4月、5月、6月のフランスは、サマータイムに切り替わって日照時間も長くなり、観光しやすい時期になります。国内の人気イベントも時間に追われずゆっくり楽しめて快適ですよ。そこで今回は、現地在住の筆者が、春のフランスを彩るおすすめイベントをご紹介します。
フランスの4月、5月、6月おすすめ人気イベント特集！
1. 4月8日 Sheneider Electric Marathon de Paris (パリマラソン)
(Nemossos)
マラソン大会として、国際的に有名なパリマラソンは、42.195㌔の主要なパリの観光名所を走ることでも有名です。世界144か国から5万7千人もの走者が集まって、凱旋門からスタートして、シャンゼリゼ通りを駆け抜け名所をことごとく走り倒します。
このマラソン大会は、パリの観光名所を走り回るので、走っても楽しめますが、沿道で見るだけでも十分に楽しめます。沿道のあちこちにオーケストラやバンドがいて、色々な曲を演奏しているので音楽好きの人にも楽しめるおすすめのイベントです。
4月とはいっても日本よりも寒く、長時間の見学は体が冷えて風邪を引きやすくなるので、かならず暖かい服装で見物しましょう。ネックウォーマー、スカーフは絶対に必需品です。ホッカイロもあると重宝しますよ。
2. 4月1日 Pâques (イースター)
(ArtySil)
フランスの宗教行事で、イエス・キリストの復活を祝福する祭日になっています。2018年は4月1日ですが、毎年日にちが変わる移動祭日です。イースターは、フランスではクリスマスと同様に派手にお祝いをする習慣があり、家族や友人達と共に豪勢な食事をする人が多くいます。
イースターは子どもにとっては、チョコレートやエッグハンティングを楽しむイベントで、街中にうさぎやひよこ、卵型のチョコレートがたくさん出回ります。チョコレート専門店では、この期間中にしか販売されない珍しいものが売られているので、お土産やプレゼントにおすすめです。
子どもを対象にしたイベントを開催している自治体や、お店などもあるので、イースターの雰囲気が好きな方には、この時期のフランスは絶対におすすめです。
3. 3月29日から4月15日Colmar fête le printemps (コルマール春祭り)
東フランスに位置するコルマールで、毎年イースターの時期を挟んで盛大な春のお祭りが開催されます。このイベントは、街中が可愛らしく飾り付けられていて、イースターマルシェが立ち並んでいて賑やかです。家族や子ども連れ、カップルなどにおすすめのイベントです。
イベントの開催期間中は、フランスのイースターでしか手に入らないような可愛いグッズがたくさん売られていて、イースター好きに大人気です。クラシックやジャズのコンサートも開かれているので、音楽好きにもおすすめです。
とにかく可愛いので、東フランスへ観光に行かれる方や、用事があって近くへ寄ることがある人には絶対におすすめです！見るだけでウキウキできますよ。
4. 4月29日から5月中旬 Fêtes des Jeanne d’arc (ジャンヌ・ダルク祭り)
毎年、4月の下旬から5月の半ばまで開催される、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクの功績を称えるためのイベントです。オルレアンの乙女とも呼ばれ、フランス国内のカトリック教会では、ジャンヌ・ダルクは聖人として扱われている大切な存在です。
2週間ほど続くイベントは、フランス空軍によるデモ飛行や軍人の行進、大聖堂での祭典や盛大なパレードなど、見所がたくさんです。15世紀のイギリス軍とフランス軍による100年戦争を再現したパレードは、絶対に見逃すことはできません。フランスの歴史に興味のある人には、絶対におすすめのイベントです。2018年の盛大なイベントは、5月7日と8日です。
中世を再現したマルシェでは、当時をイメージした雑貨や食べ物などもたくさん売られていて、楽しめます。オルレアンはパリからそう遠くない場所に位置しているので、TGVを使って観光することも可能です。
5. 5月20日 Nuit européenne des musées (ヨーロッパ美術館の夜)
