現地で絶対食べたいおすすめネパール料理10選!

ネパールで賑やかな通りを歩いていると、どこからともなく漂ってくるネパール料理の香り。その食欲をそそるスパイスの匂いと、実際に作っている光景を目にすると、一口味わってみたくてついつい足を止めてしまいますよね。ネパール料理は日本進出も著しく、着実に認知度が上がってきています。一体どんな料理があるのでしょうか。

そこで今回は、現地を訪れるあなたに是非食べてほしいネパール料理10品をご紹介します。色々な料理がありますので、この記事を読んで食べたい料理に目星をつけて、お腹を空かせてネパールへ出発しましょう!

 

現地で絶対食べたいおすすめネパール料理10選!

 

1. ダルバート (カナ) dalbhat

まずは、なんといってもこのダルバートです。これを食べずして「ネパールへ行ってきた」ということはできません!

このダルバートはいわゆる定食です。味噌汁に相当する豆汁(ダル)・ご飯(バート)・おかず(タルカリ)・漬物(アチャール)の4品セットからなっています。価格に応じておかずの量が増えます。あまりにも定番ですので、ネパールのお店に入って「ダルバートをください」などという頼み方はしません。「飯(めし)、ひとつ!!」の感覚で「カナ(食事)をください」と注文します。

このダルバート、どこで食べるにしてもお代わりが価格に含まれているのも魅力のひとつです。アチャールもダルバートの引き立て役の扱いですが、日本人には味わったことのないような酸味と辛味のコラボで主役級の主張をしてくれます。

トマト、大根、ジャガイモはもちろん、レモン、マンゴーなどのフルーツもアチャールの具材になります。是非、アチャールも満喫なさってくださいね!

野菜おかずならひとセット、100ルピー(120円相当)で食べることができます。お肉をおかずとしたセットなら220円ほどになります。

 

2. モモ momo

チベット発祥の蒸し餃子です。形状は大体二種類ですが、具材の種類に関しては(水牛、チキン、野菜)の3つが一般的です。蒸すのは一般的な方法ですが焼いたり、揚げたりしても食されているものです。

とにかくこの魅力は、気軽に食べられるということです。ちょっと小腹がすいたときに迷わずトライしていただきたい一品がこちらです。

一皿10個に漬物(アチャール)をもっと汁状にしたものをタレとして口にほおばります。このタレもお店によって全く違っていてトマトベース、ごまやピーナッツベースのものなど様々ですので、楽しみどころのひとつになりますね。

 

3. カリー&ナンcurry&nan

インドの料理です。ネパールのほとんどすべてのレストランのメニューには「カレー&ナン」が載せられていますが、現地を訪れたなら、是非タンドリー(インド式の釜)を備えたレストランでチャレンジしてください。レストランの入り口に、土で作ったドラム缶大の釜を見つけたら、それはタンドリーです。

筆者は何度も食べていますが、ガスコンロにフライパンを置いて作られる、いわゆる普通のナンと同じとは思えないほどの豊かな旨みが、このタンドリーナンにはあるんです。

一方、カリー(カレー)のほうですが、日本のカレーに比べるとサラサラしていてスパイシーで「これぞホンモノ」という気持ちになりますよ。代表的なのはチキン・カリーです。マトン(ヤギ肉)カレー、オムレツ・カレーなど種類がたくさんあります。

 

4. チャウミン chowmin

これはインド版焼きそばといったところでしょうか。いかにもネパール(またはインド)色が前面に出た料理に抵抗がある方や、とりあえずは地元のレストランに慣れたいという方におすすめです。香辛料がそんなに強くありませんので、日本人にとってはもっとも馴染みやすい料理のような気がします。

それでも、唐辛子の割合が高い場合には、味覚が働かなくなってしまうほどに舌の機能が失われてしまう危険がありますからご注意くださいね。辛いのが苦手の方は

ピロ ナ ハルヌホス / 辛いの、入れないでください

の一言をお忘れなく!

