スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!

スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!

(eisenbahnfans.ch)

スイスは世界で一番観光客に優しい国と言われています。スイスの公共交通システムは、日本人から見ても正確で安全で快適に感じるでしょう。ただ、それだけハイクオリティなだけに運賃も高いのが現実です。そこで今回は、現地在住の筆者が、お得に移動できるパスやカード情報、そしておすすめな移動手段について詳しくご紹介します。

 

スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!

 

1. スイストラベルシステムとは?

まず、スイスの国内交通は約300社の交通機関が提携、協力して実現した世界トップレベルのシステムです。網の目のように結ばれている鉄道に始まり、郵便物が届く所ならどんな小さな町でも走るバス、チューリッヒのような大きな街では市電のトラム、そして登山鉄道から湖船と、国民や観光客がスイス全土を満喫できるように整っています。スイス国鉄であるSBBのアプリ又はウェブサイトを使えば、渡航前から正確なスケジュールを組むこともできます!

まずはスイス全土にある約160カ所の町や村、ツェルマットやユングフラウ地方などの有名な名所から自分の行きたい場所を明確にしておきましょう。

 

2. スイストラベルパスを買おう!

スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!スイストラベルパス

数週間のスイス旅行なら、スイスの国鉄に加えて私鉄、市電、バス、湖船が一定期間乗り放題となるスイストラベルパスがおすすめです。もはやこのパス以外におすすめはありません!笑

このような定期パスを持たずに鉄道などを利用すると、乗車のたびに切符を買わなければならないので、高額になり時間ももったいないですし、日本語が通じない環境でのやり取りはあなたにとっても大変なはずです。このトラベルパス一枚さえ持っていれば旅の初日から最終日までストレスなく安心して旅に集中できます。またスイス国内の400カ所以上の美術館や博物館の入場が無料になるという特典もあるので歴史好きにはうってつけの重要アイテムです。他にも登山鉄道やロープウェイ、ガイドツアーなどが半額になることもあります。

安心して日本語で買える、レイルヨーロッパのサイトでの事前購入をおすすめします!

現地の窓口で英語を使って買う場合は事前にメモを書いておいて手元に用意しておきましょう。
(1)乗車区間
(2)いつ出発したいのか
(3)乗る人数
(4)1等か2等にするか
この4つを用意しておけば窓口の人にとってもスムーズです。

 

3. スイストラベルパス(連続した一定期間用)

とにかく、毎日移動する周遊型の旅をする人には、到着してすぐに使えるスイストラベルパスをおすすめします。この定期パスの通用期間は連続した3日間/4日間/8日間/15日間の4種類あります!お値段も1等席と2等席によって約100フラン以上の値段の差が生まれます。

▼大人の価格(1等席)
3日間 273スイスフラン
4日間 327スイスフラン
8日間 472スイスフラン
15日間 572スイスフラン

▼大人の価格(2等席)
3日間 171スイスフラン
4日間 204スイスフラン
8日間 295スイスフラン
15日間 358スイスフラン

 

4. スイストラベルパス・フレックス(連続した日程が嫌なあなたに)

スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!スイストラベルパスフレックス

一つ前に紹介したスイストラベルパスは連続した日程で使うパスなので、少し間を置きたくてもおけません。しかしこのフレックスの方は、使い方も同じで通用期間も同じ4種類ですが、連続した日程ではなく、1ヶ月間の有効期間内で自分の利用したい日を選べるんです。利用するときはその都度自分自身で日付欄に記入するスタイルなので、体調を崩してしまって休みたいとき、心変わりがしやすかったり、突然現地で友人と会う場合にも融通がきいて便利なパスです。

▼大人の価格 (1等席)
3日間 311スイスフラン
4日間 372スイスフラン
8日間 529スイスフラン
15日間 629スイスフラン

▼大人の価格(2等席)
3日間 194スイスフラン
4日間 233スイスフラン
8日間 331スイスフラン
15日間 393スイスフラン

値段を見るとわかるように、最短3日間の値段が恐ろしく高額ですよね。もし日程の余裕があるのならばなるべく長く使える種類をおすすめします。

ちなみに16〜26歳までの若者はスイストラベルパスもフレックスパスもさらに少し安くなるので、若者たちには有り難い青春青空切符になります。

 

5. 1等席と2等席、スイス国鉄は乗客を立たせません!

