ブリヌィにバターや自家製のバレーニエをたっぷり塗って、毎日食べられます。マースレニッツァ最終日の日曜日には、町の広場でイベントが開かれます。そして、イベントの終盤には冬の象徴であるわら人形に火がつけられ、みんなで冬に別れを告げ、そして春の訪れを喜び合います。

ちなみに、このお祝いが終わるとロシアでは復活大祭前の約40日間の厳しい大斎に突入します。大斎期間中は肉・魚・乳製品は口にしてはならないため、マースレニッツァで十分栄養を取っておくという意味もあります。

 

6. Пасха(パスハ)

ロシア正教会においてもっとも重陽な祭日はこのパスハと呼ばれる復活大祭があげられます。復活大祭は春分のあとの満月の直後の日曜日に行われるため、マースレニッツァと同様毎年日にちが異なります。2016年では5月1日がパスハでした。パスハといえばイースターエッグですが、この他にもロシアでは2つ欠かせない食べ物があります。それは、円筒型のクリーチと呼ばれるパンとカッテージチーズで作られたパスハと呼ばれるケーキです。これらの料理は教会に持ち寄り、清められてから食べられます。

 

7. 5月1日 Праздниквесныитруда(プラーズドニークヴェスヌィイトルダー)

「春と労働の祝日」と呼ばれています。日本のメーデーに相当する日です。モスクワ市内ではデモ行進やパレードが行われるため、この日主要な道路は歩行者天国になります。また「春」という言葉があるとおり、5月に入るとロシアでは本格的な春を迎えます。5月上旬はこのあと紹介する祝日と、それ以外に日曜日と重なった祝日が振替になって割り振られることが多いため、上旬は日本のゴールデンウィークのような連休になることがほとんどです。この連休から本格的なダーチャシーズンを迎えるため、都市部に住んでいる国民は連休を使い郊外へ行く人が多いです。

 

8. 5月9日 ДеньПобеды(ジェーニパベーディ)

「戦勝記念日」と呼ばれる祝日です。1945年5月9日にナチスドイツに勝利した日で、毎年町ごとに大々的な軍隊のパレードが行われます。もっとも盛大なのはモスクワの赤の広場で行われるもので、毎年ロシアの大統領も参列します。

 

9. 6月12日 ДеньРоссии(ジェーニラシーィ)

「ロシアの日」で、ロシアでは比較的新しい祝日のひとつです。この日はロシアがソ連から独立を宣言した日で、以前は「ロシア国家主権宣言採択の日」という名前で祝われていました。2002年からは「ロシアの日」という名前に変わり、毎年全国でお祝いのイベントが開かれています。モスクワの赤の広場やクレムリンは特に盛大に祝われ、夜にはクレムリンをバックに豪華な花火が打ち上げられます。

 

10. 11月4日 Деньнародногоединства(ジェーニナロードナヴァイェジンストヴァ)

「民族統一の日」です。2005年から国民の祝日として祝われています。17世紀はじめ、ポーランドに攻められ、支配されたモスクワを解放に導いたクジマ・ミーニンとドミトリー・パジャールスキー公を祝うために制定されました。実は赤の広場の聖ワシリー聖堂の前にある記念像はこの二人がモチーフになっているんです。新しい祝日なので他の祝日のような盛大なイベントはありませんが、デモ行進やパレードが行われることがあります。

 

まとめ

いかがでしたか?
冒頭で述べたとおり、ロシアの国民の祝日はとても大切な意味を持っているため、ひとつひとつの祝日を見ていくだけでも、ロシアが歩んできた歴史や文化を垣間見ることができたのではないでしょうか。

旅行やビジネスでロシアを訪問する際は、祝日と重ならないように気をつけてください。祝日は基本的に飲食店やショッピングモール以外のすべてのお店がお休みになるので、お目当てのお店が営業していないということもよくあります。また、祝日によってはモスクワで大々的なデモ行進や集会が行われることもあるので、万が一重なってしまう場合には、事件などに巻き込まれないよう事前にしっかり情報を入手して、十分注意してください。

 

ロシアの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

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7. 5月1日 Праздниквесныитруда(プラーズドニークヴェスヌィイトルダー)

8. 5月9日 ДеньПобеды(ジェーニパベーディ)

9. 6月12日 ДеньРоссии(ジェーニラシーィ)

10. 11月4日 Деньнародногоединства(ジェーニナロードナヴァイェジンストヴァ)

 


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