マレー語で絶対に使ってはいけない超危険な単語10選!

マレー語で絶対に使ってはいけない超危険な単語10選!

(Sam Antonio)

メディアが発達した今や、比較的マイナーな言語であるマレー語でさえも、日本にいながらにして書籍やインターネットなどで簡単に学習することができます。とは言え、どの書籍・サイトにもスラングや汚い単語まではあまり掲載されていません。しかし、スラングや汚い単語の中には日本語に似た発音の単語などもあり、知らずに使ってしまうと思わぬ危険に巻き込まれてしまう可能性もあります。

そこで今回は、マレーシア人の友人を数多く持つ筆者が、マレー語で絶対に使ってはいけない超危険な単語を10個ほどご紹介します。使ってはいけない危険な単語を事前に知っておくことで、危険を回避し、安全で楽しい旅行にしましょう!

 

マレー語で絶対に使ってはいけない超危険な単語10選!

 

1. Bodoh / ボドー / バカ、アホ

英語のStupidです。日本では冗談や親しみを込めて「バカ」と言ったりもしますが、Bodohにはそのようなニュアンスはなく、単に頭が悪い、能無し、と人を見下し、蔑む言葉として使われます。

日本語の「バカ」のニュアンスでBodoh!と使っていると周囲のマレーシア人に白い目で見られますので注意しましょう。日本語では「ぶどう」などの発音と似ています。同じような意味を持つ、より厳しい表現にBangang(バンガン)があります。

 

2. Taik / タイッ / くそっ、ちくしょう

英語のShitです。Shit同様、「排泄物(主に大便)」という意味があります。大変下品で汚い単語なので使わないほうがいいでしょう。特に目上の人に対してやフォーマルな場では絶対に使ってはいけません。

 

3. Celaka / チェラカ / くそっ、ちくしょう

英語のDamnです。主についていない出来事が起こった際などにCelaka!や強調を表すlah(ラァ)を付けてCelaka lah!というように使われますが、相手に向かって使用する際には「死ね」や「地獄へ落ちろ」といったニュアンスが含まれるため大変危険な単語です。

 

4. Jubo / ジュボ / 嫌な奴、クソ野郎

英語のAssholeです。Asshole同様「ケツの穴」という意味がありますが、相手に向かって使用する際には「嫌な奴」という意味で使われます。

以前とある観光施設で、従業員に注意された客が小声でこの言葉を吐き捨てているのを見かけたことがあります。場の雰囲気を悪くする単語なので使わないほうがいいでしょう。

 

5. Pukimak / プキマッ / くそっ、ちくしょう、クソ野郎

英語のFuckです。Pukiは「女性器」、Makは「母」という意味の単語で、マレー語は基本的に後ろから物事を修飾しますので「母の女性器」という意味になります。日本で言う「お前の母ちゃんでべそ」に似ている表現です。

ただし、家族や親族を大変大切にするマレーシアにおいて母を侮辱するこの言葉は最上級の侮辱に当たります。日本の感覚で使用するととんでもないことになります。

 

6. Kote / コテ / 男性器

以前とある飲食店で、関西出身の方が「コテコテの関西弁」と言ったところ、現地マレーシア人の飲食店員に「コテはマレー語で男性器という意味なのであまり使わないほうがいいですよ」と言われた、という話を聞いたことがあります。日本でも公の場では伏せて使うような単語なので使わないほうがいいでしょう。

 

7. Botak / ボタッ / ハゲ

日本でも悪口で「ハゲ」と言ったりしますが、ニュアンスはほとんど一緒です。悪口なので、直接言われたり、または間接的に聞いて気分を害する方もいるかもしれません。使わないほうがいいでしょう。

 

8. Pergi mati / プルギ マティ / 死ね|Pergi mampus / プルギ マンプス / 死ね

Pergiは「行く」という動詞、MatiとMampusは「死ぬ」という意味の同義語で、英語のGo to dieに当たります。ただし、Pergi matiでTo die、即ち「死ぬこと」という名詞として使用する場合や、WantにあたるNak(ナッ)を付けて、Nak pergi mati?(死にたいの?)なんて言うこともあります。マレー語の辞書を見ると、「怒りや欲求不満を相手にぶつける言葉でもある」とありますので、人に向かって使わないようにしましょう。

 

9. Gila / ギラ / 頭がおかしい、気狂い、キチガイ

英語のCrayzyです。但し、「Comel gila! / チョメル ギラ」(キチガイ的に可愛い!)といった感じで、良い意味で使うこともあります。特に若い子が使っているのをよく見かけます。褒める場合に使うのであれば問題ありません。

 

10. Babi / バビ / 豚

イスラム教において「豚」は不潔・不浄のものであるとされており、イスラム教を国教とするマレーシアでは、欲深い、無教養、汚い人のことを蔑む言葉としても使われます。日本でも、よく食べる人のことを「豚」と揶揄したり、部屋が汚い状態を「豚小屋」などと言ったりしますが、敬虔なイスラム教国であるマレーシアにおいて「豚」という言葉は最大の侮辱に当たります。日本の感覚で使用しては絶対にいけません。

また同様に、傲慢な人を蔑む言葉として「悪魔」という意味のSetan(スタン)やDemon(デモン)なども使われます。これは、イスラム教では天使を人間より下位の存在として位置付けており、サタン(悪魔)が神に背いた理由は、火で出来たものが泥から出来ている人間より優れていないはずがないと傲慢であったから、という話に由来します。

 

まとめ

いかがでしたか?
マレー語は、母音のみ、または子音と母音の組み合わせで構成されており、同じ形で構成されている日本語と発音が似ている単語がたくさんあります。

全く違う意味の日本語であっても、マレー語のスラングと単に発音が似ているだけでマレーシア人の気分を害してしまったり、それがきっかけで思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。

また、不用な単語の使用を避けて危険を未然に回避するのはもちろんのこと、マレー語のスラングと発音が似ている日本語を使用する際は声のボリュームを落とす、あるいは違う言い回しを使用するなどして現地の方々に配慮することも旅行者のマナーの一つです。

ぜひこの記事で使ってはいけない危険な単語を学習し、安全で、素敵な旅行にしてください!

 

マレー語で絶対に使ってはいけない超危険な単語10選!

1. Bodoh / ボドー / バカ、アホ

2. Taik / タイッ / くそっ、ちくしょう

3. Celaka / チェラカ / くそっ、ちくしょう

4. Jubo / ジュボ / 嫌な奴、クソ野郎

5. Pukimak / プキマッ / くそっ、ちくしょう、クソ野郎

6. Kote / コテ / 男性器

7. Botak / ボタッ / ハゲ

8. Pergi mati / プルギ マティ / 死ね|Pergi mampus / プルギ マンプス / 死ね

9. Gila / ギラ / 頭がおかしい、気狂い、キチガイ

10. Babi / バビ / 豚

 


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