海外旅行に行く際に気になるのが現地での言葉ですよね。特に英語圏でない場所へ行くときは、どれだけ英語が通じるのか、おそらく一番気になるのではないでしょうか。そこで今回は、スペイン語圏であるキューバ国内では、英語がどれくらい通じるのかご紹介します。
英語が通じないときの対処法、持っていると便利なアイテムなども合わせて解説しますので、旅行前にぜひチェックしてくださいね!
キューバで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!
1. 観光客向けサービス関連は英語OK!
まず、キューバの街中ではほとんど英語が通じないと思ってください。ただ、観光客向けサービスを提供しているところ、例えば、空港内施設、ホテル、ツアーデスク、レンタカーオフィスなどは英語が通じます。到着してすぐに利用する場所でもあるので、こういったところでできる限りの情報を集めておくことを強くお勧めします。
また、両替のために行くかもしれない銀行ですが、メインはやはり地元の人のための施設なので英語はほぼ通じません。両替は、空港の両替カウンターでするのがお勧めです。為替レートは銀行や街中とそこまで変わりません。または、銀行のATMは英語の表示を選択することができるので、クレジットカードでキャッシングすることも可能です。
2. ハバナでもほぼ100%英語が通じない場所
ハバナでは、観光客がいるところでは、若干の英語が通じるところがチラホラありますが、地元の人用のお店ではまったく英語は通じません。地元の人が買い物をするお店は、その商品の値段は各段に安く、かつ観光客もそこで買い物ができるので、欧米人などの観光客の姿もよく見かけます。だからといって、英語が通じるかも?という期待は持たないでください。
アイスクリームやピザなどのテイクアウェイのお店がまさにそれです。ストリート沿いにある、テイクアウェイのお店では、あきらかに観光客といった人が並んで、ピザなどを購入していますが、英語で注文できるわけではありません。テイクアウェイのお店はたいていメニューが吊るしてあるので、それをみてわからないものは辞書などで調べて注文してくださいね。もしくは、メニューを指さし注文して何がでてくるか、一か八か…というのも楽しいかもしれません。地元の人のショップは安いので、そんな遊びもできちゃいます。
ショッピングやレストランで使えるスペイン語フレーズは「スペインでショッピングするとき役立つスペイン語10選」や「スペインでレストランへ行くとき役立つスペイン語10選!」にまとめてありますので、いざという時のために押さえておきましょう。
3. 標識はスペイン語のみ。道路標識自体も少ない
キューバでは、ほぼ全てがスペイン語で表記されており、英語をみかけることは観光関連施設のみです。もちろん、標識もスペイン語でかかれています。ただし、キューバ国内を運転していて感じるのは、標識が非常に少なく、たとえ標識が読めたり、あったとしても、目的地につくのは結構難しいです。ショップや街などで人に尋ねることとなります。地方では英語は全くといっていいほど通じませんので、キューバでレンタカーを借りる予定の方はある程度のスペイン語が必要になるでしょう。
4. 田舎、地方都市では英語はほぼ通じません
前述の項目でもご紹介しましたが、田舎や地方都市では英語はほぼ通じません。観光地として有名なトリニダードなどの世界遺産の街でも、レストランやショップなどでもスペイン語しか通じないところがほとんどです。もし地方都市に行く前に、何か必要なものの購入や両替は、ハバナで済ませておくことを強くお勧めします。
とはいえ、ハバナでも銀行などでは、地元の人が利用することがほとんどなので、スペイン語オンリーということも多いですが…。
5. 旅のスペイン語会話本は必須
これまでも記述してきたように、キューバでは英語があまり通じません。また、残念なことにインターネットもそんなに普及していないため、携帯電話のスペイン語アプリなどもオフラインで使えるものでなければ意味がありません。そこで、1冊持っていると便利なのが、旅のスペイン語会話の本です。これが1冊あるだけで、旅はだいぶ楽になるでしょう。
また、地元の人もスペイン語を話そうとしている観光客には好意を抱いてくれたり、日本語とスペイン語の書かれている本に興味を示し、とてもフレンドリーに対応してくれるケースが多く、地元の人とのコミュニケーションにも一役買ってくれます。
スペイン語の役立つ挨拶フレーズは「スペイン語の挨拶センスがぐっと上がる!厳選20フレーズ」に詳しく特集していますので旅行前にぜひ一読ください。
6. どうしてもスペイン語に困ったら若者や外国人に聞く
英語が通じず、旅のスペイン語会話の本にも載っていない表現、単語が必要になったときなど、どうしても困った際は、できる限り、若い人に話しかけてみてください。若者だと、もしかすると英語がわかる人がおり、年配の人に比べると英語が少しわかることが多いです。
また、いかにも観光客といった身なりの人に助けを求めるのも一つです。キューバにはスペインや南米などスペイン語圏からの観光客も非常に多く、スペイン人や南米人はキューバ人よりは英語が話せる人も多く、彼らはキューバ人と問題なく会話ができるため、聞いた人自体は情報をもっていなくても、キューバ人に聞いてくれることがあります。また、英語圏やその他観光客の中には、スペイン語が話せる人がけっこういたりします。
7. 英語で話しかけて来る人には警戒心を持って!
なかなか英語の通じないキューバで、英語が話せる人が話しかけてくれたら、嬉しかったり、仲良くなったりということもあると思います。ただし、英語で話しかけて来る人には、ある程度の警戒心を持って接してください。残念なことに、英語で話しかけてきて、話しているスキに携帯電話などの所有物を取られたり、仲良くなって一緒に飲みに行って、そこで強いお酒を飲まされ酔っ払ったところで、所持品をごっそりもっていかれるなどといった事例があるようです。
もちろん、英語が話せる人がみんなそうではないですし、純粋に英語の練習がしたくて話しかけてくる人もたくさんいます。ただ、ある程度の警戒心を持って接することを忘れないでください。
まとめ
いかがでしたか?
思ったより英語が通じなさそうで不安になった人もいるかもしれませんが、スペイン語におもいっきり触れて、ちょっとした会話を現地語でできるようになるのも旅の楽しみの一つです。最低限必要そうな単語やフレーズはメモしたり、事前に覚えたりして、スペイン語での旅を楽しんでください。スペイン語で話しかければ、キューバの人は喜んで親切にしてくれますよ。
キューバで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!
1. 観光客向けサービス関連は英語OK!
2. ハバナでもほぼ100%英語が通じない場所
3. 標識はスペイン語のみ。道路標識自体も少ない
4. 田舎、地方都市では英語はほぼ通じません
5. 旅のスペイン語会話本は必須
6. どうしてもスペイン語に困ったら若者や外国人に聞く
7. 英語で話しかけて来る人には警戒心を持って!