タイのバレンタインデー!在住経験者に聞く7つのおもしろ知識!

昔からタイにもバレンタインデーは存在しています。しかし、タイと日本のバレンタインデーには大きな違いがあるんです!中高生だけの習慣もあります。

そこで今回は、タイと日本のバレンタインデーを比較しながら、両国の違いやおもしろ豆知識をお伝えしていきます。それでは、タイのバレンタインデーはどんな感じでしょうか?7つのおもしろ豆知識!を見ていきましょう!

 

タイのバレンタインデー!在住経験者に聞く7つのおもしろ知識!

 

1. プレゼントを贈るのは男性!

日本のバレンタインデーといえば、女性から男性にチョコレートを贈る日として定着しています。

バレンタインデーが近づくと、デパートやスーパーにチョコレートの特設売場ができはじめ、バレンタイン一色の雰囲気になります。女性は本命チョコや義理チョコの準備に忙しくなり、男性は「今年はいくつチョコがもらえるだろうか?」と、ドキドキと落ち着かない日々を過ごす事となります。あなたも身に覚えがありますよね。

そんな日本のバレンタインデーとタイのバレンタインデーは正反対です!タイでは、男性が女性にプレゼントを贈ります!この習慣を知らなかった筆者は、当時日本との違いに驚いたものです。

2. プレゼントはバラとクマのぬいぐるみ?

さて、気になるのが贈り物です。日本ではチョコレートですが、タイでは男性が女性にバラを贈ります。バラの種類は、定番の赤いバラです。バレンタインが近づくと、お店にはたくさんの赤いバラが売られています。

また、赤いバラと一緒に、クマのぬいぐるみを贈る習慣があります。「なんでクマのぬいぐるみ?」とあなたも思いましたか?筆者も最初は意味が分かりませんでした。実はタイでは、人生の節目にクマのぬいぐるみを贈る習慣があります。例えば、学校を卒業する時なども、クマのぬいぐるみが贈られるのです。

3. バレンタインデーは入籍する人が多い?

2月14日のバレンタインデーは、タイで一番入籍するカップルが多いと言われています。いつの間にか国民の間に根付いた習慣です。そして、その場所として人気なのが、「バーラック」という日本語で「愛の街」という意味の場所です。愛の街で愛を誓って入籍する、とてもロマンティックですよね。

もしあなたがタイ人の女性と結婚するのであれば、「バーラック」に行けなくとも、バレンタインデーを入籍日に選ぶと、喜んでくれること間違いなしです!因みに、この習慣のお陰でお役所は大忙しだそう。こればっかりは、仕方ない問題ですね。

4. カップルはプレゼント交換も!?

入籍はしないカップルは、男性がバラとクマのぬいぐるみを送るだけでなく、プレゼント交換をすることも多いです。その際のプレゼントには、渡してはいけないものがあります。それを知らずにプレゼントしてモメる、ということがないように覚えておきましょう!

まず、「ハンカチ」です。ハンカチは「悲しいことがおきますように」という意味で伝わってしまいます。次に「ガラス製品」です。「割れたらおしまい」という意味があるため喜びません。

また定番である「香水」には、「香りが消えるとともにその恋も終わり」という意味があり、「ブローチ」には「針が痛みを与える」と信じられています。

最後に「黒い服」は、喪服の意味合いがあるのでNGです。このように、プレゼントを渡す時には注意が必要です!

5. 義理バラはありません!

日本では、恋愛感情の伴わない異性に対して、日頃の感謝を伝える義理チョコという習慣があります。しかし、タイに義理バラという習慣はありません。日本の習慣と同じように義理バラなんて贈ってしまうと、「この人は自分に好意を抱いている」と勘違いが生まれます。くれぐれも誤解を生まないように注意しましょう。ただし、タイには日本企業も多く進出していますので、日系の会社ではチョコを義理配る場合もあります。

また、日本では友人同士でチョコを渡し合う友チョコという習慣も最近ではあります。もちろん、タイに友バラという習慣もありませんので、注意しましょう。バラの花を送る相手は、本命の人だけです。

6. 学生はシールを貼りあう?

さて、ここまでに紹介してきたのは、「大人のバレンタインデー」の話です。これが学生になると、また変わります。

タイの中高生の間では、好きな異性の制服にハート形のシールを貼ります。そして、貼るのは男子から女子でも、女子から男子でも、どちらもオッケーです。つまり、人気のある子の制服は、シールの貼り場がないくらいにシールだらけになります。

なお、人気のある男子生徒や女子生徒には、休み時間や放課後に行列ができるそうです。反対に、シールの無い子は一目で分かります。これはモテない子には厳しい日ですね。

因みに、この習慣はここ20年前には既に存在していたようです。バレンタインデー時期、ギフトショップに売っている一番安い商品がハート型のシールです。誰がはじめたのか分かりませんが、その手軽さ故に中高生の間で広がっていき、習慣になったと言われています。もちろんシールだけでなく、好きな女性にバラを渡す中高生もいます。

7. ホワイトデーはありません!

日本の3月14日は、バレンタインデーにチョコレートを貰った男性が、そのお返しに女性へお菓子を贈るホワイトデーです。タイでもバレンタインデーがあるのだから、当然ホワイトデーもあるでしょ!次こそ、女性が男性にチョコレートでも送るんじゃないの?と思うかもしれませんが、タイにホワイトデーはありません。

そもそもホワイトデーという概念がなく、言葉を聞いたことがある人もいませんでした。しかし、バレンタインデーのお返しで、一緒に食事に行ったり、何かプレゼントをあげる、という女性もいます。ホワイトデーはありませんが、お返しに関しては人それぞれのようです。

 

まとめ

タイと日本のバレンタインデーの違いに、きっと驚かれた事と思います。日本では女性から告白ができる日という事で浸透していったバレンタインデーですが、タイのバレンタインデーは逆でしたね。男性が女性に情熱的な想いを伝えるロマンティックな日でした。

また、学生の間でシールを貼り合う習慣は、モテない子の心境を考えると残酷ですね。バレンタインデーは国によって千差万別の日のようです。

 

タイのバレンタインデー!在住経験者に聞く7つのおもしろ知識!

1. プレゼントを贈るのは男性!

2. プレゼントはバラとクマのぬいぐるみ?

3. バレンタインデーは入籍する人が多い?

4. カップルはプレゼント交換も!?

5. 義理バラはありません!

6. 学生はシールを貼りあう?

7. ホワイトデーはありません!

 


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