アイルランド旅行で本場アイリッシュパブを楽しむ7つのコツ

アイルランド旅行で本場アイリッシュパブを楽しむ7つのコツ

アイルランドへ旅行するならばぜひ訪れていただきたい場所、それがアイリッシュパブです。アイルランド人にとってパブは生活に欠かせない交流の場でもあります。今回は、伝統的なパブリック・ハウス(公共の家)本来の性質が今も息づくアイリッシュパブの魅力をご紹介いたします。



 

アイルランド旅行で本場アイリッシュパブを楽しむ7つのコツ

 

1. アイリッシュパブの一日を知ろう

パブの朝は早く、だいたい10時には開店してアルコールを提供します。もちろん本格的な忙しさはまだありません。混雑が始まるのは12時頃からのランチタイムです。お昼のピークがやや過ぎると、今度は買い物帰りの主婦の姿が目立ち始めます。ちょうど日本の奥様たちが喫茶店でお茶をするようにパブでお喋りを楽しみます。パブのバーマン(バーテンダー)がそれを咎めることもありません。アイルランドの人々はパブを文字通りパブリックハウス(公共の家)として、公園のような感覚で使っているのです。お昼の混雑が落ち着くのは午後3時頃。カウンターの陰では夜の混雑に備えて、バーマンたちが交代しつつ遅い昼食を執りはじめます。

 

2. 熱気と喧騒と笑い声の中で

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午後5時を過ぎた辺りから、パブの中は一気に人が増え始めます。これはアイルランドのに店舗を構えるデパートや一般商店の多くが、午後5時を目安に早々にシャッターを降ろす事に起因しています。仕事を終えた人々が集まり、店内はあっという間に満員になります。飲み物はパイント単位(およそ0.6L)での注文が基本です。その場で代金を支払って飲み物を受け取ります。注文をとっている間にも、人懐こいアイルランドの人たちが「どこから来たんだ」「ギネスは飲んだか?」と話しかけてくるでしょう。一人で入ってみんなと楽しむ。それがアイリッシュパブという場所です。

 

3. お勧めのパブ

ダブリン市街地の玄関口とも呼べるタラ・ストリート駅を出て5分ほど西へ足を向ければ、路地の右手に見えてくるのが「MULLIGAN’S」(マリガンズ)です。ジョイスの『ダブリンの市民』にも登場するパブで、創業は1782年。美しい木目の正面外壁から被写体としても人気があるパブです。アイルランド系移民の血筋であるJ・F・ケネディ元大統領も帰郷の折に立ち寄りました。

シーフードならば「KEHOE’S」(キーホーズ)がお勧めです。ダブリンで知らない者はいないと言われるほど、地元の人間に人気のあるお店です。少し奥まった場所にあるので、グラフトン・ストリートのおしゃれな街並みを楽しみながらゆっくりと探すと良いでしょう。伝統的で風格のある店内には、とてつもなく長いバーカウンターが横たわっています。

ランチメニューならドーセットストリート沿いの「JOXER DALY’S」(ジョクサー・ダリーズ)はいかがでしょう。ダブリンで最初のランチメニューを出した店だけに、その味には定評があります。創業は1816年。ダブリン及びアイルランドのベスト・パブに選ばれたこともある名店です。

 

4. まずはギネスで

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アイルランドといえばギネスビールです。創業者のアーサー・ギネス氏はダブリンの初代市長でもあります。この黒ビールを美味しく飲むための適温は13度。ラガービールがおよそ7度で供されるのに比べると少し温めです。炭酸も強くありません。アイルランド国民が大好きな生牡蠣との相性も抜群なので、是非一緒に召し上がってください。その際は一気に流し込むのではなく、味わいながらゆっくり楽しんでいただければと思います。また麦芽とホップ、酵母と水のみで作られるギネスビールはカロリーも控えめで豊富なミネラルとビタミンを含んだ健康飲料でもあります。1パイントで3.50ユーロ~4.50ユーロほどが相場です。

 

5. パブと音楽の関係

アイルランドの人々はとにかく音楽が大好きです。ミュージックパブでは伝統的なケルト音楽の生演奏を楽しむ事ができますし、そもそもアイルランドのミュージシャンは、こうしたミュージックパブを活動の足場にして世に出るケースが多いのです。ダブリンの代表的なミュージックパブとしては「INTERNATIONAL BAR」(インターナショナル・バー)や「O’DONOGHUE’S」(オドノヒューズ)が挙げられます。ストリートではバスカーズと呼ばれるストリートミュージシャンが音楽を演奏して雰囲気を盛り上げています。音楽との結びつきを示すように、アイルランドのユーロ硬貨と徽章にはハープ(竪琴)がモチーフとして使われています。

 

6. 知っておいたほうがよい事

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楽しいアイリッシュパブ巡りですが、ここで知っておいたほうがよい事を紹介いたします。アイルランドの禁煙事情です。これは2004年に施行された禁煙法によるもので、レストラン、パブも含めた屋内の職場、公共施設での喫煙を全面禁止しています。違反した場合、最大で3000ユーロ(およそ40万円)の罰金が喫煙者やお店に科せられます。せっかくの楽しい旅行が台無しなならないように気をつけましょう。また、パブは長い歴史を持った誇りと風格のある場所であり、喫煙を初めとしたマナー違反は慎みましょう。そのほか一般商店や観光地の閉店時間が早く、17:00頃を目安に閉店・閉館しますから午前中から動くと時間を有効に使えます。

 

7. アイリッシュパブとは何でしょう

ここまでアイリッシュパブのご紹介をしてまいりましたが、そもそもパブとは何なのでしょう。パブとは前述のようにパブリックハウスの略称であり、元々は「宿屋兼集会所」だったと言われています。歴史上に初めてパブリックハウスの名前が登場したのは1688年だと言われています。この頃パブを利用していたのは、商品を売り歩いて各地を旅していた交易商人たちでした。そのうちに彼らの取り扱う商品を店頭でも扱うようになります。この中にはワインやウィスキーなども含まれていたので、パブは商人のための宿泊施設という性質の他に、アルコールを含めた雑貨を扱う小売店の性質を持ち始めたわけです。元々が宿泊施設ですからパブに「夜に大人がお酒を飲みにくる場所」というイメージを抱く必要はありません。昼間は主婦や学生が利用し子供たちが出入りする憩いの空間、それがアイリッシュ・パブなのです。もちろん外国人であるあなただって、その憩いの場を共有することが出来ます。人懐こいアイルランドの人々は笑顔で旅行者を歓迎してくれるでしょう。パブリックハウスとは、そもそも100年前の昔から旅人にとっての「家」だったのですから。

 

まとめ

如何でしたか?
アイルランドの人々にとってパブとは生活になくてはならない憩いの場であり、地域社会の中心としての機能を持った場所なのです。昼間は美術館や史跡などの観光地に足を運んで知的な好奇心を満たし、日が暮れてからはアイルランドパブで音楽と交流とギネスを楽しむ。アルコールが苦手な人だって全く問題なく輪に加わる事ができます。楽しく明るい空気に身を任せ、アイルランドの夜を存分に楽しんでくださいね。

 

アイルランド旅行で本場アイリッシュパブを楽しむ7つのコツ

1. アイリッシュパブの一日を知ろう
2. 熱気と喧騒と笑い声の中で
3. お勧めのパブ
4. まずはギネスで
5. パブと音楽の関係
6. 知っておいたほうがよい事
7. アイリッシュパブとは何でしょう



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