イギリスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

イギリスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

(flickr By Tom Bastin)

毎年冬になると蔓延する風邪やインフルエンザ。実は、イギリスも例外とは言えません。テレビで「インフルエンザ大流行」なんていうニュースは特にありませんが、病院にはたくさんの人が診察に訪れるため、日本と同じくらいには流行っていると言えるでしょう。そこで今回は、イギリスのインフルエンザ、風邪事情について詳しくご紹介していきます。

 

イギリスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

 

1. イギリスで病気になったらどうするの?

日本では健康保険があるけれど、イギリスってどうなの?という方がいらっしゃいますが、イギリスは、大英帝国時代に作られた「ゆりかごから墓場まで」の制度と同じく医療を受ける権利があります。第二次世界大戦後に設けられたNHS(無料保険サービス、National Hospital Service)では、「万人に普遍的な医療提供」をするという憲章規約があります。日本との違いは「地域医」「主治医」制度なので、近所のお医者様に登録してみてもらうというやり方です。

 

2. イギリスのインフルエンザと風邪事情は?

日本では冬に風邪やインフルエンザが蔓延しますが、イギリスではどうでしょうか。イギリスでは、風邪をCOLD、インフルエンザをFLUと呼びます。実はイギリスは風邪をひきやすい地域と言ってもいいところで、日によっては気温の差や曇りがちの天気などで体調をこわしてしまいます。また、FLUについてはNHSの調べでは年がら年中流行っていることを伝えていますが、10月ごろにインフルエンザの予防接種が始まります。時期は決まっていますが、もしこの時期にワクチンを打てなくてももう一度冬にチャンスがあるのでNHSのHPをチェックしてください。

 

3. 風邪やインフルエンザになったらどうする?

風邪を引いたら、熱いシャワーを浴びて温かくして寝る、というのが基本です。イギリス人にとっては「とにかく熱いシャワー」を浴びたらなんでも治るとおもっているらしく、風邪をひいてもインフルエンザでもシャワーです。「熱が出たら、水風呂に入る」 っていう人もいますので、もしイギリス人とハウスシェアなどしたら大変。水風呂、水風呂と言われて力づくで水風呂に付け込まれる可能性も。そういうときは「そんなことしたら死ぬから!」と死ぬ気で抵抗しましょう!

 

4. イギリス人の平均体温と日本人の平均体温は違う

イギリス人の平熱は大体37度ですから、日本人が「熱がある」といっても「大丈夫!グー!」って言われることが多いです。こんなときほど彼らのグーが信用を無くすことはないでしょうけれど。大体彼らの微熱は39度くらい。日本人ならフラフラ状態ですので注意してください。ホームステイしていた日本人女性で、風邪を引いて寝込んでいたら、ホームステイ先の人に「37度なんて熱ない、熱ない」と言われ、無理やり寒空の中に出されて、風邪を悪化したという話も聞いたことがあるので、日ごろから「日本人とイギリス人は違う」って言っておいた方が無難かもしれませんね。

 

5. 風邪とインフルエンザの薬ってどんなもの?

では年がら年中風邪とインフルエンザが猛威を振るう国では、どんな薬があるのでしょうか。薬局に入ると、まず目にするのがビタミン剤の棚。そして、風邪、インフルエンザの薬もたくさんあります。熱風邪、咳風邪、お子様用、塗り薬、ドロップ、手の消毒液、耳なりのお薬、鼻のお薬などなど。多種多様な風邪薬がたくさんあります。その中でも、人気があるのはドロップ。甘い味が大好きだから、風邪でもないのになめてしまうって人も多いです。

 

6. 風邪を引いたら何を食べる?

風邪を引いたら食べるもの。それは林檎とビタミン剤、チキンスープ。そして、ビタミン剤豊富なジュース(例ウェルチ)やコカコーラ(常温)です。たまご酒に近いものとしてホットワインなどもありますが、風邪を引いたらビタミン剤に頼る人が結構います。普段からサプリメントを飲んでいる人が多いからかもしれませんが、ビタミンの錠剤はどの家にもあります。ゆっくり休んで林檎やチキンスープを飲んで食べてお薬を飲んで…。このとき眠る前にLEMSIPという飲み薬を飲むとゆっくりと休めますのでお勧めです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
インフルエンザと風邪。どこにいても大変ですが、イギリスでは日本のように飲んで直すというよりも蒸気を吸って呼吸を楽にする、というやり方をよく用いられています。日本でもできるイギリス式のものとしては、ハーブを洗面器に入れてその蒸気を吸うというもの。アロマテラピーの蒸気を吸うというのと同じですが、リラックス効果もあり、勉強疲れや疲労がたまっているときなど、蒸気を吸うだけでかなり楽になります。また日本でも売っているヴイックスヴェポラップも胸に塗るだけではなく、お湯を入れた洗面器の中にティースプーン一杯を入れて溶かし、蒸気を吸うこともおすすめいたします。

 

イギリスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

1. イギリスで病気になったらどうするの?
2. イギリスのインフルエンザと風邪事情は?
3. 風邪やインフルエンザになったらどうする?
4. イギリス人の平均体温と日本人の平均体温は違う
5. 風邪とインフルエンザの薬ってどんなもの?
6. 風邪を引いたら何を食べる?

 


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