お疲れ様です等ビジネスで使う超便利な中国語10フレーズ!

中国にビジネスで出張する方や、中国に駐在する事になり中国語を学び始める方も昨今多くなってきましたよね。特に仕事の現場では、的確に中国語でコミュニケーションするだけでなく、「お疲れ様です」「お世話になっております」など、普段日本語でさりげなく使うフレーズも、相手の文化に合わせて、自然な言い回しを使う必要があります。

そこで今回は、日本でよく使われるビジネス用語を、中国ではどのように使われているか、例を交えてご紹介します。カジュアル表現との差や、文化の違いなど、言葉の背景に隠れた価値観の差などにも触れつつ解説していきます。

 

お疲れ様です等ビジネスで使う超便利な中国語10フレーズ!

 

1. 辛苦了 / シン クー ラ / お疲れ様です

日常生活の中で多用される中国単語ですが、勿論ビジネスの現場でも使われています。日本の漢字と全く同じ三文字で構成されていますから、日本人なら見ただけで意味合いをご想像できると思います。”辛く苦しかったですね!”と書いて、「お疲れ様です(した)」の意味になります。

この言葉の前後に人称名刺をつけると更に誰に対して言っているのか明確になると共に丁寧になります。目の前にいる貴方に伝えるのであれば、「您辛苦了」、又は「辛苦您了」と言います。

 

2. 一直受您照顾 / イー ジー ショウ ニン チャオフ / いつもお世話になっております

”いつも”は、毎回と言うよりも、以前からずっと継続的にという意味の「一直」で表現します。「受」は日本語と同じで”受ける”という意味です。「您」は”貴方”の丁寧語です。「照顾」は、”ご愛顧を賜る”という意味で、ご愛顧を照らすと書いた単語です。

これらを繋げて、”以前からずっと貴方様にはご愛顧を賜っております”となります。つまり、”いつもお世話になっております”という意味です。

 

3. 请多关照 / チン ドゥオ グァン チャオ / よろしくお願い致します

日常生活の中で多用される”よろしくお願いします”の用法です。”よろしくお願いします”は、場面に応じて様々な言い方がありますので、「よろしくお願いしますを中国語で言おう!場面別10フレーズ!」も合わせて確認することをおすすめします。

 

4. 喂 / ウェイ/ もしもし

日本語で”もしもし”は、”もし”を二度繰り返しますが、中国語の場合は「喂」を二度繰り返しません。「喂」とだけで”もしもし”の意味ですが、会社の場合は「喂,你好,○○」と言う場合が一般的です。「你好」は”こんにちは”の意味で、○○の部分は会社名です。つまり、一般的な用法としては、”もしもし、こんにちは、○○会社です”という言い方です。

 

5. 让我商量 / ラン ウォー シャンリャン / ご相談させて下さい

「让」は英語のLet。「我」は私。「商量」は相談。繋げると”私に相談して下さい”となります。逆に、「我」の部分を、”貴方”を丁寧に表現する「您」とすると、「让您商量」となって、”貴方に相談させて下さい”となります。「商量一下」と言って、”少し相談してみましょう”と言う言い方もできるかと思います。「一下」は”少し”という意味です。

 

6. 衷心地祝大家幸福 / チョンシン ティ チュー ダージャ シンフ / 皆様のご多幸を心からお祈りしております

「衷心地」は”心から”、「祝」は”お祈りする”、”願う”、「大家」は”みなさん”、「幸福」は日本語と同様の”幸福”です。繋げると、”皆様のご多幸を心からお祈りしております”と言う意味になります。「我衷心祈祷大家幸福」(ウォー チョンシン チーダオ ダージャー シンフ)=”私は皆さんの幸福を心からお祈りしております”という言い方もあります。

 