1年に1度だけ開催されるイベントで、無料で夜の博物館や美術館が堪能できちゃう、美術や芸術が大好きな人におすすめです。無料とあって、毎年どこの美術館や博物館でも恐ろしく長蛇の列ですが、夜の特別なイベントは、並ぶだけの価値があります。パリ市内だけでなく、パリ近郊の美術館も含まれており、その数は100以上あると言われています。
6. 5月16日～18日 La Bravade à St-tropez (ブラバード祭り)
南フランスのプロヴァンス地方に位置するサン・トロペで行われる伝統的なイベントです。日本では見ることができないようなお祭りや、フランスの伝統的な民族衣装が見たい人におすすめです。プロヴァンス地方の民族衣装を身にまとった女性たちが見れたり、、水兵さんの衣装を身に付けた男性たちが、街中を練り歩きながら鉄砲をガンガン打ち鳴らしまくるというユニークなお祭りです。
サン・トロペの市庁舎前で盛大な式典が催されるので、じっくり見たい人は式典中派閉鎖されてしまうので、時間に余裕をもって場所取りをしましょう。水平さん達が打ち鳴らす鉄砲がメチャクチャうるさいので、耳栓を持って行くと便利です。打ち鳴らす鉄砲からの煙もすごいので、気管支の弱い人や煙が苦手な人は近くに寄り過ぎないように注意が必要です。
7. 6月16日＆17日 24h du Mans (ルマン24時間自動車耐久レース)
車好きな人に絶対的におすすめのイベントが、ルマン24時間自動車耐久レースです。西フランスに位置するLe Mans (ルマン)は、パリからTGVで50分程度のところです。レース期間中はルマン駅前に臨時のスタンドや案内人が大勢いるので、迷うことなく現地に到着することができます。このイベントは、文字通りに24時間ぶっ通しで走り続けるレースです。
2018年のレースは6月16、17日ですが、毎年同じ時期の土日に開催されています。本線はものすごい人で溢れていますが、夜19時を過ぎるとピット前の観覧席でもガラガラになるので、夜に強い人や人混みが苦手な人におすすめです。
6月半ばで、昼間は半袖で過ごせても日没後にはがたんと気温が下がるので、防寒着が必須です。レースカーの爆音が絶えまなく鳴り響くので、耳栓も絶対に忘れずに。天候によりますがサングラスも必需品です。
入場料はシチュエーションによって異なるので、オフィシャルサイトにて確認してください。すべてのルマンレースは、16歳までの子どもは無料で観戦することができます。
8. 6月21日 Fête de la music (音楽祭)
2018年の音楽祭は、6月21日ですが、毎年同じ時期に開催されるイベントです。この日は、パリ市内の主要な場所で盛大な無料コンサートが開催されます。フランスの国内が音楽で溢れる日でもあり、音楽大好きな人におすすめのイベントです。
この音楽祭の日には、誰でも好き勝手に自分で楽器を演奏しても良いということになっているので、勝手に路上ライブを開くことも可能です。もし、フランスで音楽の演奏がしたければ、この日に自分の好きな場所で演奏するのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか？
フランスの4月 5月 6月おすすめのイベントをご紹介しましたが、興味のあるイベントがあればぜひ参加してみてくださいね。5月や6月はとても良い時期なので、昼間はとても過ごしやすい季節です。ただ、夜間に及ぶイベントには必ず上着や防寒着を持参してください。春のフランスを思う存分楽しんでください。
フランスの4月、5月、6月おすすめ人気イベント特集！
1. 4月8日 Sheneider Electric Marathon de Paris (パリマラソン)
2. 4月1日 Pâques (イースター)
3. 3月29日から4月15日Colmar fête le printemps (コルマール春祭り)
4. 4月29日から5月中旬 Fêtes des Jeanne d’arc (ジャンヌ・ダルク祭り)
5. 5月20日 Nuit européenne des musées (ヨーロッパ美術館の夜)
6. 5月16日～18日 La Bravade à St-tropez (ブラバード祭り)
7. 6月16日＆17日 24h du Mans (ルマン24時間自動車耐久レース)
8. 6月21日 Fête de la music (音楽祭)
