フランス旅行中に、避けては通れないのがお手洗いですが、フランスでは日本と違ってどこにでも至る所にトイレがある国ではありません。大型の店舗でも観光施設でも、トイレの数は圧倒的に少ないんです。そこで今回は、現地在住の筆者が、フランス語でのトイレの聞き方や、トイレの際に使う便利なフランス語をご紹介します。
フランス語でトイレを聞く時に使える超便利15フレーズ!
1. des toilettes / デ トワレット / お手洗い・トイレ・化粧室
フランス語でトイレのことを、des toilettes (デ トワレット))と言います。一般的に商業施設や観光地などにあるトイレは複数のトイレがあることから、フランス語の複数形である「des」が使われています。急を要する場合には、単純に「toilettes」を連発するだけでも目的は達成できます。
2. Où sont les toilettes? / ウ ソン レ トワレット / トイレはどこですか?
フランス語でトイレの場所を尋ねるときの、一般的な表現です。どこの場所でも、このフランス語フレーズで通用しますが、目的達成のためにBonjourの挨拶なしに物を申すと、たまに意地悪して教えてくれない人がいるので、気を付けてくださいね。教えてもらったらMerciとお礼を言うのも忘れないようにしましょう。
3. Puis-je utiliser les toilettes ? / ピュイ ジュ ユティリゼ レ トワレット / トイレを使ってもいいですか?
フランスでトイレに行こうと思って、ようやく探し当てたのにも関わらず掃除中なんていうことも多くあります。明らかな清掃中には無理だけど、立て札だけが出ている時や掃除人がいる場合、また入っても良いトイレなのか分からない場合には、このフランス語で尋ねてみてください。「 puis-je ~ ? 」という言い方は、~してもいいですか?とか~できますか?と聞きたいときに使えるフランス語です。
4. Est –ce que je peux aller au toilettes? / エ ス ク ジュ プー アレ オ トワレット / トイレに行ってもいいですか?
トイレに行きたいと思い立ったときに、今トイレに行ってもいいですか?と言いたいときに使えるフランス語フレーズです。授業中や会議中など、途中で中断してトイレへ行きたいときに使えるフランス語です。
5. Je voudrais aller au toilettes. / ジュ ヴ―ドレ アレ オ トワレット / トイレに行きたいです
トイレに行きたくなったときなどの意思表示に使えるフランス語フレーズです。どこにでもトイレがある国ではないので、トイレが近い人はどこにトイレがあるのか確認の意味も込めて使える超便利なフランス語です。
6. Je vais au toilettes. / ジュ ヴェ オ トワレット / トイレに行ってきます
私は今からトイレに行ってくるぞ!と周囲にアピールするときや断言するときに使うフランス語フレーズです。
7. Il n’ y a pas des papier toilettes. / イル ニ ヤ パ デ パピエ トワレット / トイレットペーパーがありません
フランスのトイレでは普通にトイレットペーパーが置かれていない所もあります。入る前に必ず確認して、もしなければ受付や係員の人に申し出るときには、このフランス語で紙がないことを伝えましょう。
8. La chasse d’eau ne marche pas. / ラ シャス ドー ヌ マルシュ パ / トイレの水が流れません
トイレで水が流れないという状況に陥った時に使えるフランス語です。古いカフェやレストラン、ホテルなどでは意外によくあるトラブルなんですよ。
9. Les toilettes sont bouchées. / レ トワレット ソン ブーシェ / トイレが詰ってしまったみたいです
フランスではトイレのトラブルとして、よくあることなので無理やり何度も水を流そうとすると便器から汚水が溢れ出てくる大惨事を招いてしまうので、このフランス語フレーズで対処してもらいましょう。水流が弱いトイレでは、一度にたくさんのペーパーを流すと詰ってしまうので気を付けてくださいね。
10. Hors service, En Panne / オール セルヴィス, アン パンヌ / 故障中
トイレのドアや入り口に、このフランス語が書かれていたら、残念ながら故障中ですので使えません。
11. Toilettes Automatique / トワレット オートマティック / 自動洗浄トイレ