7. 知道了 / チーダオ ラ / 承知しました

この単語の一般的に多用する中国語の一つです。この単語の他に、「明白了」(ミンバイ ラ)、「了解了」(リャオジエ ラ)という言い方もできます。超簡単に”わかった!”という場合は、「好了」(ハオ ラ)という言い方もありますが、これはかなり緩い言い方ですから、ビジネス用語としては軽い印象になります。同僚や部下等に軽く言う場合は「好了」でも構いません。慣れて来ると自然に使い訳ができる様になると思います。

 

8. 麻烦您 / マーファン ニン / お忙しいところ恐縮ですが

「麻烦」は、”煩わしい”、”面倒臭い”と言う意味で、後ろに二人称名詞の「您」をつけて、”貴方にお手数をお掛けして”と表現し、”お忙しい所恐縮ですが”の意味に使います。”貴方に面倒臭い事を上げてしまう”という言い方で、「给您添麻烦了」と言う表現もあります。

 

9. 不是那样的/ ブー シー ナヤン ダ / そういうつもりではありませんでした(誤解を解くために)

直訳すると”その様ではありません”となります。そうでは無い事を伝える表現です。慣用句ではありません。更に、誤解を招いているのならば、それが誤解だと言うべきで、「这个是误会」(チェー ガ シー ウーフイ)と言いましょう。「这个」が”これ”、「是」は”は”、「误会」は”誤解”の意味です。

日本人と違って、中国の国民性は個性がはっきりしていて、物事もはっきり言いますから、誤解があったのなら、それは誤解だときちんと伝えるのが宜しいです。

 

10. 非常抱歉 / フェイチャン バオチェン / 大変申し訳ありませんでした

何かまずい事を起こしてしまい謝る場合、御免なさいと謝罪するのは「対不起」(トゥイ ブ チー)と言います。この言葉は、完全に自分に非があって、謝る場合の言い方で、中国の皆さんは多用しません。

日本人は、何かあると、ついつい”すみません”と謝る習性がありますが、中国では謝るのは完全に非がある場合ですから、日本的な感覚で”すみません”のつもりで「対不起」を使うと、完全に何か悪い事をしたんだと思われる節があります。日本的な軽い意味での”すみませんが”という場合は、「不好意思」(ブー ハオ イー スー)を使って下さい。

なお、オフィシャルな意味で、丁寧に謝る場合の言い方が、「非常抱歉」です。

 

まとめ

いかがでしたか?
初歩の中国語は、簡単な単語を発する事から初めてみましょう。文章にならなくても、単語を知っているのなら、それだけでも言葉にすると、中国の方々は喜んで受け入れてくれる筈です。ビジネスでもプライベートでも、肝心な事は良好なコミュニケーションです。通訳に頼ったり、日本語や英語しか話さないのではなく、郷に入らば郷に従えです。

来日した外国の方が、下手でも日本語を話してくれると嬉しいものです。その反対も同じです。中国で日本人が下手でも中国語を話せば、好意的に感じてくれます。先ずは職場で、相手先で、今回ご紹介したフレーズのどれかを使ってみて下さい。

 

お疲れ様です等ビジネスで使う超便利な中国語10フレーズ!

1. 辛苦了 / シン クー ラ
お疲れ様です

2. 一直受您照顾 / イー ジー ショウ ニン チャオフ
いつもお世話になっております

3. 请多关照 / チン ドゥオ グァン チャオ
よろしくお願い致します

4. 喂 / ウェイ
もしもし

5. 让我商量 / ラン ウォー シャンリャン
ご相談させて下さい

6. 衷心地祝大家幸福 / チョンシン ティ チュー ダージャ シンフ
皆様のご多幸を心からお祈りしております

7. 知道了 / チーダオ ラ
承知しました

8. 麻烦您 / マーファン ニン
お忙しいところ恐縮ですが

9. 不是那样的/ ブー シー ナヤン ダ
そういうつもりではありませんでした(誤解を解くために)

10. 非常抱歉 / フェイチャン バオチェン
大変申し訳ありませんでした

 


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