(Canon)
ドバイといえば世界の富豪が住む場所として有名です。ドバイはアラブ首長国連邦を代表する都市で、日本からも飛行機の直行便があります。筆者も毎年のように出張でドバイを訪れていますが、滞在時間を快適に過ごすにはタクシーなどの移動手段をしっかりと把握することが大切です。そこで今回は、ドバイのおすすめの移動手段や交通事情について紹介します。
ドバイのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. 空港から市内への移動はドバイメトロで
ドバイ国際空港から市内への移動手段としてはバス、タクシー、電車がありますが、一番便利で安全な乗り物は電車であると思います。この電車はドバイメトロと言われています。メトロといえば地下鉄のイメージがありますが、このドバイメトロは地下は走らずダウンタウンから抜けて近郊区間は橋上を走り、ドバイの町並みを楽しむことができます。
ドバイメトロに安心感がある理由としては、日本の企業が受注して建設したため、安全性には申し分ありません。さらに車両は近畿車輛で、車内の連結部上には近畿車輛のシールが貼られています。筆者もドバイメトロのレッドラインをよく利用しますが、とても静かな車内で、快適な空調です。
ドバイメトロはゾーンごとに料金が決まっていて、観光名所で有名なモールと隣接する駅が多いです。世界的に有名はドバイモールやエミレーツモールなどはこのレッドラインを利用すると便利です。
2. ドバイメトロに乗る際の注意点について
ドバイメトロには日本のグリーン車に相当するゴールドクラス、及び女性子供専用の車両があります。筆者の場合、空港からドバイメトロで宿泊するホテルまで距離がないため、たまにゴールドクラスを利用していますが、追加の料金がかかります。
また、女性子供専用の車両については、車両の半分でラインが引かれています。朝夕はドバイメトロも混雑しますが、混雑した車内において、女性子供専用のラインに入ると、かなりの白い目で見られ、さらに乗っているお客さんから怒られる場合もありますので、注意してください。
そして一番注意すべき点は飲食禁止と居眠りです。飲食については、日本の電車でも飲食されている方もいらっしゃいますし、電車での移動といえば駅弁、といった連想も思い浮かびます。ただ、ドバイというお国柄、日本と違った文化に対する厳格さがあります。一般的に公共で利用する交通機関は車内を清潔に保つというルールが厳格です。確かに、日本でも車内が汚い電車には乗りたくないですし、飲食禁止でもやむを得ないと思いますが、居眠りについては少し納得が行かないですよね。
3. タクシーは空港、及びホテルから出発するものであれば安心です
(SimonQ)
海外のタクシー事情に関しては、法外な料金を取られたりする情報があります。ドバイもそうした意味では、流しのタクシーを利用することは敬遠した方が良いと思います。ただ空港やホテルに乗り入れをしているタクシーであれば、比較的安心です。特にホテルにおいては、あらかじめ代表する場所へ行く際の料金が記載されており、ギャランティされています。従いましてホテルから4人程度で移動する際には、タクシーでの移動が良いと思います。
ただ朝夕のドバイの高速道路は非常に混み合い、時間が読めない場合もあります。ホテルから空港へ移動する際にタクシーを利用する際は、余裕をもって移動しましょう。
4. ドバイトラム
ドバイトラムは日本でいう路面電車です。ドバイのマリーナ地区と、ドバイメトロのレッドラインの駅と直結していますので乗り換えは便利です。ドバイで有名なパーム・ジュメイラへ行く際にはこのドバイトラムを利用するとよいでしょう。
5. ドバイの路線バスは便利ですが迷うことも
路線バスもダウンタウンを中心に走っていますが、系統が複雑であるため、間違えると相当迷います。バスを乗りこなすにはドバイバスの路線マップをチェックしましょう。筆者の場合は、ドバイメトロを中心に移動をしていますので、路線バスはまだ使いこなせていませんが、バスの本数も系統によっては多く、非常に便利である話を聞きます。
6. レンタカーもいいですが、交通事故には十分注意が必要です
国際免許証を持っている方であれば、レンタカーを借りて移動するという手もあります。例えば、ドバイモールで買い物をしたり、砂漠まで足を伸ばすなど、車の特性を生かすにはレンタカーモ1つの手段であると思います。ただ、ドバイの高速道路はスピードを出すドライバーも多く、ヒヤっとする場面が多いです。
また、ドバイの高速道路では事故が多いのも有名です。筆者もタクシーで会議が行われるホテルに移動する際、助手席に乗ったことがあります。その際、タクシードライバーもスピードを上げて、さらに車間距離もギリギリで走ったりしており、かなりの運転に自信のある方であれば、大丈夫です。また、朝夕の高速道路は非常に混み合いますので、空港に行く際には注意をしましょう。
7. 滞在期間が短い場合にはドバイメトロのレッドカードを利用しましょう
最後にドバイで移動する際に一番便利なドバイメトロのゾーン運賃制について紹介します。ドバイメトロではゾーン運賃制度を採用しています。1つは1つのゾーン内で利用する場合、隣接する2ゾーンでの場合、及び3つのゾーンにまたがる場合の3種類です。
また、ドバイメトロを利用する際には、現金では乗車できず、日本でいうスイカやPASMOなどの交通ICカードが必要となります。そのカードの種類としてはシルバーカード、レッドカード、ゴールドカードの3種類です。ゴールドカードの場合はゴールドクラスに乗車する際に利用します。
ただ、シルバーカード、レッドカードの使い分けとして、私がおすすめなのは、レッドカードです。レッドカードの場合、運賃はシルバーカードよりも少し高くなりますが、一方でシルバーカードの場合はカード発行時の初期費用として25AEDが必要となること、さらに最低7.5AED以上という制約がありますので、滞在期間が1週間以内であればレッドカードをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ドバイの交通事情について詳しく紹介しました。結論としてはドバイメトロを利用することは一番おすすめですが、駅から観光地まで歩くケースも多く出てくると思いますので、観光の際には歩きやすいスニーカーがあれば便利ですね。ドバイの交通事情を事前に把握して、楽しい旅の準備をしてください。
ドバイのタクシー事情やおすすめ移動手段!旅行前に知るべき7つの事!
1. 空港から市内への移動はドバイメトロで
2. ドバイメトロに乗る際の注意点について
3. タクシーは空港、及びホテルから出発するものであれば安心です
4. ドバイトラム
5. ドバイの路線バスは便利ですが迷うことも
6. レンタカーもいいですが、交通事故には十分注意が必要です
7. 滞在期間が短い場合にはドバイメトロのレッドカードを利用しましょう