中国の通貨を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

中国の通貨を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

海外に出かける時には、出発地あるいは到着地で現地通貨に両替する事になります。中国に旅行する際もそれは同じですが、両替はご存知のとおり両替所か銀行で基本的にするもので、実は料率はどこでもそこまで変わらないです。いろいろな記事で両替の最もお得な場所などを紹介しているかもしれませんが、今回は中国の通貨について、その歴史や種類、そして気をつけるべき注意事項を中心にご紹介します。

単なる両替情報ではない、知っていると中国旅行がもっと楽しくなる雑学情報を詳しく解説していきます。




 

中国の通貨を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

 

1. 中華人民共和国らしい人民元という名前

中国の通貨は日本では人民元と呼ばれています。日本での通称は元です。敢えて日本ではと言うのは、中国では人民元とは呼ばないからで、その事については後談致します。日本の日銀に当たる中国人民銀行が発行している通貨で、紙幣の種類は8種類あります。元の紙幣の種類は大きい方から、百元、五十元、二十元、十元、五元、一元の6種類です。元未満の単位の紙幣として、元の価値の十分の一の角と呼ばれる単位の紙幣が3種類あります。角の紙幣の種類は大きい方から、五角、二角、一角の3種類です。これら8種類の紙幣とは別に、硬貨が3種類あります。元は一つで一元、角は二つで五角と一角、合計3種類です。

中国経済の発展に伴い、人民元の相場は徐々に高くなっていますが、現時点での為替相場は、筆者の執筆時点で1元≒16.3円です。一時は1元≒20円辺りまで上昇しましていましたが、高度経済成長が鈍化傾向にあり、一時よりは日本円に対して安く安定している状態です。基本情報はこれ位にとどめます。これ以降は、余り知られていない中国の通貨についてのご紹介を致します。

 

2. 中国では人民元とは一般的に言わないという事実

日本では、自国通貨である日本円の事を、一般的には円と呼びますよね。同様に考えると、中国の通貨である人民元の事を、一般的に元と呼びそうに感じますが、実はそうではありません。先ず大前提ですが、中国では自国通貨の事を人民元とは言いません。これが原則です。人民元というのは日本人が名付けた呼び方の様です。この部分は筆者にも定かではありません。中国の皆さんは自国通貨の事を二種類の言い方で呼びます。

一つは極めて一般的な言い方で、块(クァイ)と言います。通常多くの中国の皆さんがこの块(クァイ)を用いていますので、口語と思って頂いて良いと思います。三元ならば、三块(サン・クァイ)と言うことになります。ちなみに、一般的には块(クァイ)の後に銭を付けて言うのが一般的です。三元の場合は、三块銭(サン・クァイ・チェン)と言います。

もう一つの言い方は、人民币(レンミンビー)です。こちらの言い方の方がちょっと堅めな印象になると共に、日常のお金のやり取りでは余り使いません。

 

3. 紙幣にも人民元の記載が無いという事実

中国では人民元とは呼ばないと前段でご紹介致しました。口語では块(クァイ)と呼び、少し硬くは人民币と言うとご紹介致しました。しかし、紙幣にはこのどちらの表記もありません。紙幣には圓と記載されています。圓はピンインではYUANと書き、ユエンと発音します。これは円の意味になります。百元札の表面には、「壱佰圓」と印刷されています。中国の通貨単位の呼称に関しては、きちんとご説明すると、ちょっとややっこしいのです。整理してみますね。

日本の通称では人民元と言い、中国の皆さんは块(クァイ)もしくは人民币(レンミンビー)と言い、お札には圓と書かれているのです。この様に、四つの用法があるのですが、中国に行かれて通貨として発声する場合は、、块(クァイ)が最も妥当だと覚えておいて下さい。

 

4. 人民元の記号表記

日本円は通貨記号では¥と表記されます。USドルは通貨記号では$と表記されますね。人民元の通貨記号は、日本円と同じ¥なんです。しかし一般的には略号として、アルファベットでRMBと表記されます。これは人民币(レンミンビー)のピンイン表記の子音三文字を表しています。人民币(レンミンビー)は、ピンインではRenminbiと書きます。三つの漢字それぞれのピンイン表記の頭文字三字がRMBだからです。人民元の頭文字JMGではありませんのでご注意を。

 

