ドイツのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

ドイツのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

12月のクリスマスや2月のバレンタインは日本でもお馴染みですが、春に行われるイースターはあまり知られておらずウサギと卵のイメージくらいしかないのでは?日本語で「復活祭」と呼ばれるイースターはキリスト教徒の多いドイツではとても重要な行事の一つです。ではイースターはどのようなことをするのでしょうか?

今回はドイツでのイースターの過ごし方や流れ、またイースターの時期に訪れたらぜひ参加して欲しいイベントやイースター限定おすすめのお土産などをご紹介いたします。

 

ドイツのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

 

1. そもそもイースターってなに?

イースターとはイエス・キリストが十字架にかけられ処刑されてから3日後に復活したことを祝う行事で、キリスト教徒の多いドイツではクリスマスよりも大事という人もいるくらい重要なイベントの一つです。イースター前の40日間は断食期間となっており、肉や魚、卵などの動物性食品を一切口にしない敬虔なキリスト教徒の人もいるようです。

また、ドイツ語で「オスターン(Ostern)」と呼ばれるイースターはゲルマン神話の春を司る女神「エオストレ(Eostre)」に由来されるとおり、春の訪れを感じることのできるドイツ人にとってうれしいイベントでもあります。

2. ではイースターはいつ?

イースターはクリスマスのように何月何日という決まった日付はありません。公式には「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決まっています。そのため、イースターは3月末から4月末の間で年により変わります。

ちなみに2019年は4月21日、2018年は4月1日とかなりバラバラです。そのためドイツ人もはっきりイースターがこの日!とわかる人は少ないと思いますが、イースター前後は祝日となりますのでカレンダーなどでチェックをしているようです。イースター前後の金曜日や月曜日は祝日となりお店などは閉まりますので、この時期にドイツを訪れる際は注意して下さいね!

3. イースターの流れはどうなっているの?

イースターは実際には前後の日付も合わせた4日間がお祝いの日。まずはイースターの前々日カーフライターク(Karfreitag)、別名聖金曜日と呼ばれる日から始まります。この日はキリストが十字架にかけられて処刑されたといわれており、この日の15時に教会で礼拝が行われます。

またこの日から通常なら時刻を告げる教会の鐘がイースター当日まで鳴らなくなります。翌日カーサムスターク(Karsamstag)では北ドイツなどではイースターファイヤーなどを行い、家族の幸せや健康を祈ります。そして翌日の日曜日は待ちに待ったイースター当日、オースターゾンターク(Osternsontag)です。卵探しをしたり家族や友人と食事をしてゆっくり過ごします。

翌日オースターモンターク(Ostermontag)別名「エマオの日」とよばれており、家族で自然の中を散歩するドイツ人もいるようです。これは復活したキリストがエマオという場所に向かっていた2人の弟子の前に姿を現したためといわれています。

4. ドイツ流イースターの過ごし方とは?

復活と再生を表す卵、そしてそれを運ぶうさぎのグッズなどがお店などに溢れ出す頃、イースターが近づいて来たと感じることができます。ドイツではイースター前後は祝日となるため、旅行に行ったりする人もいますが家族や友人とゆっくり食事などをして過ごす人が多いようです。

その中でも特に欠かせないのが「卵探し」。これはイースター当日にうさぎが家の庭に卵を隠すと言われていることに由来し、チョコレートや小さなプレゼントを家の中に隠しそれを子供が探すというもの。子供が一生懸命になって、家の中や庭をあちらこちら探す姿はとても微笑ましい光景です。

その他にも家族で教会に礼拝に行ったり、北ドイツでは前日の夕方にオースターファイヤーに行ったりして過ごすのがドイツ流ですよ。

5. どんな料理を食べるの?

ドイツでのイースターの際の食事といえば、やはりイースターエッグにちなんだ卵料理。ゆで卵はもちろんのことオムレツやキッシュのような料理を作ります。また、うさぎや羊を使った料理を食べることも。

そんな中でドイツのイースターで欠かせない物、それはやはり「Osternbrot(オースタブロート)」と呼ばれる甘いドライフルーツ入りの丸いパンです。特徴は卵を多く使っているため中が黄色っぽく、上には十字に切れ目が入っています。

最近ではこの伝統的な丸い形だけではなく、うさぎ型や輪っか型など様々な形のオースターブロートがあります。このオースタンブロートは各家庭で作ることもありますが、イースターの時期はあちこちのパン屋さんに並びますので食べ比べなどをしてみてもいいですね。

6. おすすめイベントはどんな物があるの?

もしイースターの時期にドイツを訪れたらぜひおすすめしたいのが「イースターマーケット」。多くの町で開かれるイースターマーケットではイースターに関するさまざまな雑貨や食べ物が売られていて、見ているだけでも楽しいのではないでしょうか?

また北ドイツではイースター前日に集めた小枝を高く積み上げて燃やす「イースターファイヤー」が行われます。家族や友人の健康や幸福を願って燃やされる炎は迫力満点。もちろん旅行者でも参加することは可能ですよ。

その他にもドイツ各地で「卵探しゲーム」や卵の絵付けワークショップなどが行われますので、インターネットなどで検索して参加してみてはいかがですか?

7. イースターの時期ならではのお土産は?

イースターの時期にドイツに来たならぜひ手にいれて欲しい物といえば、やっぱりイースタグッズですね!イースターのシンボルといえばウサギと卵。ウサギは多産、卵は復活を表しているのだとか。そのため町のあちこちで可愛いうさぎの置物や食器、カラフルに絵付けされた色とりどりの卵飾りにお菓子など、いくつも欲しくなってしまう物があふれています。

その中でもお土産にぴったりなのが、イースター限定チョコレート。Ostereier(オスターアヤー)と呼ばれるチョコクリームなどをワッフルで挟んだお菓子はサックリとしていて、食べやすいのでおすすめです。

またうさぎ型や卵型、中のチョコクリームをスプーンで食べる卵型チョコなどイースター限定チョコは種類も豊富。特に「Milka(ミルカ)」や「Lindz(リンツ)」などは美味しく味のバラエティも多いので、自分で味比べしてもいいですしお土産としてプレゼントしてもきっと喜ばれると思いますよ!

 

まとめ

イースターはキリスト教の行事であるとともにドイツの長く暗い冬の終わりを告げる嬉しいイベントです。そんなイースターはドイツ人にとって家族や友人と過ごし絆を深める大事な時間。可愛らしいウサギやカラフルな卵があふれているドイツを訪れてみませんか?

 

ドイツのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

1. そもそもイースターってなに?

2. ではイースターはいつ?

3. イースターの流れはどうなっているの?

4. ドイツ流イースターの過ごし方とは?

5. どんな料理を食べるの?

6. おすすめイベントはどんな物があるの?

7. イースターの時期ならではのお土産は?

 

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