中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

中国語を勉強し始めると、最初に学ぶべきものが数字です。数字はコミュニケーションの中で基本となるもので、日付、時間、人との待ち合わせ、買い物の値段、すべてに関わってきます。ちなみに中国語では曜日も数字で表します。数字がわからなければコミュニケーションが成立しませんね。そこで今回は「中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則」をご紹介します。

 

中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

 

1. 基本は1から10

中国語の1から10はあなたも耳なじみがあるかと思います。0から始めると、

零(líng),一(yī),二(èr),三(sān),四(sì),五(wǔ)
六(liù),七(qī),八(bā),九(jiǔ),十(shí)

文字は漢字ですので問題ありませんね。気をつける点は発音です。まず「4」、siという音の出し方が独特で、口を横に広げた「い」の発音の状態で「スー」と発音します。次に「7」、qiは有気音で思い切り空気を出す音ですので、日本語のようにおとなしく発音しないよう思い切り音を出して下さい。それから「9」、音が日本語の「十」(じゅう)と似ていますので、混同しないように注意して下さい。そして「10」、これはそり舌音ですので濁った音になります。十分舌をそり上げて日本語の平たい「シー」にならないように注意して下さい。中国語の場合、この1から10が数字の超基本になります。ここをしっかりマスターしたら、数字はほとんどマスターしたと言っても過言ではありません。まずは四声と共にしっかり覚えましょう。

 

2. 11から99まで

1から10をマスターしたら、ここは簡単です。11は10+1ですから「shi yi」、12は10+2と考えて「shi er」、後は同じ調子で19まで大丈夫ですね。次に20は2+10で「er shi」、21は2+10+1で「er shi yi」、30は3+10で「san shi」、この調子で続けて下さい。そして最後9+10+9「jiu shi jiu」まで数えて行きます。どうですか?1から10をしっかりマスターしておけば99までは全く問題ありません。

 

3. 100や1000

中国語で100は百(bǎi)と発音します。日本語では「百」でいいですが、中国語では一をつけて「一(yì)百(bǎi)」となりますのでご注意ください。その後の注意点として、101は100+1なのですが、「一(yì)百(bǎi)零(líng)一(yī)」となり「零」が挟まります。そして110は100+10ですが「一(yì)百(bǎi)一(yī)十(shí)」と一をつけて下さい。ちなみに「一百一」と省略して言うこともできます。他は一百の後にそれぞれの数字をつなげればOKです。

同じ要領で1000は千(qiān)と発音しますが、一をつけて「一(yì)千(qiān)」となります。その後の注意点もほぼ同じで、1010は1000+10で「一(yì)千(qiān)一(yī)十(shí)」と一は必要ですがこの場合零(líng)は不要です。でも1101は「一(yì)千(qiān)一(yì)百(bǎi)零(líng)一(yī)」となり「零」が必要です。とにかく百の位の数字で間に0が挟まる場合「零」が必要だと覚えて下さい。注意点はそれくらいで、他は一千の後にそれぞれの数字をつければOKです。

それからもう一つ大切な注意点として、200と2000の位の時は「二(èr)」ではなく「两(liǎng)」を使いますのでご注意ください。この点は「その5」でお伝えしますね。でも以上の幾つかのコツさえしっかり押さえておけば、意外と簡単ですので安心して下さい。

 

4. 量詞をマスター

中国語にも「量詞」があって、物を数える単位がそれぞれに異なります。日本語だとペンは「本」、紙は「枚」、「個」は物なら割合何でも使える、と言う具合に使い分けますね。では中国語の量詞を幾つかご紹介します。使い分けるとかなり中国語通な感じがしますよ。

个(ge)物や人に使います
本(běn)見てのとおり本や雑誌などに使います。日本語の量詞「本(ほん)」と間違えないように
条(tiáo)川やズポンなど長いものに使います
张(zhāng)紙や切符などの平らなものに使います
块(kuài)石や石鹸、肉などかたまり状のものを表すのに使います
把(bǎ)傘やイスなど握りのある物です

全然種類が違っても形で同じくくりになるのが面白いですね。基本的にそれぞれの名詞に固有の量詞があるのですが、よくわからない時はとりあえず「个」(ge)を使うと無難です。余談ですが、スーパーなどに「1ヶ100円」という表記があると思いますが、これは中国から伝わった「个」という量詞の形が崩れて「ヶ」になったものだと言われています。日本語と中国語の関係の深さがわかるエピソードですね。

 

5. 「2」の助数詞に注意

中国語には2を表す言い方が2種類あります。「ニ」と「两(liǎng)」がそれで、使い分ける必要があります。感覚としては日本語の「2」と「二つ」の違いと同じようなものです。例えば、「两个人」(二人)、「两个月」(二ヶ月)、「两张纸」(2枚の紙)「两点」(二時)など、モノや時間を数える場合、2だけが「两」に変化します(ただし1桁の場合に限る)。その他は1,2,3など数字を数える場合、分数、小数、年号、電話番号、とにかく数字として扱う場合はすべて「二(èr)」を使います。この変化は2だけですので割合簡単だと思いますが注意して下さい。

 

6. 年号や電話番号、曜日に挑戦

中国語で年号や電話番号はどのように表現するのでしょうか?答えは「粒読み」です。つまり前から順に数字をそのまま読み上げると言うことです。例えば「2014年」であれば「er ling yi si」年となります。またホテルの部屋番号が「609」なら「liu ling jiu」、電話番号が「0332569876」であれば「ling san san er wu liu jiu ba qi liu」です。ただ部屋番号や電話番号の場合気をつけないといけないのは、1は「yi」ではなく「yao」と発音すると言うことです。これは1「yi」という音と7「qi」という音が似ているため、聞き違いを防ぐという目的があります。ただこの変化も1にだけ生じますので覚えやすいと思います。そして中国語では曜日も数字で表します。月曜は星(xīng)期(qī)一(yī)、以後同じように星期二,星期三,星期四,星期五,星期六,最後日曜だけが星期天(tiān)(もしくは星期日(rì))となります。

 

まとめ

いかがでしたか?
「中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則」、数字はコミュニケーションの基本です。あいさつや待ち合わせに欠かせない日付や曜日、時間はすべて数字、買い物にも数字、数字がわからなければ成立しません。幸い中国語の場合、そんな複雑な規則はありません。ぜひ数字をマスターして中国語ライフを楽しんでくださいね。

 

中国語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

1. 基本は1から10
2. 11から99まで
3. 100や1000
4. 量詞をマスター
5. 「2」の助数詞に注意
6. 年号や電話番号、曜日に挑戦


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