アイルランド国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

アイルランド国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

あなたはアイルランドの国旗をご存知ですか?ヨーロッパにはトリコロールという三色旗を国旗に持つ国が非常に多く存在し、アイルランド国旗もそのひとつです。今回は、アイルランドの国旗がどのような特徴を持ち、どんな由来を持つかを6つのポイントにまとめてご紹介します。



 

アイルランド国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

 

1. 国旗の比率は日の丸と違う!

アイルランドの国旗は、旗竿から順番に、緑・白・オレンジの三色旗になります。また、2:3の縦横比を採用している日本の国旗とは異なり、アイルランドの国旗は1:2の比率ですが、国連基準に従わないといけない場合は、2:3の比率の国旗を使用しないといけないようです。なお、各色は均等に三分割されています。

 

2. カトリックとプロテスタントの友愛を示す国旗の色

まず、この三色旗そのものはフランスのトリコロールに影響を受けたとされています。そして、一番旗竿に近い部分の緑の由来には様々云われがあるようです。一つ目は、カトリック、すなわち、この国の古い要素を表す色だという説。二つ目は、アイルランドに広がるどこまでも続く草原とアイルランドの国花であるシロツメクサ(シャムロック)の色であるという話。シャムロックそのものがキリスト教や聖パトリックの象徴でもあるようなので、この二つの説のいずれも兼ねている可能性もあるでしょう。そして、三つ目としては、アイルランドでは緑は革命の象徴だとされているためです。アイルランドの前身の非公式な国旗が緑をベースにしたもので、その国旗が当時のナショナリズムを支えていたからという過去から、このような憶測が生まれています。一方、一番外側のオレンジはプロテスタントを指し、その由来はプロテスタントが支持していたオレンジ公ウィリアムにちなんでいるのだとか。そして、間に挟まれた白は、その両者の結合と友愛を表しているのです。

 

3. フランスに刺激を受け、アイルランド風トリコロールに!

それでは、この国旗はどういう経緯でアイルランドに導入されたのでしょうか。ここでアイルランドの歴史を簡単に振り返りますと、アイルランドは古来ケルト人が住んでいましたが、12世紀にイングランドに征服され、1800年には併合されます。この後、幾度も独立戦争が相次ぐ中、若い指導者であったトーマス・フランシス・ミーハーが、1848年にフランスで勃発した二月革命に刺激を受け、同年に青年アイルランド党のエンブレムとして、現国旗を採用したと言われています。青年アイルランド党の会議時には、この国旗とフランスの国旗が掲げられていたとも言われています。

 

4. 北アイルランドの公式旗は…

アイルランドといえば、未だ解決に至らない紛争が起きている北アイルランドにも触れなければなりません。いわゆる北アイルランド問題はまだ着地点を見いだせていないため、北アイルランド政府が用いる公式旗は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国として使用しているユニオンジャックのみになります。しかし、ユニオンジャック以外に、北アイルランドで掲げられる国旗が二種類あります。ひとつが、聖パトリック斜め十字です。この国旗は、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドを表す国旗として政府に用いられています。また、北アイルランド警察庁のバッジの中央部の装飾としても使用されているようです。二つ目の国旗については、次項で説明します。

 

5. かつてはあった北アイルランドの公式旗

北アイルランドでユニオンジャック以外に掲げられている、もうひとつの国旗がアルスター・バナーです。この国旗は1953年から1972年までは北アイルランド政府を表す公式旗でした。しかし、1973年に北アイルランド議会は、イギリス政府による北アイルランド憲法法に応ずるかたちで解散したタイミングで、アルスター・バナーは公式旗としての効力を失いました。しかし、今でも国際レベルのスポーツ大会等で北アイルランドを表す唯一の旗は、このアルスター・バナーなのです。ちなみに、このアルスター・バナーも聖パトリック斜め十字は北アイルランドの政府庁舎では掲げられていません。

 

6. 似ている国旗には理由がある?

最後にアイルランドの現国旗に似ている国旗として、イタリアの国旗がよく挙げられます。しかし、イタリアの国旗はオレンジの代わりに赤が使われている上に、国旗の縦横比も2:3です。色の意味も異なり、緑は美しい国土、白は雪、赤は愛国と指すと同時に、順番に自由・平等・博愛の意味も持ちます。また、コートジボワールの国旗も似ていますが、配色の順番が異なり、オレンジの色もアイルランドの国旗のものとは少々違った色味になっています。また、オレンジはサバンナの草原・国民の朗らかさ・国の繁栄を表し、白は清純さ・平和・国民の団結、また、緑は将来への希望と豊かな原始林を示しているということです。いずれもフランスのトリコロールから影響を受けているようですが、それ以降の配色の順番や色の意味などは特に似ているわけではなく、国旗そのものが似通っている理由はないようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
国旗の背景を紐解くと、その国が大事にしたい理念やその国が辿ってきた歴史が分かります。そして、それはアイルランドに限ったことではありません。その国のことをもっと詳しく知り、理解を深める手段として、国旗の謎を解いていくことはとても有効なのです。ぜひ他の国の国旗についてもこのサイトを参考にしながら紐解いて、その国の歴史や人々の文化に触れてみてください。

 

アイルランド国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

1. 国旗の比率は日の丸と違う!
2. カトリックとプロテスタントの友愛を示す国旗の色
3. フランスに刺激を受け、アイルランド風トリコロールに!
4. 北アイルランドの公式旗は…
5. かつてはあった北アイルランドの公式旗
6. 似ている国旗には理由がある?



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