韓国語の単語発音をネイティブ化する5つの勉強法

韓国語の単語発音をもっとネイティブ化させる5つの勉強法

韓国語は日本語と文法的には似通った部分も多く、比較的学びやすい言語だと言われています。しかし、留学ではなく国内で韓国語を修得するために努力している初心者にとって、韓国語の発音は決して容易なものではないと実感されているのではないでしょうか。週1、2回の韓国語講座に通ってもあまり細かく発音指導はしてもらえないというのが現実ですね。また、ドラマの台詞などをいったいいつになったら聞き取ることができるのだろうという焦りまで感じるのではないでしょうか。あっと言う間に綺麗に発音できるようになる特効薬は残念ながらありませんが、今回紹介する5つの単語発音ポイントは、私たち日本人が苦手とする音に注目してアドバイスしています。筆者は韓国語教育で30年以上の経験がありますので、皆さんが少しでもネイティブの発音に近づけるために、まずは5つのポイントに絞って説明しますね。



 

韓国語の単語発音をもっとネイティブ化させる5つの勉強法

 

1. 基本母音は7つ

日本語の基本母音は「ア、イ、ウ、エ、オ」の5つですね。韓国語の基本母音は「아, 이, 우, 으, 에, 애, 오, 어」の8つの文字があるわけですが、その中の「에, 애」は文字としての区別はありますが「エ」の音一つに集約されていますので7種類の音となるわけです。母音「으」と「어」の2つが日本語の5つよりも多いということですね。この「으」と「어」は日本人には「ウ」と「オ」に近く感じるのですが、似通った音である「우」と「오」との区別に苦労するのです。

 

2. 母音「으」は日本語の「ウ」に近い

まず「으」ですが、これは唇の緊張をほどいて日本語の「ウ」を普通に発音すればいいのです。実は日本語の「ウ」の音は、ほとんどがこの「으」音なんです。桜<sakura>、松、<matsu>、助ける<tasukeru>など特に語中にある「ウ」は「으」の音ですね。韓国語では→늘(常に)<nul>、스스로(自ら)<susuro>などの発音を試してください。 では、もう一つの「우」はどうなるのかという疑問が残りますね。実はこちらの方が大事なんです。これは明確な円唇母音でしっかりと唇を丸めて突き出すようにして「ウ」を強調して発音してください。日本語では語頭にある「ウ」音がこれに当たります。馬<uma>、梅、<ume>、うれしい<uresii>。韓国語では→새우(エビ)<seu>、우물(井戸)<umul>。韓国語では単語の語頭、語中の区別なく、その文字が現れたら「으」は唇の力を抜いて「ウ」、「우」は唇をしっかり突き出して「ウ」と区別することによって2つの音の差異が明確になるわけです

 

3. 母音「어」は「ア」の口の開き方で「オ」と発音

一番苦手とする音がこの「어」ではないでしょうか。ちょっと反則技ですが、こうやって発音してみてください。あごの力を抜いてぽかっと口を開き、日本語の「ア」の口の形をして実際は「オ」と発音してみてください。あごの力を抜くのがポイントです。実は韓国語の「아」音は口を大きく開ききって発音しますが、日本語の「ア」音は韓国語の「아」に比べて口の開きが広くないのです。→어머니(お母さん)<omoni>、거리(街)<kori>をこの方法で発音してみましょう。 もう一つの「오」は、「ウ」で説明した「우」と同じくやはり円唇母音ですからしっかりと唇を丸めて「オ」と発音します。→고개(峠)<koge>、소리(音)<sori>。

 

4. 濃音は怖くない

子音は19個あります。日本語の子音に近い平音以外に激音や濃音があって数が多いのですが、その中でも皆さんは濃音「ㄲ, ㄸ, ㅃ, ㅆ, ㅉ」がもっとも苦手な発音だと思っていないでしょうか。確かにのどを絞めたような音はなかなか難しく感じることでしょう。しかし韓国ドラマに登場するイケメン俳優はそんな苦しげにのどを詰まらせた発音をしているでしょうか。一般表現の韓国語の中には、濃音で表す単語はたくさんあるのにもかかわらずです。ですからそれほど神経質にならなくてもよいのです。ただし、濃音が語頭に来た場合には、比較的明確に濃音を発音しますので、のどを緊張させて呼気が漏れないように発音します。→짜다(塩辛い)<chada>、깨(ゴマ)<ke>。しかしそれ以外の語中にある場合は、濁音にならないように注意すればいいのです。疑問を表す終止語尾-습니까?にも一番最後に까がありますが、これなど普通に清音で「カ」と発音します。一般の単語では前の音との間に促音「ッ」が入ったようにすればより良いですね。→오빠(兄さん)<oppa>「オッパ」、가짜(にせもの)<kajja>「カッチャ」というように発音してください。濃音をあまり意識しすぎないでください。

 

5. 子音は濁るか濁らないかが大切

前の項でも話しましたが、濃音は語中では決して濁りませんし、激音も同じく濁らないですね。ただし、激音は語頭であれ語中であれ、濁らないだけでなくしっかり呼気を伴って発音しなければなりません。韓国語に少々慣れてきた人が案外おろそかにしてしまう発音が激音です。日本人が思うよりもあともう一踏ん張りしっかり呼気を出すようにしましょう。 問題は平音「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ」です。日本語のように清濁の区別がないのが厄介ですね。文字には濁音の印がないわけですから。ただし、濁音は日本語にもすべて存在する音ですから克服はできると思います。それよりもこの4つの子音が語頭に来た場合です。語頭ですから濁音にはならないで静音で発音します。→바다(海)<pada>、다리(足)<tari>、자주(しばしば)<chaju>などの単語です。日本人はこの語頭にある平音の発音で呼気が漏れてしまうことが多いのです。ということは無意識のうちに激音になっているのです。話は少し脱線しますが、最近韓国でも日本の「たこやき」を売る店がちらほら見かけます。その店の看板には日本語の発音そのままに「타코야키」と書かれてありました。正しい日本語ハングル表記法では「다코야키」でなくてはならないのですが、韓国人には激音に聞こえているのでしょうね。語頭の平音「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ」はくれぐれも呼気の漏れないように注意しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここでお話した母音と子音の発音に関することは、まだ韓国語全体からするとほんの一部分に過ぎません。語幹末子音(パッチム)や、子音の同化現象などの発音の変化も数多くあります。しかしそれらの発音もここで示しました5つのポイントが基本となります。初心者の皆さんは、母音と子音の正確な発音を修得することが、よりネイティブに近づけるための大切な鍵であることを忘れないでください。ここで紹介した基本をしっかりと体に染み込ませて、初期段階から綺麗な韓国語を話す人になりましょう。

 

韓国語の単語発音をネイティブ化する5つの勉強法/h6>

1. 基本母音は7つ
2. 母音「으」は日本語の「ウ」に近い
3. 母音「어」は「ア」の口の開き方で「オ」と発音
4. 濃音は怖くない
5. 子音は濁るか濁らないかが大切



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