5. 人民元紙幣に描かれている図柄

日本円の紙幣は、全ての紙幣の表面にそれぞれ違う偉人の肖像画が印刷されています。人民元の紙幣は、日本円の紙幣とは違い、全ての紙幣の表面には同一人物だけが印刷されています。その唯一の人物は毛沢東です。中華人民共和国を建国した国家主席として世界的に有名な人物ですから、ご存じの方も多いと思います。紙幣の表面は毛沢東だけが印刷されていますが、裏面は表面とは違ってそれぞれ違う国内の象徴的な風景が描かれています。

百元札:北京の人民大会堂
五十元札:ラサのボタラ宮
二十元札:桂林の漓江
十元札:三峡の長江
五元札:山東の泰山
一元札:杭州の西湖

また、裏面の右上部分には、中国人民銀行の記載がピンインで表記されているのですが、多民族国家である事から、標準語のピンイン表記以外に4種類の地域言語で表記されています。標準語以外の表記は、モンゴル文字(モンゴル語)、チベット文字(チベット語)、アラビア文字(ウイグル語)、アルファベット(チワン語)の4種類です。

ちなみに、人民元以外の紙幣、つまり角の紙幣表面には毛沢東は描かれていません。

五角札:ミャオ族・チワン族の肖像
二角札:フイ族・朝鮮族の肖像
一角札:高山族・満州族の肖像

角に描かれている民族の肖像からも、多民族国家である事実を感じる事ができます。

 

6. 香港とマカオの通貨

中国には一国二制度という風変わりな制度があります。一つの国の中に別の国の様な運営を認めている制度です。この制度が適用されている地域は香港とマカオの二個所です。両地域共に長らく他国に租借されていましたが、返還後にも租借当時と同様の制度運営を認めて、住民の不安と不満を和らげている制度です。香港はイギリス、マカオはポルトガルにそれぞれ租借されていました。この結果、通貨制度も中国本土とは違ってこのエリア独自の通貨が認められています。香港では香港ドル、マカオではマカオ・パタカが基準通貨として使われています。尚、香港ドルとマカオ・パタカは中国本土では通用しませんが、人民元は香港でもマカオでも通用します。

 

7. 気を付け様のない偽札

中国内では、日本人の想像を上回る量の人民元の偽札が出回っていると言われています。日本では考えられない事ですが、市中のお買い物で知らない内に偽札を手に入れてしまっている事もある位に、偽札に出会う確率が高い現状があります。偽札は、最も高額紙幣である百元札に限定されている様で、五十元以下の紙幣の偽札は流通していない様です。小売店では偽札発見機が必ずと言って良い程に置かれていて、お買い物でお支払いをすると百元紙幣は必ず偽札発見機に通されます。偽札が発見されて警察に持参しても、交換されるのではなく没収されるだけなので、多くの人達がそのまま使ってしまう事が、偽札の流通を現象させない原因の一つだと指摘されています。万が一偽の百元札を手にしてしまっても、二つの行動をお勧め致します。

一つは、多くの中国人皆さんと同様に、使ってしまうことです。偽札発見機ではねられたり、タクシーの運転手の様に手触りや経験から見破る職業人の場合は、支払いに使えませんが、手にしてしまった側が偽札を製造した訳ではないのですから、仕方ない事なのです。

もう一つは、記念に保存しておく事です。使おうと思えば使えますし、支払って拒絶されたりしたら、日本円で約1600円かけて中国土産が出来たと思う事です。実際に流通している偽札を手に入れる事など日本ではあり得ない事ですから、面白いお土産だと考えたら貴重です。本物の紙幣と比べてみるのも一興です。

 



まとめ

いかがでしたか?
一般的な旅行用の通貨両替情報ではない、中国の通貨である人民元に関する7つの雑学ポイントをご紹介しました。ご存じでは無かった情報があったとしたら、雑学が一つ増えてお得だったのではないかと思います。人民元を有意義に使われて、中国で楽しくお過ごし下さい。

 

中国の通貨を徹底調査!旅行前に知りたい7つのポイント!

1. 中華人民共和国らしい人民元という名前
2. 中国では人民元とは一般的に言わないという事実
3. 紙幣にも人民元の記載が無いという事実
4. 人民元の記号表記
5. 人民元紙幣に描かれている図柄
6. 香港とマカオの通貨
7. 気を付け様のない偽札

 



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