スイスのビザ取得で苦労する6つのポイント!

スイスのビザ取得で苦労する6つのポイント!

(Eli Carrico)

これからスイスを旅する人に知ってもらいたいビザのお話です。スイスは観光客にとても優しい国なので日本人が旅をする分には難しいことはほぼなく、パスポートさえあれば大丈夫です。ただ長期で滞在しようと思うと一気に難しくなります。特に外国人がスイスで働くのはとても大変です。国民第一優先に雇用するようにしているので、何か特別な日本人にしか出来ない、作れない、大きな技や知識がないと本当に難しいです。

そこで今回は、現地在住の筆者が、スイスのビザ取得について詳しくご紹介します。

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スイスのビザ取得で苦労する6つのポイント!

 

1. 旅行者向きのシェンゲンビザ

日本の国籍を持つ人がスイスを旅行するとき、90日以内の滞在であればスイス入国の査証は必要ありませんので、10年以内に発行されていて、尚且つシェンゲン加盟国を出国する予定日から3ヶ月以上の残存期間のあるパスポートのみで入国できます。

注意する点は、このシェンゲンビザで滞在できる期間は180日間のうち90日だけです。例えば1〜3月までの丸々90日間スイスや他のシェンゲン加盟国で滞在した場合、日本に帰国してまたスイスに入国できるのは、早くても7月に入ってからです。

筆者もスイスに嫁ぐ前は、まだ配偶者ビザもなく、このシェンゲンビザでスイスと日本を行き来していました。6月〜8月いっぱいスイスに滞在し、次にスイスに入国できたのは12月に入ってから。つまり、たとえあなたが180日間のお休みがあったとしても滞在できるのは90日以内なので注意してください。

また、この期間中90日を全てスイスでの滞在に使った場合、他のシェンゲン加盟国に入国することができなくなりますので、気をつけてください。

筆者は過去にこのビザを使って、シェンゲン加盟国内のスイスで二週間、ドイツで一週間、エストニアで二週間、フランスで7週間と89日間ギリギリまで旅をしましたが、問題ありませんでした。しかし、滞在期間が91日間とたった1日増えただけでも、トラブルになる可能性は充分にあるので、時差などをきちんと確認して90日間以内としましょう。

 

2. シェンゲンビザとは? 〜シェンゲン協定〜

ヨーロッパを旅したことのある人なら聞いたことのあるシェンゲン協定やらシェンゲン加盟国。人々のヨーロッパ旅行を便利に円滑にしている大きな存在です。ヨーロッパにおいては、私たちのような外国人の短期滞在に関する共通の政策がとられつつあり、シェンゲン協定加盟国の間では、国境でのパスポートや税関審査の必要がありません。つまり、最初に入国する国と最後に出国をする国以外にパスポートのチェック無しで国境を越え旅することができます。もちろんスイスにだけ旅行するならば気にすることではありませんが、例えば夜行列車などで国境をまたぐ際は気にすることぐっすり寝れますし、スイス〜ドイツ〜フランスと周遊する人には楽でありがたい制度です。(パスポートのスタンプ集めが好きな方には、実際入国した国のスタンプが少なくて切ないですが!)

スイスを含め加盟国は現在26ヶ国です。しかし、イギリスやアイルランドの様にEU加盟国でもシェンゲン協定には加盟していない国もあるので事前に確認してください。

 

3. 留学ビザ

スイスでの留学期間が90日未満であれば、原則として短期滞在許可扱いになるので在日スイス大使館での特別な申請は必要ありませんが、90日を超える場合はまず留学先の学校を決めてから、その学校がある州の制度に従って日本にいる時から準備を進めていかなければなりません。

更にスイスは州ごとに滞在許可付与の権限があるので、州によってビザ発給の細かい決まりもあり、国としてシステムは統一されていません。例えばチューリヒ州にある学校に通うなら、チューリヒ州のホームページを調べてどんな書類が必要なのかなどを調べなくてはなりません。学校からの入学許可や滞在費用を証明するための書類、留学目的の作文など、パスポート以外に在日スイス大使館に提出するものは沢山あるので、時間に余裕を持って進めていきましょう。

※就学目的の場合は、労働は不可なのでスイスで収入を得てはいけません。

 

4. 就労ビザ

スイスにはワーキングホリデーのようなビザは存在しないので、働きたいとなると就労ビザを取らなくてはいけません。またスイスで働きたいからといって、現地に行ってからチャレンジ精神で誰でも簡単に働けるわけではありません。言語の習得はもちろん、現地で仕事を探すという道はほぼあり得ないことで、事前にスイスでの就労先企業から勤務許可が下りていることが条件となります。

簡単に説明をすると、スイスでは一番優先的に雇われるべきなのはスイス人、次に近隣のEU加盟国やEFTA加盟国民を優先としており、私たち日本人のような遠い外国人はやっと三番手に来ます。その理由からどうしてもその人を採用したい、その人しか採用できないという証明がないと国から労働許可が下りません。だからか、寿司職人さんや調理師免許を持つ日本食の板前さんは比較的スイスで働くには近道かもしれません。スイスという国が、あなたのことを「欲しい!」と思わないと、ビザが降りないのです。

 

5. 職業訓練者(ヤング・プロフェッショナルズ)

こちらは35歳未満で、スイスでの雇用先が確定していることが条件となりますが、スイスでの企業研修のための最長18ヶ月限定の労働許可が得られる制度です。とは言いますがこちらも実際は厳しい条件の元手にすることのできるチャンスです。基本的に滞在期間は1年ですが、延長手続きをすると更に半年間の滞在許可が下ります。こちらも事前に在日スイス大使館を通して申請を行ってください。

 

6. 配偶者ビザ

筆者もスイスに住んでいながらも毎年延長手続きをしているのがこの配偶者ビザです。スイス人と結婚をしたケースなので、配偶者ビザという形で長期滞在をしています。これは本当に大変な作業でした!はじめに少し触れましたが、スイスでは州ごとにビザの申請の書類など細かな決まりがあるので、在日スイス大使館での確認はもちろん、現地語のその州のホームページも必ず確認しなければなりません。自分のパスポートや相手のスイスのパスポートのカラーコピーや戸籍謄本はもちろん、警察にお願いをして無犯罪証明書を発行してもらったり、日本で住んでいた市から、住民票を抜いたことを証明するものや、色々なものを用意しました。主人のお母さんの旧姓を記入する部分もあり、念には念を入れて準備したのを覚えています。

筆者の場合で3ヶ月かかりました。役所は基本的に土日はお休みなので平日のうちに済ませるように計画的に進めましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
今回はスイスのビザ事情について紹介させていただきました。想像以上にスイスは観光以外の外国人に対してとても厳しい国だとお分かりかと思います。今回のビザのお話を通して、スイスという国の性格も少し見えたと思います。

また、在日スイス大使館の方々はとても忙しく働いているので、電話などで問い合わせをする際はホームページを自身で熟読した上で、そらでも分からないことや不安な部分に集中して質問もコンパクトに用意しておきましょう。来館の際は予約が必要となるので予約無しに突然行かないように気をつけてください。

 

スイスのビザ取得で苦労する6つのポイント!

1. 旅行者向きのシェンゲンビザ
2. シェンゲンビザとは? 〜シェンゲン協定〜
3. 留学ビザ
4. 就労ビザ
5. 職業訓練者(ヤング・プロフェッショナルズ)
6. 配偶者ビザ

 

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