スペインの1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

スペインの1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

(Emilio García)

太陽と情熱の国スペイン。その名の通り、スペインには情熱的で人々を熱くするイベントがたくさんあります。命がけで牛と走る牛追い祭り、トマトを投げ合うトマト祭りなど、世界的に有名なお祭りが盛りだくさん!まさにスペインはお祭り王国なんです!そこで今回は、 1月 2月 3月に行われるスペインのおすすめ行事をご紹介します。

 

スペインの1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

 

1. 1月1日 New Year’s Day スペインの元旦

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!元旦

(Chris Oakley)

12月31日、人々は12時の鐘の音を待ちます。日付が変わり12時の鐘がなると、鐘の音に合わせて「ぶどう」を1粒ずつ全部で12粒食べます。新年12ヵ月それぞれの月の幸せを願い、12粒食べきれると願いが叶うと言われています。12粒なんて簡単!と思いきや、思いのほか鐘の音が早くて大変なんです。筆者も鐘に煽られて必死に食べた経験があります(笑)。

12時の鐘の後は、新年を祝ってみんなで乾杯!その後は朝まで飲んだり踊ったり、クリスマスとは異なり、ニューイヤーは友人や恋人、家族と各々好きな形で過ごします。

一夜明けて元旦。日本のようにお祝いの行事はないため、前夜遅くまで盛り上がった疲れを癒すかのように、ゆったりと過ごします。元旦は祝日なので、観光スポットのお店はお休みするところもあります。事前に確認してくださいね。

 

2. 1月6日 公現祭(主顕節) スペインのクリスマス 最後の日

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!公現祭

(Keith Williamson)

スペインでは、12月24日クリスマスイブから1月6日までの2週間がクリスマス期間となります。1月6日はその最後を飾る大切な一日。イエスキリストの生誕に東方の三賢王が礼拝に訪れた日と言われています。その時、三賢王がイエスに贈り物をしたことから、クリスマスプレゼントは、前日1月5日の夜に三賢王が届けてくれるというのがスペインの習わしです。

1月5日はスペイン各地で三賢王パレードが開かれ ます。三賢王が子供達にお菓子を投げてくれるというサービス付き!スペイン中の子供達が心待ちにしている日です。また、1月6日には「ロスコン・デ・レジェス」というドーナツ型の大きな菓子パンを切り分けて食べるのが習慣。この時期だけのスペインならではのお菓子ですので、見かけたら是非お試しを!

なお、スペインのクリスマス事情は「スペイン在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ」に特集していますので、ぜひ一読ください。

 

3. 冬のお祭りといえば「カーニバル」

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!カディス カーニバル

(Richard Clifford)

2月上旬から3月上旬ころに各地で開催されるお祭りカーニバル(スペイン語ではカルナバル)。復活祭の46日前から始めるため、その年により開催日は異なります。各地で派手な衣装に身を包んだ仮装行列や仮装コンテストを見ることができます。

この時期はスペインのみならずヨーロッパやアメリカ、ブラジルなど、各地で開催されるお祭りですが、スペインのカーニバルはその美しさと個性で世界的に有名です。

その中でも特に有名なのは、アンダルシア州のカディス、カナリア諸島のテネリフェ島サンタ・クルスのカーニバル。カディスではグループで行う歌のパフォーマンスが見どころです。サンタクルスは、リオのカーニバルを彷彿させるお祭りの女王を決めるコンテストが行われます。その他の地域では、小麦粉を投げ合ったり、泥だらけになったりするところもあり、地域によって個性豊かな違いがあるので、数日間いくつかの街を回って見てはいかがでしょうか。

 

4. 2月14日:恋人たちの日 バレンタインデー

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!バレンタインデー

(Miguel Librero)

スペインのバレンタインデーは「恋人たちの日」と言われています。バレンタインデーが近づくと、お店のショーウインドウは可愛らしい飾りがあちこちに見られ、街にはバレンタインムード一色となります。日本のバレンタインデーは、女性から男性に贈り物をする日とされていますが、スペインでは男性女性関係なく、お互いにプレゼントを贈り合ったりもします。夜は素敵なディナーに出かけたり、恋人と甘い時間を過ごす一日。これは世界共通かもしれませんね。

なお、スペインのバレンタインデーは「スペインのバレンタインデー事情!情熱の国らしい6つの特徴」で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。

 

5. 3月15日〜19日:スペイン三代祭り バレンシア「サン・ホセの火祭り」

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!サン・ホセ 火祭り

(keith ellwood)

「サン・ホセの火祭り」はスペインの三大祭りの一つ。スペイン語ではLas fallas(ラス・ファジャス)と呼ばれています。「ファヤ」と呼ばれる張り子人形が、デザインも大きさも様々、その数500にも登る人形たちが町中に飾られます。この人形たちを祭りの最終日3月19日の夜中に一斉に焼きはらうという、ダイナミックなお祭りです。

人形を見て回るだけでも十分見応えがありますが、祭りの期間中は、美しい民族衣装に身を包んだ女性たちのパレードや、町中の通りという通りがイルミネーションで飾れ、見どころが満載!メインイベントの最終日に予定が合わなくても十分に楽しめます。

 

6. セマナ・サンタ(聖週間)はスペインのイースター

1月、2月、3月のスペイン国内おすすめイベント特集!トリハス

(Tnarik Innael)

スペインでは、イースターを「セマナサンタ」と呼びます。セマナサンタはキリストの復活を祝う伝統行事で、カトリック信者にとって最も大切なイベントがこの復活祭。セマナサンタはその名の通り1週間のお祭りで、復活祭の1週間前の土曜日からはじまり、復活祭の日を持って終了します。

ナサレノと呼ばれる尖った三角の頭巾のようなものをかぶった人々の行列が行われ、パソと呼ばれる神輿が街を練り歩きます。パソには聖書に基づくシーンが表現され、日によって設定が変わります。地域によりお祭りのカラーも異なり、厳粛な雰囲気であったり、華やかなお祭りのようだったりもします。

この時期に食べるのが、トリハス(torrijas)という甘いお菓子。イメージとしてはフレンチトーストのようで、揚げたパンにハチミツなどをかけたもの。シンプルな家庭的なおやつです。

 

まとめ

いかがでしたか?
スペイン独特の文化を感じる素敵なイベントばかりですね。スペインでは、一年を通してさまざまなお祭りやイベントが開催されています。せっかく行くのなら、旅程と合わせて是非参加してみたいものです。スペイン人のお祭りにかける半端ない意気込み、本場の熱気と情熱が体感できるはずですよ!

 

スペインの1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

1. 1月1日 New Year’s Day スペインの元旦
2. 1月6日 公現祭(主顕節) スペインのクリスマス 最後の日
3. 冬のお祭りといえば「カーニバル」
4. 2月14日:恋人たちの日 バレンタインデー
5. 3月15日〜19日:スペイン三代祭り バレンシア「サン・ホセの火祭り」
6. セマナ・サンタ(聖週間)はスペインのイースター

 


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