ドイツのバレンタインデーはどんな感じ？6つのおもしろ豆知識！

(flickr By Sascha Kohlmann)

ドイツでも近年、バレンタインデーをお祝いするようになりました。しかし、日本とは大きな違いがあるんです！今回は、ドイツと日本のバレンタインデーを比較しながら、両国の違いやおもしろ豆知識をお伝えしていきたいと思います。それでは、ドイツのバレンタインデーはどんな感じ？6つのおもしろ豆知識！を見ていきましょう！

ドイツのバレンタインデーはどんな感じ？6つのおもしろ豆知識！

1. 実は日本よりも歴史が浅い？

日本では約60年の歴史があるバレンタインデー。この時期になると、街のデパートを始め、お菓子売り場などではバレンタイン一色になりますね。女性は本命チョコと義理チョコの購入に忙しい時期です。この日を楽しみにしている男性もたくさんいるのではないでしょうか？うって変わって、ドイツのバレンタインデー、実は日本よりも歴史が浅く、まだ始まってから30年程です。ドイツでは多少の宣伝等は目にするものの、日本程の賑わいは感じられません。デパートやお菓子売り場などでもバレンタインデーのためのチョコレートをほんの少し見る程度。これもまだ定着して間もないからということでしょうか。もしかしたら、数十年後にはバレンタインデーがもっと盛り上がっているかも！？

2. プレゼントを贈るのは男性！

ドイツのバレンタインで日本と決定的に違うところは、男性が女性にプレゼントを贈るというところです。これは日本と真逆ですね！男性から女性へというところからも、ドイツのバレンタインデーが日本のようなお祭りムードにはならない理由が垣間見えてくるような気がします。筆者もドイツへ来たばかりの頃は、男性から女性にプレゼントを贈るという違いにビックリしたものです。

3. プレゼントは花束が主流！

バレンタインと言えば、チョコレートですよね！実はここドイツ、チョコレートを世界一消費する国と言われています。チョコレートの種類やメーカーもたくさんありますし、なんといっても美味しい！日本へのお土産にチョコレートを買っていくと、とても喜ばれますよ！ただし、日本へのお土産は秋～春のシーズンのみをお勧めします。筆者が夏の一時帰国の際、チョコレートを買って日本に帰ったら、暑さでドロドロに溶けてしまって大変でした。
そんなチョコレート大国ドイツなら、バレンタインチョコはすごいに違いない！と思っているあなた、実はドイツではバレンタインにチョコレートを贈る習慣はありません。近年、ドイツのチョコレートメーカもバレンタインデーのために可愛い包装をしたチョコレートを売り出して頑張ってはいるのですが、ここドイツの男性達が買うのは花！バレンタインデーに真っ赤なバラの花束なんて貰ってみたいものですね！

4. 愛の告白はしません

日本では、バレンタインデーとは女性が男性に愛の告白をする勇気のもらえる日ですよね。ドイツでは、男性が想いを寄せる女性にプレゼントをもって愛の告白をする日・・・というわけではありません。バレンタインデーは男性がパートナーや奥さんに日頃の感謝を伝える日と言われています。そのため、日本とドイツのバレンタインデーの考え方自体がもう全く別のもののようです。ドイツではバレンタインデーはカップルまたは夫婦のための日ということもあり、シングルの方は特になにもしないようです。

5. 義理チョコはありません

義理チョコという考え方自体がドイツにはないように思います。バレンタインデーはカップルまたは夫婦のための日ということもあり、もしあなたが友達のドイツ人に義理チョコを贈った場合、変な誤解が生まれてしまうことがあるかもしれませんよ！？気をつけてくださいね！

6. 何もしないカップルも結構います…

実はドイツではバレンタインデーを楽しむかどうかは人によりけり。パートナーや奥さんに素敵なプレゼントやサプライズを用意して張り切っている人もいるし、特に何もしない人もいます。張り切る人はバラの花びらを使って部屋を飾ったり、食事を作ってくれるなんて事もあるそうで、うらやましい限りですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
バレンタインデーに対するドイツ人と日本人との温度差にきっと驚かれた事と思います。ドイツにバレンタインデーが定着するのはもうすこし時間がかかりそうですね。実はドイツ人とバレンタインデーの話をした時に、彼は「えっ日本では女性から男性にプレゼントを渡すの！？」とビックリするとともに、「うらやましい～ドイツもそうならないかな～」と冗談まじりに言っていました。女性から告白ができる日という事で日本に浸透していったバレンタインデーですが、国によってバレンタインデーのあり方は千差万別のようですね。