なお、ネパールで言葉が通じるかはどの場所へ行っても気になるところ。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

ネパールで英語は通じる?旅行前に知るべき6つのポイント
ご存知のようにネパールでは、主にネパール語を用います。ネパール語なんて知らない、どうやってコミュニケーションを取ったらいいの?と不安に思う方も多いかもしれません。でも、それほど心配は必要ありません。実はネパールでは、多くの場所でネパール語が通じるんです。今回は、そんなネパールの英語事情をご紹介します。

 

5. セクワ sekuwa

これもまたインド発祥料理です。肉をたっぷりの香辛料の液に漬け込んだものを炭焼きした、日本でいうところの「串焼き」のようなものです。

ビールのおつまみにこれ以上しっくり来るものはないのではないかと、日本に帰ってきてからも懐かしくなってしまうセクワ。焦げ部分もまた、独特の風味でおすすめの一品です。

 

6. サモサ samosa

カレー味のジャガイモを小麦粉ベースの薄皮で包んで揚げたおやつ。揚げたてを「ホフホフ」しながらほおばっていると、本当に幸せな気持ちになります。ただ、夏時期には要注意です。朝に仕込んだものを夕方に売っているなど、ジャガイモが傷んでいる場合があるからです。筆者自身失敗した経験もあります…。

中身のジャガイモの状況を確認することができませんし、揚げ油(揚げ物一般に言えることなのですが)の鮮度も疑わしいことから、おなかの調子に不安を抱えている場合にはあまりお勧めできません。

 

7. セルロティ selroti

米粉からつくったドーナツのようなおやつ。アツアツはとっても美味しいです。道を歩いていて、これを見つけたら是非、チャレンジして欲しい一品です。プチプチとモチモチが両方備わった不思議な食感とほんのり甘い生地が、「何個でも食べれそう」と思わせるほど魅力的です。

ですが、食べ切れなかった分を、数時間後に…と取り出してみると最初の感動との違いにちょっとショックを受けてしまうかもしれません。アツアツはおすすめですよ。食べることができる分だけ購入し、その場でお試しあれ!

 

8. ダヒ dahi

ヨーグルトです。標高の高い独特の地域性ゆえに、この環境に適したヤク、水牛、ヤギが分布しているネパールではおいしい乳製品も充実しています。なかでも「ダヒ」はおすすめです。カトマンズ郊外のバクタプルという町では「ジュジュダウ(ヨーグルトの王様の意)」が有名です。

まったりこってりとした濃厚な味わいは、かなりの満足感を与えてくれます。素焼きの器(直径20cm)に入ったものは、たっぷりネパール感を味わわせてくれますが、小さなコップサイズでも気軽にお試しいただけますよ。

 

9. ラッシー lassi

上記のダヒをベースに作られた、いわば「飲むヨーグルト」風のデザート。プレーンなものからバナナ、マンゴーなど季節のフルーツを混ぜたものまで様々な種類があります。夏の暑い日ざしの中、くたびれかけたときに、ラッシーのお店を見つけたら一杯いかがですか?すっきりと冷えた美味しさに、また元気を取り戻して歩き出せますよ。

また、スパイスの効いた料理でヒリヒリになってしまった舌を癒すのにもぴったりです。人だかりができているようなお店のラッシーは回転がよいので安心できますが、人気のないお店では衛生面での不安がありますのでご注意くださいね

 

10. チャウチャウ(インスタントラーメン) chawchaw

「旅先で、インスタントラーメンなんて」と思われるかもしれませんが、ネパールでの食べ方はちょっと違っています。お湯無しで食べてしまうんです

開封する前に袋のうえから、麺を砕き、スナック感覚でベビースターラーメンのようにポリポリと食べるひとを見かけます。親は学校での軽食タイムのためにと、子どもにチャウチャウを持たせたりしています。

この食べ方が身についたら、もう半分ネパール人?かもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしたか?
様々な文化が混在するこの地の魅力はそのまま食文化にも反映されています。チベットや中国、そして何といってもインドなどからの影響を受けたこの地の「食」は実に、変化に富んでいて、とりわけ日本人であるわたしたちにとっては、どことなく安心できる味と、これまでに味わったことのないような新鮮さとの両方を提供してくれます。

魅力溢れるこのネパールで、あなたにとってお好みの「食」を是非見つけてください。旅での素敵な出会いは人に限らず、その国の料理にもあるのですから。なお、現地でおいしい料理と出会ったら、その店員さんへ是非ネパール語で「おいしい」と伝えてください。あなたにとってまた良い思い出が1つできることでしょう。

ネパール語については是非以下を一読ください。現地レストランへ行くのがますます楽しみになりますよ!

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現地で絶対食べたいおすすめネパール料理10選!

1. ダルバート (カナ) dalbhat
2. モモ momo
3. カリー&ナンcurry&nan
4. チャウミン chowmin
5. セクワ sekuwa
6. サモサ samosa
7. セルロティ selroti
8. ダヒ dahi
9. ラッシー lassi
10. チャウチャウ(インスタントラーメン) chawchaw

 


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