筆者にとって2等席はまったく問題ありません。座れなかったことも一度もありませんし、基本的にキレイで乗り心地も良いです。もちろん通勤ラッシュの時間帯で混雑した雰囲気はあったとしても、座れないという状況はなかなかないですね。

バスも同じで、上手く設計されているのか席の数が十分に確保されていると思います。1等席は2等席の車両よりも大きめのテーブルが設置されていたり、より広く快適な座席なので、長距離の移動におすすめします。

また、スイス国民も基本的に2等席ばかりに座るので、1等車はガラガラです!なので、人がいない分ゆったりと過ごせるのは間違いありませんね。たとえ2等席用のトラベルパスを買ったとしても、現地の窓口で差額の料金を払えば、その時乗りたい電車で1等席に変更することも可能なので、トライしてみてください。

 

6. 世界一遅い特急!スイスを横断するグレッシャー・エクスプレス!

あなた自身でトラベルパスを自由に使いスイス全土を旅するのも良いですが、このグレッシャー・エクスプレスに乗れば面倒な乗り換えなしの8時間で絶景パノラマビューと共にスイスを横断できます。スイスを代表する2つの山岳リゾートのサンモリッツとツェルマットの間約290kmを、7つの谷、291の橋、91のトンネルを抜けて走る旅です。

また、窓も普通の窓ではありません。展望窓といい景色を楽しむために作られた大きな窓です。ワインの名産地を走ることでも有名で、車内では倒れないように開発された特製ワイングラスも車内販売で購入できますよ。見たかったスイスの美しい景色が全て詰まっているので、おすすめです。スイストラベルパスを所持していれば座席の指定料のみで乗車が可能です。(※ツェルマット発)

 

7. 各都市オリジナルのおトクなパスカード!無料でもらえるものも!?

スイス全土を周るつもり予定のない方にも役立つ特典付きパスが、それぞれの都市にも存在します。今回は代表してドイツ語圏のチューリッヒとベルン、フランス語圏のローザンヌで手に入れることのできるパスを紹介します。1箇所集中型の方におすすめです。

(1)有料のチューリッヒカード(ZürichCARD) はチューリッヒ空港、チューリッヒ中央駅、自動券売機などで買える市内および近郊の公共交通機関の2等車の利用が無料になるカードです。美術館が入館無料になったり、加盟店での買い物の割引、市内ツアーが半額になったりと数特典があります。お値段は24時間の一日券が24フラン、72時間の3日券が48フランです。

(2)無料のベルン・チケット(Bern Ticket) こちらのチケットはベルン市内に泊まる旅行者がもらうことのできる乗り放題交通パスです。バスやトラムでベルンの見どころを十分にカバーする100と101のゾーンエリアで利用できます。基本的にこのチケットは宿泊先でのチェックイン時にもらえますが、もしベルン空港や駅から宿泊先に移動する場合は、ホテルの予約確認書を提示すれば交通機関が利用できます!滞在中ベルンの町を思う存分に楽しめますね。

(3)無料のローザンヌ・トランスポートカード(Lausanne Transport Card) こちらもベルンチケット同様市内に宿泊した人がもらえる、周辺部を含めた地域内の市内交通(2等車)が無料で利用できるカードです。他にも学校の多い文化都市ならではの個性的な美術館や博物館への入場が割引になる特典もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?
スイスの交通システムでは国民や観光客の人々が安全かつスムーズに旅ができるようにさまざまな工夫をしています。都市によっては無料の交通カードの支給があったりと、本当に世界一観光客に優しい国だなと実感できますね。このパスに加えて必要なのはあなたのしっかりとした計画です。あなたが何処に行きたいのか、それはどのエリアにあるのかを確認して具体的な旅のプランニングをしてみましょう!

 

スイス観光のおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!

1. スイストラベルシステムとは?
2. スイストラベルパスを買おう!
3. スイストラベルパス(連続した一定期間用)
4. スイストラベルパス・フレックス(連続した日程が嫌なあなたに)
5. 1等席と2等席、スイス国鉄は乗客を立たせません!
6. 世界一遅い特急!スイスを横断するグレッシャー・エクスプレス!
7. 各都市オリジナルのおトクなパスカード!無料でもらえるものも!?

 


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