ブラジル国旗を徹底分析!国旗が持つ7つの秘密とは?

ブラジル国旗を徹底分析!国旗が持つ7つの秘密とは?

ブラジルの国旗についてあなたはどんなことを知っていますか?サッカーやバレーボール等、様々なスポーツで強豪国として世界大会に参加しているので、スポーツ観戦をしているとよく見かける国旗ですよね。今回は、ブラジル国旗について、その裏に隠された面白エピソードをご紹介したいと思います。

 

ブラジル国旗を徹底分析!国旗が持つ7つの秘密とは?

 

1. 色の意味

ブラジル国旗と言えば、パッと目を引く緑と黄色と青の色ですよね。金と緑の旗という意味で「アウリヴェルジ」(Auriverde)と呼ばれています。緑色と黄色はブラジル皇帝であるペドロ1世のブラガンサ家とその王妃・マリアレオポルディナのハプスブルク家の象徴です。中央の青い円と星は共和制が樹立された1889年11月15日のリオデジャネイロの空を表しています。しかし子供に教えるときや一般的に知られている意味は、緑色はブラジルの豊かな緑、アマゾンを表し、青は空、白の帯は平和、黄色は昔豊富にあった金と鉱物を表していると言われることもあります。

 

2. デザインの意味

上記でも述べた通り、中央の青い円と星は共和制が樹立された1889年11月15日のリオデジャネイロの空を表していて、円内の27個の星は26のブラジルの州と1連邦直轄区を表しており、アメリカの様に州が増えるたびに星の数も増えます。中央の白い帯は黄道を表しており、「ORDEM E PROGRESSO」(秩序と進歩)とポルトガル語で記されています。黄色のひし形は「母」を意味し、母なる大地、母のように国民を守る象徴として採用されました。

 

3. 現在の国旗になるまで

1889年11月15日にブラジルで帝政が倒され共和制が成立すると、新国旗に関する議論が行われ、新政府の財務大臣ルイ・バルボーザはアメリカの星条旗を元に新国旗を発案しましたが、デオドロ・ダ・フォンセカ大統領にあまりにも星条旗に似てるため反発し、拒否権を発動したため4日間しか使用されませんでした。その代わりに帝政時代の国旗を元に、現在の国旗が作られました。当時のブラジルは21州だったため、星の数も21個が描かれました。ちなみにすべての州にも州旗があり、各市にも旗があります。更には大統領旗、副大統領旗、軍艦用国籍旗もあります。

 

4. 中央の文字

ブラジルの国旗は世界でもあまりない、文字が書かれている国旗で「ORDEN E PROGRESSO」(秩序と進歩)はフランス人哲学者オーギュスト・コントの言葉で、これは当時の共和国政府首脳陣の多くが実証主義者だったため、それを反映したとされています。

 

5. 星が意味するもの

星の数が州の数を意味しますが、アメリカと違うのはどの星がどこの州のものかが決まっていて、星座になぞらえて表されていることです。例えば、

アマゾナス州:プロキオン/こいぬ座
サンパウロ州:みなみじゅうじ座α星/みなみじゅうじ座
リオデジャネイロ州:みなみじゅうじ座β星/みなみじゅうじ座

といった感じで全ての州に割当てられています。

 

6. ブラジル国旗の日

ブラジルでは汚れたり破れたりした国旗は掲げてはいけません。そういった国旗は軍に渡し、「ブラジル国旗の日」(Dia da Bandeira)に燃やされて処分されます。その日は国旗について学んだり、セレモニーが行われるところもあります。

 

7. 国旗大好き!!

ブラジル人は国旗が大好き☆ワールドカップやオリンピックの時はもちろんのこと、普段の生活でもたくさん目にします。洋服や小物、タオル、キーホルダー、マグネットなど、各家庭に絶対一つはブラジル国旗モチーフのものがあります。日本ではありえないですよね。

 

まとめ

いかがでしたか?
日頃目にする国旗にも深い歴史や意味が含まれているんですね。ブラジル国旗は州を表す星が星座にちなんでいたり、ラテンの国らしくロマンチックな一面もありましたね!!国旗のように、秩序を守り進歩していく国になっていって欲しいものです。

 

ブラジル国旗を徹底分析!国旗が持つ7つの秘密とは?

1. 色の意味
2. デザインの意味
3. 現在の国旗になるまで
4. 中央の文字
5. 星が意味するもの
6. ブラジル国旗の日
7. 国旗大好き!!

 


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