トイレの入り口や扉の上の方に、このフランス語がかかれている場合には、そのトイレは自動洗浄トイレという意味です。自動洗浄トイレとは、高速道路などのサービスエリアや公園などに設置されている公衆トイレで、トイレの使用後に外へ出るとドアに鍵がかかり、内部の床などに水が流れて自動洗浄する仕組みになっています。使用後のトイレの水は、外へ出れば自動で流れるようになっているので心配ご無用です。
12. Toilettes payentes / トワレット ペイヤント / 有料トイレ
フランスでは最近ではパリ市内などの主要観光地に設置されている公衆トイレは、無料の所が多くなりましたが、主要駅や観光地の売店などに併設されているトイレでは、有料の所がほとんどです。1€程度の小銭があれば、綺麗に掃除をしてくれているトイレに安全に入ることができます。有料トイレには入口に値段が書かれていることが多いですが、トイレの標識にこのフランス語が書かれていたら、小銭の準備を忘れないでくださいね。
13. Gauche, Droit(e) / ゴーシュ, ドロワ(ット) / 左, 右
フランス語でトイレの場所がどこにあるかを尋ねたときに、返答として返されることの多いフランス語です。右か左か、漠然とした位置を言うフランス人が多いので、言われた方に向かって歩き適当に探すのがおすすめです。
14. Où est-ce que je peux me laver les mains ? / ウ エ ス ク ジュ プー ム ラヴェ レ マン? / どこで手を洗うことができますか?
フランスでは一般家庭のトイレには、手を洗う場所がないことがほとんどです。トイレに入って用を足したら、どこで手を洗って良いのか家人に聞くようにしましょう。
15. Occupé, Libre / オキュペ, リーブル / 使用中, 空き
トイレのドアに、フランス語でこのように書かれている場合には、Occupéなら使用中でLibreなら空いているという意味です。最近のトイレでは、子どもでもわかるようにと色付きのトイレも出現し、赤色は使用中、緑色なら空きという意味になっています。
まとめ
いかがでしたか?
フランス語でトイレの場所を聞く時には、回りくどい言い方をせずに単純明快な言い方で聞く方が、わかりやすく教えてもらうことができます。バスや電車では順番待ちとは無縁のフランス人も、トイレの時には入口で並んでから順番に空いたトイレに入るという暗黙の了解があります。列を無視してトイレのドアの前で待たないように注意しましょう。
フランス語でトイレを聞く時に使える超便利15フレーズ!
1. des toilettes / デ トワレット
お手洗い・トイレ・化粧室2. Où sont les toilettes? / ウ ソン レ トワレット
トイレはどこですか?3. Puis-je utiliser les toilettes ? / ピュイ ジュ ユティリゼ レ トワレット
トイレを使ってもいいですか?4. Est –ce que je peux aller au toilettes? / エ ス ク ジュ プー アレ オ トワレット
トイレに行ってもいいですか?5. Je voudrais aller au toilettes. / ジュ ヴ―ドレ アレ オ トワレット
トイレに行きたいです6. Je vais au toilettes. / ジュ ヴェ オ トワレット
トイレに行ってきます7. Il n’ y a pas des papier toilettes. / イル ニ ヤ パ デ パピエ トワレット
トイレットペーパーがありません8. La chasse d’eau ne marche pas. / ラ シャス ドー ヌ マルシュ パ
トイレの水が流れません9. Les toilettes sont bouchées. / レ トワレット ソン ブーシェ
トイレが詰ってしまったみたいです10. Hors service, En Panne / オール セルヴィス, アン パンヌ
故障中11. Toilettes Automatique / トワレット オートマティック
自動洗浄トイレ12. Toilettes payentes / トワレット ペイヤント
有料トイレ13. Gauche, Droit(e) / ゴーシュ, ドロワ(ット)
左, 右14. Où est-ce que je peux me laver les mains ? / ウ エ ス ク ジュ プー ム ラヴェ レ マン?
どこで手を洗うことができますか?15. Occupé, Libre / オキュペ, リーブル
使用中, 空き