ブラジルのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

ブラジルのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識

(flickr By Samory Pereira Santos)

日本は今年も風邪やインフルエンザが大流行していますね。筆者が住んでいるブラジルは、場所にもよりますが比較的暖かい土地なのであまり風邪やインフルエンザが流行することはありません。それでも掛かる人はいますし、予防や対策が必要です。そこで今回は、ブラジルのインフルエンザや風邪事情、そして今や世界で話題となっているジカ熱についても触れてみたいと思います。

 

ブラジルのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

 

1. インフルエンザはあまりない?

筆者は5年ブラジルのサンパウロに住んでいますがインフルエンザにかかったという人を聞いたことがありません。というのもブラジルで風邪などにかかった場合、よほどのことがない限りインフルエンザのテストはしないです。そもそも流行しないですし、むしろ高熱などの症状で疑われるのはデング熱です。冬の時期になるとインフルエンザワクチンを打つ人もいますし予防対策はしています。

 

2. ブラジルの風邪の時の民間療法

ブラジルでは風邪の予防や風邪の時にはハチミツ、プロポリスを飲みます。喉の痛みが現れたら、喉にプロポリスのスプレーをしたり、ハチミツにしょうがやレモンを入れたお茶を飲んだりします。それから風邪の時の水分補給にはココナッツウォーターを飲むと良いと言われます。天然のスポーツドリンクでビタミンやカリウムなどたくさんの栄養素が入っています。あとは『カンジャ(Canja)』というスープを食べます。これは日本で言う雑炊のようなもので鶏のスープにたっぷりの野菜とご飯が入っています。体が温まり、とても美味しいですよ!これは寒い時にもよく作ります。

 

3. ジカ熱について

今この話題は避けては通れないでしょう。ジカ熱は風邪のような症状が現れます。症状は比較的軽く、治療は対処療法になります。問題は妊婦が感染すると胎児が小頭症になる可能性があるということ。また、性交渉や母子感染で感染するという報告があるそうですが、どちらもまだきちんと明らかになっていない点です。そして予防接種もまだありません。確かに妊婦の方は心配ですがそれ以外はそこまで危険な症状はないので必要以上に恐れることはないでしょう。

 

4. デング熱、チクングニア熱について

実はジカ熱より深刻な症状が出るのはデング熱、チクングニア熱です。高熱や体の痛みなどインフルエンザ並の症状が現れ、こちらも対処療法しかありません。恐ろしいのは重症化して死亡することもあるということです。子どもやお年寄りなどは特に注意が必要です。夏場や常に暑い地帯は蚊が多いので流行します。風邪のような症状が出たり、高熱が出た場合はすぐに病院に行くことをおすすめします。

 

5. 感染しないようにするには?

ジカ熱、デング熱、チクングニア熱も全て蚊が媒介する病気ですので、とにかく蚊に刺されないようにすることです。常に虫除けスプレーなどを体に付け、部屋には虫よけを付けてください。流行している地域は長袖、長ズボンなどで過ごす、網戸や蚊帳を取り付けるなどの対策が必要です。

 

6. 対策は?

蚊に刺されないようにする以外には蚊を増やさないことです。蚊は水たまりなどに卵を産みますので、水のあるところを無くすということが重要になります。空き缶、プール、古タイヤ、植木の受け皿など、水の溜まりがちなところに水を入れたままにしない。排水口などは常に掃除をしたりして水のないキレイな状態にしておく、殺虫剤を撒くなど、なるべく蚊を増やさない状態にすることが大事です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
大切なことはまず情報を得るということです。知識がないのが一番怖いですから、きちんとした情報を得て適切に対処できるようにしたいですね。風邪やインフルエンザ、ジカ熱、デング熱、チクングニア熱も全て症状は似ていますので、少しでも気になることがあればすぐに病院に行ってください。

 

ブラジルのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

1. インフルエンザはあまりない?
2. ブラジルの風邪の時の民間療法
3. ジカ熱について
4. デング熱、チクングニア熱について
5. 感染しないようにするには?
6. 対策は?

 


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