ノルウェーのバレンタインデーはどんな感じ？6つのおもしろ豆知識！

(Elin B)

2月のイベントと言うとバレンタインデーですよね。日本だと男性も女性もそわそわしながら迎える日です。北欧の地、ノルウェーもバレンタインデーはあります。ただ、ノルウェー人にとってバレンタインデーは馴染みの無いイベントなんです。そこで今回は、現地在住の筆者が、ノルウェーのバレンタインデー事情についてご紹介します。

ノルウェーのバレンタインデーはどんな感じ？6つのおもしろ豆知識！

1. ノルウェーのバレンタインデーは最近の話

ノルウェーでは、もともとバレンタインデーと言うのはなかったそうです。西欧の影響で、ここ最近始まったそうです。ノルウェー人の50代以上の方は馴染みがなく、昔は何もなかったそうです。今のカレンダーにはちゃんと2月14日に”Valentinstag”(バレンタインズデー)と書いてあります。
筆者は20代ノルウェー人女性にもバレンタインデーについて聞きましたが、反応も悪く、「あーカップルがディナーでも食べに行く日じゃないの？アメリカの影響で始まったと思うけど、いまいち何する日なのかわからないのよね。」という返事でした。そんな歴史が浅いので、町中のお花屋さんやジュエリーショップなどのお店側が赤やピンクのポップを使って、「バレンタインデーには、お花/ジュエリーを送ろう！」と、バレンタインデーを盛り上げているように見受けられます。

2. バレンタインデーは何をする？

最近の定番は主にカップルと夫婦たちが、レストランでディナーを楽しみます。それでも、バレンタインデーの特別のメニューや演出があるわけでもありません。男性側がプレゼントのサプライズを用意したりと、出来るだけロマンチックな1日になるように心がけるそうです。男性側がリードするようですが、まだ模索中のようです。

3. 何を贈るの？

バレンタインデーはカップルの日と言うイメージが強いのですが、お互いにプレゼントを贈るのではなく、贈るのは男性側です。これはなぜか決まっているようです。定番になっているのは、お花とチョコレートとメッセージカードです。お花の中でも赤のバラが多く、本数によって愛の証が違うそうです。これもお花屋さんのバレンタイン商戦の一つだなと思います。
ちょっと愛情表現にシャイなノルウェー人にとってはうってつけです。そして、チョコレートも定番ではありますが、日本のように特設会場と言ったものはありません。このチョコレートがバレンタインデーを象徴する、と言ったこともまだ確立していません。いつものチョコレートでいいんです。そして、お花とチョコレートと一緒にメッセージカードを渡します。お花屋さんが小さなメッセージカードとつけてくれることもあり、そこに一文書きます。メッセージカードを買う人もいますが、誕生日カード、クリスマスカードのようにバレンタインデー用のカードの種類はまだまだあまりないので、ここでもお花屋さんの小さなメッセージカードが大活躍しています。

4. 告白はする？

すでにカップルや夫婦がこの日を過ごす日なので、男性からも女性からも勇気を出して告白する日っていう日ではないようです。ですが、なぜかプロポーズをする人が年々増えているそうです。愛の告白よりもプロポーズの方がそれこそ一大イベントです。やはり、バレンタインデーっていうだけで、なぜか背中を後押ししてくれるようですね。

5. 日本との違いは？

・ホワイトデーはあるの？
バレンタインデーの日は男性側からプレゼントを女性にあげるのですが、残念ながらホワイトデーのようにお返しの日と言うのはないそうです。女性は何もしなくていいのでラッキーですね。
・義理チョコはあるの？
ありません。友人や家族にあげることもないそうです。同僚にあげるなんてはもってのほかです。逆にあげてしまうと、勘違いされてしまうかもしれないので、要注意です。それにしても日本と違って女性は何もしなくてもいい日なんです。

6. 実際はまだまだ浸透していないバレンタインデー

定番と言われるものをいくつか書きましたが、実際はまだまだバレンタインデーが浸透していないので、たとえカップルでも去年はサプライズがあったのに、今年は何にもなしっていうのも普通のようです。ですので、女性側は期待しないことが良いようです。ただ、男性側は何かロマンチックな事をしたいとは思っているそうです。

まとめ

いかがでしたか？
日本とは全く違うバレンタインデーでびっくりしたと思います。アクションを起こす側も違いますし、何よりもまだ浸透していないっていうのが、日本では信じられないと思います。逆に言うと、日本のバレンタインデーは他の国と比べても早くから確立していたと言うことだと思います。ノルウェーでは、年々メディアでのバレンタイン特集やバレンタイン商戦がヒートアップしているので、今後どう変化して行くか楽しみではあります。

ですので、毎年のバレンタインデーから目が離せません。日本のバレンタインデーを経験している日本人女性にとっては何もしなくてよくて、むしろ男性側からサプライズがあったりと、良い一日になります。あ、それでも期待はしてはいけませんよ。