フランスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

フランスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

(flickr By Dennis Jarvis)

日本でも毎年冬になると全国各地で流行するインフルエンザですが、フランスでも冬には同じ様に至る所で流行しています。日本では子供達の間では学級閉鎖になる場合もありますが、フランスでは学級閉鎖はありません。今回は、日本とフランスでの病気についての対処の違いなどをご紹介します。



 

フランスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

 

1. フランスの冬の病気第一位「ガストロ」

フランスで冬の間に大流行する「ウイルス性胃腸炎」です。ロタでもノロでも全部ひっくるめて「ガストロ」と呼ばれる天下無敵の最大の感染力を誇り、激しい嘔吐と水下痢が続きます。毎年インフルエンザには罹らずともガストロには絶対に罹る!と断言する者まで居ます。一家に一人、罹患者が出れば家族全員が感染すると言う恐ろしい病気です。赤ちゃんからお年寄りまで全ての方が罹り脱水症状がひどく入院しなくてはならない程に衰弱してしまう事もあります。手洗いと消毒が絶対ですが、フランスでは手を洗う習慣のない人もおり、手洗い場のないトイレも多々あります。普通に公衆トイレなどからも感染しますので要注意です。もし旅行中に感染した場合には24時間から48時間でピークを過ぎて回復に向かうので、慌てて薬で留める事をせずに絶食して全て出し切ってしまうと良いでしょう。水分は可能であれば少しずつ摂取して脱水症状にならない様に注意して下さい。フランスの薬局に売っているガストロウイルス対応型の携帯用除菌ジェルもお勧めです。対策は徹底した手洗いと除菌ですが防ぐのは難しいと思われます。

 

2. フランスの病人食

日本では胃腸炎の時にはポカリスエットが定番ですが、フランスではこの病気にかかった時には「コーラ」が絶対必需品です。小さな子供にはコップに入れてスプーンでかき回して炭酸を抜いた物を飲ませますが幼稚園児からは通常のコーラを飲ませます。イオン飲料の様な物を飲む習慣はありません。また、ミネラルウォーターのボトルの中に大量の砂糖を入れたものを飲む人も多く居ます。コーラが苦手な人はこの砂糖水を飲んでいます。嘔吐も下痢も納まってからは病人食としてリンゴのコンポートや人参のピュレ・米・日本人には考えられない程長時間かけて茹でたグダグダのパスタでお腹が回復するのを待ちます。通常の風邪の場合にはスープや洋ネギを多めに入れたポトフなどが好まれています。

 

3. フランスの冬の病気第二位「グリップ」

日本でも冬に流行する事で恐れられている「インフルエンザ」です。フランスではインフルエンザに罹って病院へ行っても「A型」「B型」と言う区別は一切ありません。判断基準は高熱・咳・関節痛などでインフルエンザではないにしても、似たような状態の酷い風邪の場合には「プティ・グリップ」などと呼ばれます。インフルエンザの判断キットなどはなく医者の采配にて決められます。待合室は普通の風邪でもインフルエンザでも全て一緒の待合室なので予約制と言え、かなりの時間待たされる事間違いありません。胃腸炎の診察に行って抵抗力が弱っている為にインフルエンザを貰ってくるなども日常茶飯事です。対策としてはうがいや手洗いが一番ですが、フランス人の間では薬局で売られている「パピエ・ダルメニー」と呼ばれる紙のお香をたいて室内のウイルスを滅菌する方法もあります。

 

4. フランスで最も使用されている解熱鎮痛剤

フランスではインフルエンザの解熱鎮痛剤として最も多く一般的に使用されている「ドリプラン」と呼ばれるアセトアミノフェン配合の薬があります。薬局で処方箋なしでも変えるもので一番副作用がないとして愛用されている薬です。新生児からお年寄りまで使用出来てインフルエンザ以外の風邪や全ての痛みにも使用出来ます。新生児から幼児用にはイチゴ味のシロップがあり子供用・大人用とあります。イブプロフェン配合の「ニュロフェン」と呼ばれる物もあります。

 

5. 夜間・休日におけるフランスの薬局

日本の様に24時間営業の薬局などは一切ありません。夜間、急に熱が出たからと薬局に行き開けて貰おうと思っても不可能です。フランスでは夜間・休日の当直薬局が当番制で決まっているのでその日に指定された薬局へ行かなくてはなりません。この場合、通常の値段よりも薬代が割り増しになる場合があります。処方薬でなく一般的な市販薬でも割増しになるので急を要しない場合には朝を待つ事をお勧めします。また夜間対応と言ってもお店が開いている訳ではなく完全に閉まっているので呼び鈴を押して対応してもらう様になっています。

 

6. フランスの咳止めに効く民間療法

日本でも「ハチミツ大根」など薬を使用せずに家庭にある物で代用する民間療法がありますが、フランスで「咳止め」に効果を発揮すると言われているのが「タイム」と呼ばれるハーブをティーポットか急須に入れて熱湯を注ぎ十分に蒸らしてからカップに注ぎハチミツをたっぷりと入れて飲むと咳が静まるとして愛用されています。タイムは生でも乾燥している物でも効果は同じです。1日に何倍飲んでも問題ないのでお茶代わりに使用出来ます。また、年配者の間では「エスカルゴ」のシロップが咳止めに効くと言われ薬嫌いな方に人気です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
フランスではマスクは市販されていないので旅行の際は日本から使い捨てマスクを持参すると良いでしょう。日本の様にうがいや手洗いをする習慣がなく除菌グッズなども一般的ではありません。冬の名物「生ガキ」も日本ほど管理が徹底されておりませんので注意が必要です。筆者の在住地域では学校内でガストロが蔓延し同時に百人以上の児童が罹患したケースもありますので冬のフランスにはくれぐれもご注意下さい。

 

フランスのインフルエンザや風邪にまつわる6つの豆知識!

1. フランスの冬の病気第一位「ガストロ」
2. フランスの病人食
3. フランスの冬の病気第二位「グリップ」
4. フランスで最も使用されている解熱鎮痛剤
5. 夜間・休日におけるフランスの薬局
6. フランスの咳止めに効く民間療法

 


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