ドバイの治安を徹底特集!気をつけるべき7つのポイント

ドバイの治安を徹底特集!気をつけるべき7つのポイント

世界一高いビル、豪華7つ星ホテルや人工島など、ゴージャスでキラキラしているイメージのドバイ。国を挙げて観光業に力を入れていることもあり、その治安は決して悪くなく、世界でも安全に旅行を楽しめる国の一つだと言えます。とはいえ、そこは外国。油断をし過ぎればトラブルにあう危険は皆無ではありませんし、イスラム教国ならではの注意も必要です。そこで今回は、安全なドバイをより安全に楽しむための7つのポイントをご紹介します。

 

ドバイの治安を徹底特集!気をつけるべき7つのポイント

 

1. ドバイにも犯罪はあります!

「ドバイの人はみんなセレブだから、私みたいな庶民のお金を狙うわけがない」なんて油断しきっている人、いませんか? 確かに日本人とは桁違いにお金持ちが多いドバイですが、それは一面でしかなく、ドバイにだって貧富の差は存在します。というのも、実は、ドバイの人口の80〜90%は外国人労働者。生粋のドバイ国民は確かに大金持ちですが、それはごくわずかで、大半はそうではありません。特に旅行者が接するドバイの人は、空港の職員からレストランのウエイター、ブティックの店員、タクシーの運転手まで、そのほとんどが外国から出稼ぎに来た人たち。命に関わるような危険を感じることはまずありませんが、おつりをごまかされたり物を盗まれたりといった犯罪被害は報告されています。

 

2. スリ、置き引きには“普通に”用心しましょう

旅行者のほとんどが「治安はいいよ〜」と言うドバイだからこそ、ついつい警戒心をなくしがち。かくいう私も、ドバイでカフェのテーブルにタブレットを置き忘れるという失態をおかしました。そのときはラッキーにも忘れ物に気づいた店員さんが追いかけて届けてくれ、その治安のよさに感動したものですが、当然、ドバイでもスリや置き引きはあります。特に被害が多いのが、人で混雑しているショッピングモールとスーク(市場)。メトロは日本のように混雑しないため、あまり被害は聞きません。人が多いところでは、バッグのチャックはしっかり閉める、飲食店で携帯電話やバッグを机の上や椅子の上に置きっぱなしにしない。そんな基本的な用心は忘れずに。

 

3. タクシーのぼったくりに気をつけて

ドバイでよく聞くトラブルが、タクシーの遠回りによるぼったくりです。灼熱のドバイでは、日本の感覚では歩ける距離でもタクシーを利用したくなるもの。全体的に物価の高いドバイですが、タクシー料金は比較的安く、旅行者も頻繁に利用できる便利な交通手段です。基本的にはメーター制で対応もサービスも悪くありませんが、中にはあきらかな遠回りをして運賃を吊り上げようとするタクシーも。そんなトラブルをさけるために、乗る前にホテルなどで目的地とそこまでのだいたいの値段を聞いておいたり、車中で地図を広げて「確認してますよ」ということを運転手にアピールしたりするなど対策をしましょう。また、外国人労働者の多いドバイでは、地理に詳しくない運転手もしばしば見られます。ぼったくるつもりではなく、ドライバーが道を知らないが故に遠回りになったり、目的地に着かないなんてことも…。乗り込む前にドライバーに目的地を告げ、知っているかどうか確認するのをお忘れなく。

 

4. スークでは人けのない道は避けましょう

ドバイの人気観光スポットであるスーク(市場)。デイラ地区オールドスークにある「ゴールドスーク」や「スパイススーク」はとってもエキゾチックで、ぜひ訪れて欲しいスポットです。客引きはややしつこいものの、観光客が多く安全に歩くことができますが、それでも油断は禁物。細い路地が張り巡らされたスークの雰囲気につられ、ついつい裏道を探検したくなりますが、あまりに人けのない道では何か起きても助けを求めることができません。ドラッグレイプ(薬物で抵抗できない状態にされ暴行されること)の被害報告もあるので、冒険心はほどほどにして、他の観光客がいる道を選んで安全に楽しみましょう。

 

5. 女性はできるだけ肌の露出を控えるべし

ドバイはイスラム教の国。外に出ているドバイの女性はみなアバヤという黒い衣装を身にまとっています。外国人女性は自由な服装が許されていますが、リゾートホテル内はともかく、外を歩くときにはノースリーブやミニスカートなどは避け、できるだけ肌の露出が少ない服を選ぶのをおすすめします。外国人労働者が多いドバイは、男性の人口が女性の2倍以上と驚くほど男女比が偏っており、女性とまったく接点のない生活を送っている男性が多くいます。そんな環境では、イスラム教国の女性と比べて性にオープンな外国人女性が性犯罪のターゲットになる恐れがあります。「スークで店員に過剰なボディタッチをされた」「突然、現地の男性に『いくら?』と聞かれた」といった女性の被害も聞きます。できるだけ肌を露出しないこと。また不快なボディタッチをされたときは「触らないで」ときっぱり拒否すること。女性のみなさんはくれぐれもご注意ください。

 

6. 知らなかったでは済まされない!飲酒のルール

ドバイの治安を気にするあなた。それは大事なことですが、反対に、ドバイのルールを守らなければ私たちが犯罪者になってしまう危険もあるんです。特にドバイで日本人が気をつけたいのが「飲酒のルール」。イスラム教は基本的にアルコールの摂取を禁じていますが、ドバイではライセンスを持つホテルのレストランなどでお酒を楽しむことができます。とはいえ、どこでも飲んでいい訳ではなく、ビーチや公共の場でお酒を飲むのは厳禁。ホテルから持ち出したビールをビーチで…などすれば厳しく罰せられます。「知らなかった」では済まされませんよ。

 

7. それでもトラブルに巻き込まれたときは…

どんなに安全な国でも、どんなに注意していても、トラブルに巻き込まれる危険性はゼロにはなりません。そこで、万が一、トラブルに巻き込まれたときに、どこに連絡をすればいいのか、どうやって助けを求めればいいのかを知っておきましょう。例えば、ドバイで警察・救急車を呼ぶ電話番号は「999」ということくらいは基本知識としておさえておきたいところ。さらに現地の警察官はアラビア語しか話せないことが多いので、「助けて=ナジュダ」「泥棒=ハラーミィ」「警察=アッシュルタ」くらいは覚えておくといいでしょう。そのほか、いざというときに助けを求める在ドバイ日本国総領事館の電話番号は、旅行前にメモしておくと安心です。

 

まとめ

いかがでしたか?
いろいろ怖いことも書いてしまいましたが、決してドバイは危険な国ではありません。ただ、だからこそ、旅行の最初は用心していたのに少しずつ緊張がほぐれてきて油断が…ということもあります。夜一人で出歩かない、大金を持ち歩かない、あやしい誘いにのらないなど、海外旅行をするうえでの基本的な防犯対策だけは欠かさず、キラキラなドバイでキラキラな思い出をたくさんつくってくださいね。

 

ドバイの治安を徹底特集!気をつけるべき7つのポイント

1. ドバイにも犯罪はあります!
2. スリ、置き引きには“普通に”用心しましょう
3. タクシーのぼったくりに気をつけて
4. スークでは人けのない道は避けましょう
5. 女性はできるだけ肌の露出を控えるべし
6. 知らなかったでは済まされない!飲酒のルール
7. それでもトラブルに巻き込まれたときは…

 


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