モスクワの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

モスクワの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

これから初めてのモスクワ旅行!準備を始めてまず気になるのは「通貨」「物価」ではないでしょうか。そこで今回は、ロシアの通貨の話から、モスクワの物価事情、さらにモスクワで買うとトクするモノや損するモノまで、旅行前に知っておくと役立つ7つの情報をご紹介します。

 

モスクワの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

 

1. ロシアの通貨って何だっけ?

モスクワを首都とするロシアの通貨は「ルーブル」。日本ではあまり一般的ではない通貨ですよね。それもそのはず、ロシアのルーブルは2005年まで、国外への持ち出しを禁止されていたのです。ということは、2005年にルーブル国内持ち出しが解禁されるまでは、日本の銀行や成田空港で日本円をルーブルに両替して・・・ということも、実は不可能だったのです。現在は、日本円からルーブルへの両替が、日本国内でも出来るようになりました。

 

2. モスクワの物価の傾向

モスクワは数年前に「世界で最も物価の高い都市」の一つに数えられたことがあり、物価は総じて高めです。ロシアの通貨ルーブルは非常に為替変動が激しい通貨で、急激に下落してルーブル安になると、その影響で輸入品の価格が値上げされます。それに便乗して国内生産品も値上がり、再びルーブルが安定したとしても値下げは基本的にありません。そのため物価はずっと右肩上がりで、一般的なモスクワ市民の悩みの種になっています。しかし旅行者にとっては、物価そのものよりも日本円との交換レートが気になるところではないでしょうか。ルーブルは時に大きく下落することがありますが、この状況は海外からの旅行者にとっては有利に働きます。例えば2014年秋、それまで1ルーブル=約3円だった為替レートが大きく動き、約3ヶ月の間に1ルーブル=2円にまで下がりました。現在(2015年12月)、1ルーブル=1.8円ですので、そこからさらに下がっています。

 

3. 食事代の目安は?

モスクワは首都なので、ロシア国内の他の都市に比べると食事代は高めです。目安としては、平均的なレストランやカフェでカジュアルな食事をする場合、ランチで一人当たり350〜500ルーブル、ディナーで1500〜2000ルーブル、プラス飲み物代といったところです。旅行者でも入りやすい、ガイドブックに載っているレストランの中でも高級店に行く場合は、だいたい上記の2〜3倍を心づもりしておけば良いでしょう。チップの相場はだいたい5〜10%。実はロシアはもともとチップの習慣がないので、必ず置かなければならないというわけではありません。しかし時々、レシートにサービス料の項目がないにもかかわらず、料金のきっちり10%のチップを要求してくる勘違いウェイターも…。そんなことでロシア語でもめて嫌な思いをするくらいなら、最初から10%と決めて払ったほうが面倒がない、という考え方もありますね。

 

4. 観光にはどのくらいの費用が必要?

モスクワ市内の主な観光スポットの入場料は、日本より若干安いくらいと考えておけば良いでしょう。たとえばモスクワ滞在中にほとんど旅行客が訪れるクレムリンの場合、城壁内への入場料500ルーブル、武器庫(帝政時代からの宝物や馬車などが展示してあります)入場料700ルーブル。また、市内の主な美術館は400ルーブル前後のところが多いです。これらの施設入場料も、物価の変動に伴って、わりと頻繁に値上げされます。

 

5. 交通費の目安は?

モスクワ観光をするにあたって、旅行者が最も利用しやすい交通機関が地下鉄だと思います。この地下鉄の料金は非常に安く、全線どこまで乗っても50ルーブル、回数券で買うとさらに割安になり、駅構内の自動販売機で買うことのできる5回券は、180ルーブルです。この良心的な運賃のモスクワ地下鉄ですが、実は過去をさかのぼると急激に値上げされていることがわかります。3年前の2012年、地下鉄の運賃は1回あたり25ルーブルだったのです。モスクワでは公共交通の運賃の値上げが、目立ったアナウンスもなく突然行われることが多いので、「ガイドブックに載っている乗車料金と違う・・・」ということが時々あるのを覚えておいてくださいね。

 

6. モスクワで買うと安いもの・モスクワで買うと高いもの

旅行の楽しみといえばお土産のショッピング。特にロシアのものは日本にはあまり入ってこないので、珍しいものを日本に買って帰りたい!という方も多いのではないでしょうか。ロシアの国産品、特に食品や日用雑貨系のものは、どれも日本では手に入りにくいし買えたとしても高価なので、気になるものを見つけたら買っておくとよいでしょう。とくにおすすめはハチミツ!日本では小瓶でも1000円近くするようなハチミツも、同じ値段で1キロ前後も買えますよ。ロシアのハチミツは品質が良くて種類も豊富なので、お土産にも自宅用にもぴったりです。またマトリョーシカに代表される工芸品のお土産は、モスクワの中心部から10キロほど離れたところにあるお土産市場が安く、交渉次第で半額近くまで値切れることも!モスクワ市内のお土産店が仕入れに来ている場所なので、豊富な品揃えの中から楽しくお買い物できますよ。逆にお勧めしないのが、ブランド品のショッピング。日本の路面店で購入する以上に高価なものがほとんどで、関税を差し引いてもあまりメリットがありません。例外は、7月と1月のバーゲンシーズン。日本ではバーゲンにならないブランドが、モスクワでは割引されていることが、ごく稀にあります。時間がない旅行者には、やっぱりデパートが便利。赤の広場に面した「グム百貨店」や、ボリショイ劇場近くの「ツム百貨店」には一通りの有名ブランドが網羅されています。ただし、いくら「値切りが基本」のモスクワとはいえ、デパートではいくら値切っても結果は望めないでしょう。

 

7. 現地通貨の準備のしかた

では旅行前、ロシアルーブルはどのように準備すればよいのでしょうか?日本の銀行や成田空港の両替カウンターは、非常にレートが悪いのでおすすめしません。モスクワの空港からホテルに着くまでに必要と思われる少額を準備するのは良いと思いますが、滞在費すべてを日本国内で両替していくのはやめたほうが良いです。もっともおススメの方法は、滞在費を米ドルまたはユーロで現地に持っていき、モスクワ市内で両替することです。日本人の感覚では「慣れない旅行先で銀行を探して両替するなんて面倒…」と思ってしまいますが、モスクワには日本と違い、街中のあちこちに両替屋があります。レートを表示した電子掲示板が出ているので、両替屋だとすぐわかり、旅行者でも使いやすいです(パスポートの提示を求められることがあります)。ちなみにロシア人には、お給料をもらうとルーブルから米ドルに両替しておく、という人が少なくありません。ルーブルは急激に下落することが時々あるので、こまめな両替でリスクヘッジをしているようです。なお、モスクワで日本円からロシアルーブルの両替が出来る場所は非常に限られますので、気を付けてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?
旅行前には現金の準備や滞在費用の計画など、やるべきことがたくさんありますよね。この記事が少しでもあなたの旅支度の参考になれば嬉しいです。では、楽しい旅を!

 

モスクワの物価を徹底分析!旅行前に知るべき7つのポイント

1. ロシアの通貨って何だっけ?
2. モスクワの物価の傾向
3. 食事代の目安は?
4. 観光にはどのくらいの費用が必要?
5. 交通費の目安は?
6. モスクワで買うと安いもの・モスクワで買うと高いもの
7. 現地通貨の準備のしかた

 


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